ECサイト・WEBシステムの受託開発などを手掛けるアピリッツ(4174)は3月16日に通期決算発表が行われた割安好業績銘柄。
翌日はストップ高を付け、決算が好感された銘柄の一つです。昨日は大きな下落となりましたが今後の株価がどうなるかは気になるところ。
そこで今回はアピリッツの決算発表の内容や株価予想についてみていきましょう。
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アピリッツ(4174) の株価予想!大きく下落していた株価は好決算で反転上昇!?【3月16日 好決算の注目銘柄】
【アピリッツの概要】
- 時価総額:33.5億円
- 設立:2000年
- 上場:2021年2月
- 売上高:47.95億円(22.1)/ 56.54億円(23.1)
- 営業利益:2.33億円(22.1) / 4.13億円(23.1)
アピリッツはECサイト、Webシステムの受託開発などを手掛けており、オンラインゲームの自社運営や開発請負なども行っている会社です。
昨年ジャスダックに上場した銘柄で、業績は右肩上がりの増収増益となっています。
まずは今回発表された決算発表の内容を見てみましょう。
2022年3月16日の通期決算発表の内容
2022年1月期の連結業績(2021年2月1日~2022年1月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
22.1 (実績) 今回発表 | 4,795百万円 | 233百万円 | 220百万円 | 4.7% | 28.37円 |
22.1 (四季報予想) | 4,750百万円 | 240百万円 | 230百万円 | 5.1% | 32.70円 |
23.2-4 (会社予想) 今回発表 | 5,654百万円 | 413百万円 | 410百万円 | 7.3% | 65.80円 |
23.2-7 (四季報予想) | 5,200百万円 | 310百万円 | 300百万円 | 6.0% | 40.20円 |
通期の決算発表で22年1月期はほぼ予想通りといったところですが、23年1月期は予想を上回るものとなっています。
四季報予想と比べると、売上高が8.7%増、営業利益が33.2%増となっています。
中身についても見ていきましょう。
直近四半期の売上利益
直近の業績の伸びがどうだったのか、直近四半期を元に四半期ごとの業績も見ておきましょう。
アピリッツの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
21.11-1(第4四半期) | 1,302百万円(128.9%) | 111百万円(140.5%) | 8.5% |
21.8-10(第3四半期) | 1,277百万円 | 109百万円 | 8.5% |
21.5-7(第2四半期) | 1,212百万円 | -42百万円 | -3.5% |
21.2-4(第1四半期) | 1,004百万円 | 55百万円 | 5.5% |
20.11-1(前期 第4四半期) | 1,010百万円 | 79百万円 | 7.8% |
四半期ごとの数字を見てみると、そこまで急激ではないものの着実に業績を伸ばしています。
当社は「ザ・インターネットカンパニー」という理念に基づき、「セカイに愛されるインタ
ーネットサービスをつくり続ける」ことを目指し、進化したデジタル技術を用いて人々の生活をよりよいものへ変革
するという考え方の基、Webソリューション事業とオンラインゲーム事業を展開しております。
この結果、2022年1月期は、売上高4,795,709千円、営業利益233,302千円、経常利益220,130千円となりました。親
会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等調整額51,878千円を計上した結果、109,206千円となりました。
なお、当社は当第4四半期連結会計期間において、ファンコミュニティサイトの企画・開発・運営事業に注力して
いる株式会社ムービングクルーを完全子会社化したことに伴い、当連結会計年度より連結決算へ移行しております。
前連結会計年度については連結財務諸表を作成していないため、比較分析は行っておりません。
アピリッツのセグメント別の売上利益
アピリッツのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
Webソリューション事業 | 2,184,831千円(19.7%増) | 556,805千円 | 25.5% |
オンラインゲーム事業 | 2,610,877千円(26.5%増) | 209,353千円 | 8.0% |
両事業とも増収増益となっております。
(Webソリューション事業)
Webソリューション事業では、市場のデジタルトランスフォーメーション化への追い風の中で、顧客のニーズに合わ
せたサービス設計から開発・保守までの一連を請け負うことによりロイヤリティループ(注1)を形成し、継続受注
や複合サービスの提供案件を順調に伸ばすことができました。また、案件規模の拡大により受注単価も順調に上昇し
ております。そのため、当社グループの事業においては、エンジニアを中心としたデジタル人材を事業の源泉と考え
ており、優秀な人材の採用と育成を重要課題と捉え、中途採用に加えて新卒採用についても積極的に採用活動を行い、
増加する受注案件に対応できる組織作りに努めてまいりました。さらに、株式会社ムービングクルーを完全子会社化
したことにより、エンターテインメント領域の開発ノウハウの獲得と優秀なデジタル人材を迎え入れることで、より
一層デジタルビジネスの変革と拡大に貢献できるものと考えております。
また、新型コロナウイルス感染拡大による影響として、EC事業等はデジタルトランスフォーメーション化の後押し
でビジネスが活発になるなど受注案件は増加しました。一方で、上期においては緊急事態宣言等によりリモート開発
を余儀なくされたことや、増加する受注の取り込みを優先したことで一時的に外注費用の増加に繋がりましたが、下
期における対策として案件と人材配置の最適化を徹底した結果、当連結会計年度における売上高は2,184,831千円、セ
グメント利益は556,805千円となりました。
(注1)マッキンゼー・アンド・カンパニーが提唱した意思決定と購入を繰り返す過程で発生するロイヤリティの高い
ユーザーがとる行動パターン。(オンラインゲーム事業)
オンラインゲーム事業では、「自社ゲーム開発」においては、各タイトルにおいて各種イベントの開催や新キャラ
クターの追加等を行い、売上維持に努めるとともに、不採算タイトルのサービスを終了し、運営体制の見直しを図り
ました。また、「パートナーゲーム開発」においては、「自社ゲーム開発」にて開発した自社エンジンと、それらの
ノウハウを活かした他社ゲーム開発の受注や過去最大のセカンダリ案件(注2)である「けものフレンズ3」の運営
が順調に推移しました。また新型コロナウイルス感染拡大による影響で「クリエイター派遣」の新規獲得速度に鈍化
が見られたものの、オンラインゲーム事業全体での売上高への影響は軽微であります。
その結果、2022年1月期における売上高は2,610,877千円、セグメント利益は209,353千円となりました。
(注2)既にリリースされているゲームタイトルをゲームメーカーと協業、またはゲームタイトルの買取を実行し運営
を行う事業。
過去10年の業績の伸びを見ても、両事業ともきれいな右肩上がりで業績を伸ばしています。
アピリッツの今後の見通し
当社の属する情報サービス産業におきましては、デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」という)の潮流
の下、クラウド、 AI、IoT、ビッグデータ等へのIT投資意欲は依然として高く、引き続き市場の拡大が見込まれてお
ります。一方で、国内でこれらを担うIT技術者不足は依然として継続しており、人材の確保及び育成が大きな課題と
なっております。また、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する施策として拡大している自宅での勤務や不要不急
の外出自粛要請により、各種のシステムのセキュリティレベルの見直しや、対面での事業を生業としている企業サー
ビスなどは社会レベルでのデジタライゼーションの推進が求められております。
このような状況の下、Webソリューション事業においては、「DXに向けた環境整備」と「DXの実践」の両輪を回すこ
とに重点を置き、顧客企業のECサイトやWebシステムの企画、開発、保守に加え、Webマーケティングやセキュリティ
対策までの工程を一貫して請負う「ワンストップソリューション」を強みとして顧客のデジタル化への要望に応えて
まいります。また、2022年1月にはファンコミュニティサイトの企画、開発、運営を手掛ける株式会社ムービングク
ルーを完全子会社化しており、エンターテインメント領域におけるデジタル化のニーズにも対応してまいります。
オンラインゲーム事業においては、国内ゲーム市場の成長を背景に、当社においては、主にスマートフォン向けゲ
ームの開発を行う「自社ゲーム開発」、パートナー企業のゲーム開発の企画、開発、運営を行う「パートナーゲーム
開発(運営移管を含む)」、ゲーム市場で不足する労働力のソリューション提供として、実務経験や一定の社内研修
をクリアした人材をニーズに応じて派遣する「クリエイター派遣」を行っております。自社ゲーム開発としましては、
2023年1月期において新作タイトルをリリースすべく制作中であります。パートナーゲーム開発においては、当連結
会計年度に「けものフレンズ3」の運営移管を行っており、大型の運営移管の経験を活かし顧客の様々なニーズに対
応してまいります。クリエイター派遣については、登録者数の確保と取引社数の拡大を徹底し、規模の拡大を目指し
てまいります。
これらの結果、2023年1月期における連結売上高は5,654百万円(前年同期比117.9%)を見込んでおり、その内訳
は、Webソリューション事業は、引続き好調な市場環境を背景に2,947百万円(前年同期比134.9%)、オンラインゲー
ム事業は、自社ゲーム開発や運営移管タイトルの売上予測が困難な事から保守的に2,706百万円(前年同期比103.7
%)となると見込んでおります。なお、Webソリューション事業の売上高につきましては、M&Aにより完全子会社とな
ったムービングクルー社の売上高295百万円が含まれております。利益につきましては、原価コントロールを行うこと
で営業利益は413百万円(前年同期比177.3%)となる見込みであります。
なお、当社は、当社オンラインゲーム事業の新作タイトルのリリース時期や本数により大きく業績が変動いたしま
す。当社は、今後も新作タイトルを開発・リリースしていく方針でおりますが、本書に記載した将来に関する記述は、
当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の情報の前提に基づいており、実際の業績等は今後の
様々な不確定要素により変動する可能性があります。
以上の方針を踏まえ、業績予想の際には、直近の業績推移等を勘案し、例年の季節要因による業績の動向や両事業
において現在見込めている受注状況等を総合的に勘案し、合理的に予想できる範囲内で売上・利益を見込んでおりま
す。今後の業況変化等により、業績予想の修正が必要になった場合は、速やかにお知らせいたします。
今期は大幅な増収増益を見込んでいますが、オンラインゲーム事業における新規取引は見込んでおらず、保守的な予想ということです。
現時点での予想から、今後はさらに上方修正が行われることも充分に考えられます。
また4年後の26年1月期には売上100億円の目標も立てられており、さらなる成長が見込めます。
では続いてアピリッツの株価推移や今後の株価予想についても見ていきましょう。
アピリッツの株価推移・今後の株価予想
アピリッツ(4174)の2022年3月18日時点でのチャートは以下の通り。
【日足チャート】
【週足チャート】
アピリッツは2021年2月に上場してから大きく下落し、一時は500円まで下落していました。
だが、22年1月の上方修正で一旦大きく上昇、また今回の決算発表で翌日ストップ高となりました。
ただ、決算翌々日は大きめの陰線を付けています。
今後は上下とも大きく動く可能性のある値動きですがどうなっていくでしょうか。
【3月18日時点の指標】
- PER:30.45
- PSR:0.9
- PEGレシオ:0.77(PER 30.45 ÷利益成長率39.5)
- 理論株価:1,464円
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
PERは30倍を超えており少し割高ではありますが、アピリッツは利益成長率も高く、PEGレシオを見ると1倍を下回っています。
今後の業績の伸びを考えるとまだ割高といえる水準かもしれません。
理論株価もまだまだ上にあり、大きな上昇が見込める銘柄ではないでしょうか。
ただ、気になる点としては、普段の出来高が少ないことと、信用買い残が少し多めなこと。
出来高が1万を切るときもあり、今後出来高が細らないかは気になるところですが、直近のように出来高がある程度こなせるようなら上昇の可能性は高いのではないでしょうか。
まずは理論株価である1400円台は充分狙える銘柄だと思います。
以上、アピリッツの決算内容や今後の株価予想について調べてみました。
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