スキンケア主体の化粧品メーカーであるアクシージア(4936)は3月11日に第2四半期決算発表を行いました。
内容は事前の予想を上回る好決算で、PTSの価格もプラスとなっており翌日以降の株価上昇が期待できる銘柄のひとつ。
今回はアクシージアの決算内容や今後の株価予想などについてみていきましょう。
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アクシージア(4936) の株価予想!中国ECが伸びて業績UP【好決算の注目銘柄】
【アクシージアの概要】
- 時価総額:253億円
- 設立:2011年
- 上場:2021年2月
- 売上高:5,787億円(21.7)/ 7,400億円(22.7予)
- 営業利益:13.83億円(21.7) / 15億円(22.7予)
アクシージアはスキンケア主体の化粧品メーカで、サプリも手掛けています。業績は右肩上がりに伸びており今期最高益を見込んでいます。
ではまずは3月11日に発表された第2四半期決算発表を見てみましょう。
2022年3月11日の第2四半期決算発表の内容
2022年7月期第2四半期の連結業績(2021年8月1日~2022年1月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
21.8-1(実績) 今回発表 | 3,934百万円 | 813百万円 | 835百万円 | 20.7% | 21.04円 |
21.8-1 (四季報予想) | 3,400百万円 | 680百万円 | 680百万円 | 20.0% | 17.1円 |
22.7 (四季報予想) | 7,400百万円 | 1,500百万円 | 1,460百万円 | 20.3% | 36.8円 |
第2四半期決算発表では四季報予想より、売上:15.7%増、営業利益:19.6%増となっています。
好決算といえるでしょうが詳細についてみていきましょう。
直近四半期の売上利益
直近の業績の伸びがどうだったのか、直近四半期を元に四半期ごとの業績も見ておきましょう。
アクシージアの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
21.11-1(第2四半期) | 2,146百万円(1503.0%) | 492百万円(146.4%) | 22.9% |
21.8-10(第1四半期) | 1,788百万円 | 321百万円 | 18.0% |
21.5-7(前期 第4四半期) | 1,730百万円 | 393百万円 | 22.7% |
21.2-4(前期 第3四半期) | 1,429百万円 | 349百万円 | 24.4% |
20.11-1(前期 第2四半期) | 1,403百万円 | 336百万円 | 23.9% |
20.8-10(前期 第1四半期) | 1,225百万円 | 305百万円 | 24.9% |
20.5-7(前々期 第4四半期) | 百万円 | 百万円 | % |
20.2-4(前々期 第3四半期) | 百万円 | 百万円 | % |
四半期ごとの数字を見ると、直近四半期に大きく業績を伸ばしていることがわかります。
売上・利益とも50%ほど増加しています。
当社グループでは、中国ECチャネルの拡大・深耕のため、中国子会社(Xiaozi
Cosmetic (Shanghai) Inc.)において、動画プラットフォームTikTokの中国本土版「抖音(Douyin)」、Eコマー
スプラットフォーム「JD.com(京東)」に旗艦店を出店いたしました。また、中国本土におけるSEO対策として
Baidu(百度)を活用しブランド力・認知度の強化にも努めるなど、中国本土において広告投資を強化、販売力の
強化を図るとともに、次世代の成長製品を創出すべく取り組みを進めてまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における経営成績は次のとおりとなりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)
等を適用しております。以下の当第2四半期連結累計期間における経営成績に関する説明につきまして、前年同期
比の数字は「収益認識に関する会計基準」等の適用前の従来基準による前年同期の数字と比較しております。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、国内売上は低調であったものの、越境ECを含め中国国内での売上が好調
に推移したことにより3,934,303千円(前年同四半期比49.7%増)となりました。営業利益は813,899千円(前年同
四半期比26.9%増)、経常利益は835,014千円(前年同四半期比30.0%増)となりました。
以上の結果により、親会社株主に帰属する四半期純利益は542,708千円(前年同四半期比37.1%増)となりまし
た。
通期業績に対する進捗は低いものの、アクシージアは下期偏重型のため、下期での伸びにも期待できます。
日本の売上はそこまで伸びていませんが中国での売上が50%以上の増加となっています。
中国ECでの売り上げを見ると、それぞれで増加しており、さらにTikTokでの売上も発生。今後の伸びもにも期待。
アクシージアのセグメント別の売上利益
アクシージアのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
ただアクシージアは単一セグメントのため、記載はありませんでした。
アクシージアの株価推移
アクシージア(4936)の2022年3月11日時点でのチャートは以下の通り。
【日足チャート】
【週足チャート】
アクシージアは2021年2月の上場以降低迷を続けています。このところ1,000円前後で推移しています。
直近IPOの銘柄によくみられるチャートの推移ですが、アクシージアはその中では比較的出来高のある銘柄です。
今回の決算発表を受けてどう動くでしょうか。
【3月11日時点の指標】
- PER:26.41
- PSR:4.78
- PEGレシオ:2.1(PER 26.41 ÷利益成長率12.6)
- 理論株価:914
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
PER・PSR・PEGレシオともに割安とは言えない水準。
理論株価も現在価格よりも低く、信用買い残も多い状況なので、現在の株価は安いとは言えないかもしれません。
機関投資家による空売りも増加していることなどもあり、株価は上昇しづらい状況ではあると言えるでしょう。
今回の決算は良いもので、今後中国ECの伸びが期待できる銘柄ですが、一気に反転上昇といくのは難しいかもしれません。
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