ネット広告専業のCARTA HOLDHINGSカルタホールディングス(3688)は2月14日に通期決算発表が行われた割安好業績銘柄のひとつ。
決算発表では長い陽線を付けて上昇するも、地合いの悪さで値を戻しつつある銘柄です。
今後、再び上昇していくのか、地合いとともに下落するのか見極めは難しいところ。
今回はカルタホールディングス(CARTA HOLDINGS)の決算発表の内容や今後の株価予想についてみていきましょう。
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CARTA HOLDINGSの株価予想 好業績で前回高値越え(2,800円付近)も視野に?【好決算の注目銘柄】
【CARTA HOLDINGS(カルタホールディングス)の概要】
- 時価総額:569億円
- 設立:1999年
- 上場:2014年7月
- 売上高:224.87億円(21.12)/ 250億円(22.12予)
- 営業利益:34.63億円(21.12) / 45億円(22.12予)
カルタホールディングスは2014年に上場し、売り上げはそこまで大きな伸びではないものの、利益を大きく伸ばしている会社です。
まずは今回発表された決算発表の内容を見てみましょう。
2022年2月14日の通期決算発表の内容
2021年12月期の連結業績(2021年1月1日~2021年12月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
21.12 (実績) 今回発表 | 25,821百万円 | 4,973百万円 | 5,614百万円 | 19.3% | 122.68円 |
21.12 (四季報予想) | 25,000百万円 | 4,500百万円 | 4,800百万円 | 18.0% | 122.9円 |
22.12 (会社予想) 今回発表 | 28,300百万円 | 5,500百万円 | 5,900百万円 | 19.4% | 159.9円 |
22.12 (四季報予想) | 26,500百万円 | 4,700百万円 | 4,700百万円 | 17.7% | 120.5円 |
通期の決算発表で21年12月期は予想よりも大きく上振れており、22年12月期も大きく予想を上回っています。
21年12月期は売上が3.3%増、営業利益が10.5%増となっており、22年12月期も四季報予想より売上が6.8%増、営業利益が17%増となています。
決算発表の数字は良いものだと言えるでしょう。
直近四半期の売上利益
直近の業績の伸びがどうだったのか、直近四半期を元に四半期ごとの業績も見ておきましょう。
CARTAホールディングスの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
21.10-12(第4四半期) | 7,357百万円(119.3%) | 1,419百万円(160.3%) | 19.3% |
21.7-9(第3四半期) | 5,835百万円 | 614百万円 | 10.5% |
21.4-6(第2四半期) | 6,146百万円 | 1,265百万円 | 20.6% |
21.1-3(第1四半期) | 6,483百万円 | 1,675百万円 | 25.8% |
20.10-12(前期 第4四半期) | 6,166百万円 | 885百万円 | 14.4% |
20.7-9(前期 第3四半期) | 5,208百万円 | 586百万円 | 11.3% |
20.4-6(前期 第2四半期) | 5,169百万円 | 729百万円 | 14.1% |
20.1-3(前期 第1四半期) | 5,944百万円 | 1,263百万円 | 21.2% |
四半期ごとの売上・利益を見ると、前四半期までは浮き沈みはあるものの、今四半期は大きく増加しています。
当社グループでは、①メディアコミュニケーションを中心に広告枠の販売及びソリューショ
ンを提供する「パートナーセールス事業」、②広告配信プラットフォームを運営する「アドプラットフォーム事
業」、③自社メディアや、EC・ゲーム・人材領域でのサービスを運営する「コンシューマー事業」の3セグメント
において事業を展開し、持続的な成長を実現するべく当社グループ全体での垂直統合を推進してまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高25,821百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益4,973百万円(同
43.6%増)、経常利益5,614百万円(同68.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,104百万円(同74.3%増)
となりました。
CARTAホールディングスのセグメント別の売上利益
CARTAホールディングスのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
パートナーセールス事業 | 11,596百万円(29.9%増) | 2,816百万円(98.5%増) | 24.3% |
アドプラットフォーム事業 | 7,549百万円(6.8%増) | 1,844百万円(16.0%増) | 24.4% |
コンシューマー事業 | 6,695百万円(3.1%増) | 312百万円(31.3%減) | 4.7% |
パートナーセールス事業が業績の大部分を占めていますが、売上・利益とも増収増益となっています。
コンシューマー事業の利益が減少していますが、下記にあるように、積極的な投資を行うことで前年同期比では減少になっていると思いますので、そこまで気にしなくても良いかもしれません。
各事業での主な要因は下記の通り。
①パートナーセールス事業
パートナーセールス事業では、メディアコミュニケーションを中心に広告枠の販売及びソリューションの提供を
行っております。運用型広告や販促・EC関連サービスへの取り組み、自社商材・ソリューションの販売拡大等によ
る、新たな収益源の獲得に取り組むとともに、業務効率化の推進により既存事業の生産性を向上してまいりまし
た。
この結果、当連結会計年度におけるパートナーセールス事業の売上高は11,596百万円(前年同期比29.9%増)、
セグメント利益は2,816百万円(同98.5%増)となりました。②アドプラットフォーム事業
アドプラットフォーム事業では、運用型広告プラットフォームとして「Zucks」、「PORTO」、「テレシー」等の
運営を、メディア支援サービスとして「fluct」等の運営を行っております。各プラットフォーム及びサービスに
おける機能の向上・拡充に取り組むとともに、顧客企業の需要を取り込み、堅調に推移いたしました。
この結果、当連結会計年度におけるアドプラットフォーム事業の売上高は7,549百万円(前年同期比6.8%増)、
セグメント利益は1,844百万円(同16.0%増)となりました。③コンシューマー事業
コンシューマー事業では、「ECナビ」や「PeX」を中心としたポイントを活用した自社メディアの運営に加え、
EC領域、HR領域を強化領域として、中長期的に次の柱となる事業を生み出すべく積極的な投資を進めております。
この結果、当連結会計年度におけるコンシューマー事業の売上高は6,695百万円(前年同期比3.1%増)、セグメ
ント利益は312百万円(同31.3%減)となりました。
22年12月期は四季報予想を超える増収増益を見込んでいますが、会社による今後の見通しについても見ておきましょう。
CARTAホールディングスの今後の見通し
当社では2019年2月14日に公表した4ヶ年の中期経営計画「CARTA 2022」における2022年12月期の経営目標とし
て、利益指標のEBITDAを6,000百万円、資本効率性指標のROEを12%、株主還元指標のDOE(注)を5%とすること
を掲げております。そのために、①事業シナジーの推進による収益力の強化、②電通グループとの協業推進による
競争優位性の構築及び新しい収益機会の追求、③経営基盤の強化による生産性の向上へと、重点的に取り組んでい
くこととしております。また、成長戦略としては、①既存事業の成長、②M&Aや投資による成長、③新領域への挑
戦へと位置づけております。中期経営計画の初年度から3年目となる当連結会計年度までの業績は、それぞれ当初
の計画を上回る実績となり、順調に進捗しております。
中期経営計画の最終年度となる次期連結会計年度においても、引き続き上記の重点的な取り組みや成長戦略を推
し進めていくとともに、当社グループの有する豊富な経営資源をさらに有効活用するべく、ホールディングス経営
の推進に取り組んでまいります。連結業績見通しにつきましては、中期経営計画の3年目までの進捗を踏まえ、売
上高28,300百万円(前年同期比9.6%増)、営業利益5,500百万円(同10.6%増)、経常利益5,900百万円(同5.1%
増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,100百万円(同32.1%増)、EBITDA7,600百万円(同13.4%増)と、各段
階利益では当初の計画を大きく上回る水準を予想しております。
また、上記の業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績
は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
今後の見通しの中には特に具体的な内容は書かれていませんでしたが、事業は順調に進捗しているようです。
では続いて、CARTA HOLDINGSの株価についても見ていきましょう。
CARTA HOLDINGSの株価推移・今後の株価予想
CARTA HOLDINGS(3688)の2022年2月25日時点でのチャートは以下の通り。
【日足チャート】
【週足チャート】
CARTA HOLDINGSは2020年から右肩上がりで株価を伸ばしてきておりましたが、地合いもあり2021年11月頃からは株価は緩やかな下落をしていました。
ただ、今回の決算で株価は大きく上昇しています。
まだまだ地合いが悪く、上昇後は利確売りなどで下落してきていましたが今後の株価はどうなるでしょうか。
【2月25日時点の指標】
- PER:14.28
- PSR:2.26
- PEGレシオ:0.71(PER 14.28 ÷利益成長率20.05)
- 理論株価:2,862円
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
PERは15倍程度で割安とは言えませんが、PEGレシオは1倍を切っており、まだまだ割安な水準といえるのではないでしょうか。
信用倍率が2倍程度で機関投資家による空売りもありませんので、大きな売り圧力はありません。
業績を考えると、株価は昨年付けた高値の2,800円を超えることは充分に考えられますので、株価予想としては理論株価である2,862円と考えてよいのではないでしょうか。
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