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セプテーニ(4293)の株価予想!地合いに逆らい最高値更新中の好調銘柄【好決算の注目銘柄】

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ネット広告代理店大手のセプテーニ(4293)は2月10日に第1四半期の決算発表が行われました。

この弱い地合いの中ではありますが、好決算が好感され、株価が大きく上昇している数少ない銘柄の一つです。

今回はそんなセプテーニの決算内容や今後の株価予想などについてみていきましょう。

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セプテーニ(4293)の株価予想!地合いに逆らい最高値更新中の好調銘柄【好決算の注目銘柄】

【セプテーニの概要】

  • 時価総額:691億円
  • 設立:1990年
  • 上場:2001年8月
  • 売上高:213.84億円(21.9)/ 265億円(22.9予)
  • 営業利益:52.3億円(21.3) / 63.5億円(22.3予)

セプテーニは電通グループと資本業務提携のネット広告代理大手。

業績は2017年から業績を落としていましたが昨期大きく業績を伸ばし最高益に。今期はさらに大幅増を見込んでいます。

まずは今回発表された決算発表の内容を見てみましょう。

 

2022年2月10日の第1四半期決算発表の内容

2022年9月期第1四半期の連結業績(2021年10月1日~2021年12月31日)

売上高 営業利益 税引前利益 利益率 1株益
21.10-12(実績) 今回発表 6,572百万円 1,940百万円 1,980百万円 29.5% 10.08円
21.10-3(四季報予想) 12,500百万円 2,600百万円 2,700百万円 20.8% 8.6円
22.9 (会社予想) 今回発表 30,000百万円 20.68円
22.9 (四季報予想) 26,500百万円 5,000百万円 6,300百万円 18.9% 20.1円

第1四半期の決算発表でで対第2四半期の進捗率(対四季報予想)が、売上高:52.6%、営業利益:74.6%となっており、併せて通期の上方修正も行われました。

業績は売上高が13.2%増となっています。

第1四半期から上方修正を発表する企業は、49%が第2四半期にも上方修正するというデータもあり、今回第1四半期から上方修正を行ったセプテーニは今後の決算にも注目したほうが良いかもしれません。

 

【通期業績予想の修正の理由】

当社及び株式会社電通グループは、両社の連携により、多様な才能を持った人材が集う働き
がいあふれる組織環境を基盤として、顧客に対して最も優れたソリューションを提供すること
で業界の発展を牽引する、国内最大のデジタルマーケティングパートナーになることを目指す
ことを目的として、2022年1月4日付の「株式会社電通ダイレクトとの株式交換の効力発生、
株式会社電通グループを割当予定先とする第三者割当による新株式発行の払込完了、株式会社
電通デジタル株式の一部取得(持分法適用関連会社化)の完了並びに親会社の異動及び子会社
の異動に関するお知らせ」に記載のとおり、2022年1月4日をもって、当社及び株式会社電通
グループとの間で資本業務提携を実施いたしました。
2022年9月期通期の連結業績見通しにつきましては、資本業務提携に係る業績への影響を考
慮し、通期の業績予想を修正いたします。

 

詳細についてみていきましょう。

 

 

直近四半期の売上利益

直近の業績の伸びがどうだったのか、直近四半期を元に四半期ごとの業績も見ておきましょう。

セプテーニの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
21.10-12(第3四半期) 6,572百万円(124.6%) 1,940百万円(161.0%) 29.5%
21.7-9(第2四半期) 5,473百万円 445百万円 8.1%
21.4-6(第1四半期) 5,269百万円 961百万円 18.2%
21.1-3(前期 第4四半期) 5,367百万円 1,039百万円 19.4%
20.10-12(前期 第3四半期) 5,275百万円 1,205百万円 22.8%
20.7-9(前期 第2四半期) 5,010百万円 1,007百万円 20.1%
20.4-6(前期 第1四半期) 4,123百万円 227百万円 5.5%
20.1-3(前々期 第4四半期) 4,443百万円 468百万円 10.5%

四半期ごとの数字を見ると、今四半期に大きく伸びていることがわかります。

利益率も約30%と高く、今後の伸びにも期待したいところです。

 

 当第1四半期連結累計期間(以下、当四半期)において、主力のデジタルマーケティング事業では、オーガニック
成長および電通グループとの協業推進により、増収増益となりました。メディアプラットフォーム事業では、マンガ
コンテンツ事業の成長により、赤字幅は縮小いたしました。
これらの結果、収益は6,572百万円(前年同四半期比24.6%増)、営業利益は1,940百万円(前年同四半期比61.1%
増)、Non-GAAP営業利益は2,020百万円(前年同四半期比66.2%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,275
百万円(前年同四半期比47.4%増)となりました。
当社グループは、経営者が意思決定する際に使用する社内指標(以下、Non-GAAP指標)及びIFRSに基づく指標の双
方によって、連結経営成績を開示しております。Non-GAAP営業利益は、IFRSに基づく営業利益から、一時的要因を調
整した恒常的な事業の業績を測る利益指標であります。経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダ
ーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、当社グループの恒常的な経営成績や将来の見通しを理解する上
で有益な情報を提供できると判断しております。なお、一時的要因とは、将来見通し作成の観点から一定のルールに
基づき除外すべきと当社グループが判断する株式報酬費用、減損損失、固定資産の売却損益等の一過性の利益や損失
のことであります。さらに、財務諸表利用者にとって有用であると考えていることから、IFRSに準拠した開示ではあ
りませんが、すべての取引について総額により表示した収益を「売上高」として任意開示しております。

 

 

セプテーニのセグメント別の売上利益

セプテーニのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
デジタルマーケティング事業 5,999百万円(27.5%増) 2,822百万円(43.2%増) 47.0%
メディアプラットフォーム事業 644百万円(2.5%減) -262百万円(前年は-263百万円)

 

①デジタルマーケティング事業
デジタルマーケティングを中心として、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)における総合的な支援を
行う事業セグメントによって構成されております。
当四半期においては、オーガニックでの売上が増加いたしました。また、電通グループとの提携による売上の構成
比が前期比で増加し、電通グループとの協業顧客数が増加いたしました。
これらの結果、収益は5,999百万円(前年同四半期比27.5%増)、Non-GAAP営業利益は2,822百万円(前年同四半期
比43.2%増)となりました。

②メディアプラットフォーム事業
マンガコンテンツ事業「GANMA!」、採用プラットフォーム事業「ViViViT」、社会貢献プラットフォーム事業
「gooddo」、育児プラットフォーム事業「ベビフル」等の事業セグメントから構成されております。
当四半期においては、マンガコンテンツ事業が課金収益を中心に前期比で拡大したものの、その他の事業が減収と
なった結果、収益は減少いたしました。一方、サブスクリプション等の利益率の高いプロダクト構成比が増加し、赤
字幅は減少いたしました。
これらの結果、収益は644百万円(前年同四半期比2.5%減)、Non-GAAP営業損失は262百万円(前年同四半期は263
百万円のNon-GAAP営業損失)となりました。

続いて、現在のセプテーニの株価についても見ていきましょう。

 

 

セプテーニの株価推移・今後の株価予想

セプテーニ(4293)の2022年2月25日時点でのチャートは以下の通り。

【日足チャート】

【週足チャート】

地合いの悪いこの時期に、最高値を更新している貴重なチャートではないでしょうか。

決算発表前は他の銘柄同様、停滞しておりましたが決算をきっかけに大きく上昇してきています。

21年11月につけた高値を一気に抜けて推移しています。

 

【2月25日時点の指標】

  • PER:30.0
  • PSR:3.41
  • PEGレシオ:1.31(PER 30.0 ÷利益成長率22.95)
  • 理論株価:1,183円

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

PER・PSRは割高水準ではあるものの、PEGレシオは1.5倍以下なので今後の成長を考えるとまだ割高ではないレベルではないかと思います。

理論株価も約2倍程度の1,183円となっていますので、上昇余地は充分にあるのではないかと思います。

また、信用買い残は特に多くありませんし、機関投資家による空売りは決算発表前に解消しています。

このセプテーニのように、決算発表前に機関の空売りが解消される銘柄は、決算発表後に大きく上昇するケースが多いです。

実際このセプテーニも決算発表を機に大きく上昇しており、機関による買いが入っているものと思われます。

これらのことからもこのセプテーニは今後の株価上昇は充分にあると考えられます。

現在は最高値圏にあり、売り圧力もありませんので強気で投資しても良いかもしれません。

目標株価は2016年につけた800円や、さらには理論株価である1,200円あたりを目指しても良いかもしれません。

 

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