以前ご紹介した記事の中で、「テンバガー(10倍株)候補銘柄のスクリーニング!2020年5月時点での有望株は?」として、テンバガー候補の銘柄を21銘柄+5銘柄の計26銘柄をご紹介しました。
2020年5月にテンバガー候補としてスクリーニングをかけたもので、小型成長株が中心が選出されましたが約6か月がたった現在の株価推移がどうなっているのか検証することにしました。
半年でテンバガー(10倍株)になることは難しいですが、今後テンバガーとして成長するのか、見えてくる部分もあると思いますので見ていこうと思います。
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【検証】テンバガー候補の半年後の株価推移!10倍株への兆しはあるのか?
テンバガースクリーニングの条件
おさらいにはなりますが、テンバガー候補としてスクリーニングしたのは、下記の条件となります。
詳しいテンバガー候補の見つけ方の記事はこちらをご覧ください。
テンバガー候補の見つけ方は前回記事に詳しく掲載していますが、スクリーニングのポイントは以下の5点。
- 売上高成長率が20%以上
- 売上高営業利益率が10%以上
- 時価総額が500億円以下
- オーナー企業であること
- 上場から5年以内
1・2・3はSBI証券などのスクリーニング機能で検索することができます。
4と5のポイントについてはスクリーニングにかけることができませんでしたので、スクリーニングしたものの中から四季報の株式欄と上場日欄をチェックし、10倍株候補を絞りました。
2020年5月時点テンバガー候補の株価推移
では、5月時点でスクリーニングした銘柄の株価推移を見てみましょう。
コード | 銘柄名 | 5月時点株価 | 11月時点株価 | 増減 | 増減率 |
3550 | スタジオアタオ | 408 | 457 | 49 | 1.12 |
3929 | ソーシャルワイヤー | 668 | 815 | 147 | 1.22 |
3985 | テモナ | 697 | 1437 | 740 | 2.06 |
4397 | チームスピリット | 2,480 | 2385 | -95 | 0.96 |
4424 | Amazia | 4,100 | 2977 | -1,123 | 0.72 |
4427 | EduLab | 3,770 | 7630 | 3,860 | 2.02 |
4429 | リックソフト | 5,670 | 4255 | -1,415 | 0.75 |
4431 | スマレジ | 3,095 | 4500 | 1,405 | 1.45 |
4441 | トビラシステムズ | 1,694 | 1575 | -119 | 0.93 |
4446 | Link―U | 1,734 | 1657 | -77 | 0.96 |
4449 | ギフティ | 1,526 | 2940 | 1,414 | 1.93 |
6182 | ロゼッタ | 3,095 | 2191 | -904 | 0.71 |
6184 | 鎌倉新書 | 1,136 | 1240 | 104 | 1.09 |
6194 | アトラエ | 2,980 | 2842 | -138 | 0.95 |
7033 | マネジメントソリューションズ | 984 | 1462 | 478 | 1.49 |
7047 | ポート | 682 | 645 | -37 | 0.95 |
7049 | 識学 | 1,003 | 1490 | 487 | 1.49 |
7069 | サイバー・バズ | 3,580 | 2989 | -591 | 0.83 |
9272 | ブティックス | 1,680 | 2053 | 373 | 1.22 |
9279 | ギフト | 1,257 | 1890 | 633 | 1.50 |
9450 | ファイバーゲート | 1,370 | 2017 | 647 | 1.47 |
続いて、すべての項目には当てはまっていないが、上場年数が10年ほどたっているものやオーナー企業ではない銘柄
コード | 銘柄名 | 5月時点株価 | 11月時点株価 | 増減 | 増減率 |
9467 | アルファポリス | 2,262 | 3065 | 803 | 1.35 |
7172 | ジャパンインベストメントアドバ | 1,049 | 1513 | 464 | 1.44 |
7717 | ブイ・テクノロジー | 3,780 | 5480 | 1,700 | 1.45 |
8923 | トーセイ | 960 | 1098 | 138 | 1.14 |
4436 | ミンカブ・ジ・インフォノイド | 1,549 | 2833 | 1,284 | 1.83 |
値上がりしたものは26銘柄中17銘柄で65%。
また、そのうち50%以上値上がりしたものは5銘柄となっています。
今回検証してみると、値上がりしたもののほうが多いですが、テンバガースクリーニングしただけで買いを入れるにはリスクも多そうです。
もう少し詳しく見ると、値上がりした銘柄は決算をきっかけに大きく上昇しているものが多いです。
逆に値下がりしたものも、決算が良くなかったものや、期待に沿った決算とならなかったものが多いです。
いずれにしても、このテンバガー候補としてスクリーニングした銘柄は値動きがかなり激しい銘柄が多いです。
決算が好感されて大きく上昇するもの、また期待に添わない決算で大きく下落するものがあるので、テンバガー候補に投資する際は銘柄以上に決算発表に意識することをお勧めします。
テンバガースクリーニングで決算を順調にこなしている会社はテンバガーに近づくのではないでしょうか。
半年で2倍以上になった銘柄 テモナ・EduLab
今回選出したテンバガー候補の中で2倍以上になったのはテモナとEduLab。
こちらのチャートを見てみました。
テモナ(3985)
テモナは2019年8月に399円を付けており、直近では1,700円を付ける場面もありました。
4倍以上の株価となっており、順調に業績を伸ばすことでテンバガーも充分に視野に入ってくると言えるでしょう。
テモナは定期販売特化型の通販システムを扱っており、コロナ禍でも¥順調に業績を伸ばしている会社です。
今回の決算発表でも好決算で、さらなる上昇が見込める銘柄です。
EduLab(4427)
EduLabは2018年12月に上場した会社で、上場時の3,270円から大きく上昇し、直近高値では10,000円を超える場面もありました。
こちらもすでに3倍を達成しており、今後テンバガーを目指す企業ではないでしょうか。
ただ、11月6日に発表された決算では、内容は悪くないものの期待に副うものではなく、下落しています。
直近の決算からすると上昇は少し足踏みとなるかもしれませんが、次回決算での推移を見ながら投資をしても良いかもしれません。
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