決算予想

大幸薬品(4574)の決算予想 11月12日第2四半期決算発表予定

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大幸薬品(4574)の第2四半期決算発表が11月12日に迫ってきました。

大幸薬品はコロナ禍でも順調に業績を伸ばしている銘柄のひとつ。

注目の大幸薬品の今回決算がどうなるのか、決算の予想を過去の決算発表をもとに調べてみましたので是非ご覧ください。

 

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大幸薬品(4574)の決算予想 11月12日第2四半期決算発表予定

【大幸薬品の概要】

  • 時価総額:1,117億円
  • 設立:1946年
  • 上場:2009年3月
  • 売上高:149.66億円(20・3)/ 180億円(20・12予)
  • 営業利益:38.24億円(20・3) / 55億円(21・12予)

【特色】止瀉薬『正露丸』で知名度高い。海外も展開。感染管理の『クレベリン』が成長牽引、第2の柱に

【連結事業】医薬品38(30)、感染管理62(37)、他0(-467)【海外】13 <20・3>

【上振れ】9カ月変則決算。正露丸は訪日客、旅行時の携帯需要減で大打撃。が、感染管理『クレベリン』はコロナ禍が追い風、販促効き数量想定を凌駕。期末かさむ広告・販促費軽くこなし営業益大幅増額。21年12月期もクレベリン堅調続き利益高水準。

【イケイケ】大阪・茨木の貸倉庫に製造ライン導入、総額約25億円投じて『クレベリン』の生産能力を20年末までに10倍増強。

 

まずは前回の決算発表を見てみましょう。

 

2020年8月12日の第1四半期決算内容

前回発表された第1四半期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
20.4~6月(実績) 5,773百万円 2,757百万円 2,702百万円 47.8% 43.6円
20.4~9月(予想) 12,000百万円 4,000百万円 3,800百万円 33.3% 57.7円
20.12(通期予想) 変 18,000百万円 5,500百万円 5,300百万円 30.6% 87.8円

第2四半期の四季報予想に対する進捗率は、売上高が48.1% 営業利益は68.9%となっており、

通期の進捗率は、売上高が32.1% 営業利益が50.1%となっています。

売上高はほぼほぼ予想通りの業績ですが、営業利益は大きく上振れています。

 

また、決算発表に合わせて業績予想の修正も行われました。

 

業績予想の修正

売上高が33.3%、営業利益が48.6%と大きく増加しています。

【修正の理由】

医薬品事業の売上高につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大による消費者の外出自粛
や小売店の営業時間短縮、臨時休業等の影響を受け、国内・海外共に低調に推移
するものと予想
しております。
一方で、感染管理事業につきましては、消費者の衛生管理意識の高まりを受け、当社の衛生管
理製品に対する需要は今後も高い水準で推移するものと予想しており、前回発表予想に比べ売上
高が大幅に増加する見通し
です。
これらの要因等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきまして
も前回発表予想を上回る見通しとなりましたので、上記の通り通期業績予想を上方修正致します。
なお、当期の業績見通しにつきましては、新型コロナウイルスの影響により不確実性があること
から、現時点では配当予想は変更しておりません。今後当期の業績見通しが、より確実となった段
階で、必要に応じて配当予想の修正を速やかに公表致します。
上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて
おり、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

大幸薬品の四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.4~6(第1四半期) 5,773百万円(407.7%) 2,757百万円(1531.7%%) 47.8%(376.4%)
20.1~3(前期 第4四半期) 4,874百万円(150.9%) 621百万円(470.5%) 12.7%(309.8%)
19.10~12(前期 第3四半期) 5,707百万円(169.7%) 2,223百万円(177.4%) 39.0%(104.6%)
19.7~9(前期 第2四半期) 2,969百万円(116.0%) 800百万円(137.2%) 26.9%(118.0%)
19.4~6(前期 第1四半期) 1,416百万円 180百万円 12.7%
19.1~3(前々期 第4四半期) 3,230百万円 132百万円 4.1%
18.10~12(前々期 第3四半期) 3,363百万円 1,253百万円 37.3%
18.7~9(前々期 第2四半期) 2,560百万円 583百万円 22.8%

直近の第1四半期ではかなり大きな伸びを見せています。

 

当社は、2020年6月26日開催の第74回定時株主総会で「定款一部変更の件」が承認されたことを受け、2020年度
より決算日を3月31日から12月31日に変更致しました。このため、当連結会計年度は決算期変更の経過期間とな
り、当第1四半期連結累計期間については、当社並びに3月決算であった連結子会社は3ヵ月(2020年4月1日~
2020年6月30日)、12月決算の連結子会社は6ヵ月(2020年1月1日~2020年6月30日)を連結対象期間とした変
則決算となっております。このため、対前年同期比については記載しておりません。
当第1四半期連結累計期間は、新型コロナウイルスの感染拡大により人々の生活や企業活動に多大な影響をもた
らす状況が継続しております。
このような状況のなか、当社グループは世界のお客様の健康に貢献できるよう、全社一丸となって製品の安定供
給に努めるとともに、クレベリンの新工場稼働に向けた準備に着手
致しました。またタイムリーな感染症情報を掲
載した「感染症ラボ」等のWEBコンテンツを中心に適切な情報提供にも取り組み
ました。
医薬品事業につきましては、消費者の外出自粛や小売店の営業時間短縮、臨時休業等の影響を受け、国内・海外
共に低調に推移した一方で、感染管理事業につきましては、消費者の衛生意識の高まりを受け、当社製品に対する
需要は高い水準で推移
しました。
その結果、売上高は5,773百万円、営業利益は2,757百万円、経常利益は2,702百万円、親会社株主に帰属する四
半期純利益は1,870百万円となりました。

新型コロナウィルスの感染拡大も業績の増大の一員となっているようです。

 

 

大幸薬品のセグメントごとの売上利益

大幸薬品のセグメントごとの売上・利益を見ておきたいところですが、ワークマンは単一セグメントのために記載はありません。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
医薬品事業 1,013百万円(32.3%減) 425百万円(18.8%減) 42.0%
感染管理事業 4,757百万円(2602.8%増) 2,670百万円(前年同期は-90百万円) 56.1%
その他事業 2百万円(3.2%減) -7百万円(前年同期は-6百万円)

医薬品事業は減少するものの、

 

(医薬品事業)
医薬品事業につきましては、国内向けの売上高は、消費者の外出自粛による携帯用アイテムの不振やインバウン
ド需要の減少を受けた小売店の閉店の影響等により、主力の「正露丸」「セイロガン糖衣A」が低調に推移
し835
百万円となりました。海外向けの売上高につきましても、国内と同様に新型コロナウイルスの影響は大きく、現地
での需要は減少し178百万円
となりました。
その結果、売上高は1,013百万円、セグメント利益は425百万円となりました。

(感染管理事業)
感染管理事業につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大はいまだ収束しておらず、消費者の衛生管理意識
は前期から高い状態のまま続いております。このような状況から、国内一般用製品では、「クレベリン 置き型」
を中心に「クレベリン スティック」や前期より販売を開始した「クレベ&アンド」シリーズが、期首から好調に
推移
しており、売上高は3,839百万円となりました。
国内業務用製品の売上高につきましても、国内一般用製品と同様の傾向にあり、「クレベリンカートリッジ(車
両用)」やオフィス向けの需要が高い水準で推移
し630百万円となりました。
海外向けにつきましては、新規チャネルの開拓を積極的に行ってまいりましたが、新型コロナウイルスの感染拡
大による消費者の衛生管理意識の高まりを機に、中国市場向けや台湾市場向けの需要が拡大し、売上高は287百万
円となりました。
その結果、売上高は4,757百万円、セグメント利益は2,670百万円となりました。

(その他事業)
その他事業につきましては、主に木酢液を配合した入浴液や園芸用木酢液等の製造販売を行い、売上高は2百万
円となり、セグメント損益は7百万円の損失となりました。

クレベリンは新工場の稼働により、最大約10倍の生産能力が確保されています。

需要増もあり、業績は驚異的なものとなりました。

 

 

大幸薬品の株価推移

大幸薬品(4574)の2020年11月2日時点での日足チャートは以下の通り。


今年の頭には1000円前後だった株価が一時2,800円を超える場面もありました。

前回決算後、好決算から大きく買われたものの8月中旬以降は下落が続き、現在は2,000円を下回る株価となっています。

 

 

【11月2日時点の指標】

  • PER:21.64
  • PSR:5.36
  • PEGレシオ:0.61(PER21.64÷利益成長率35.55)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

PER・PSRは少し割高水準ではあるものの、利益成長率が高く、PEGレシオは1倍を割れており、まだ十分に上昇余地はあると言えるでしょう。

 

大幸薬品の決算予想まとめ

11月12日の大幸薬品の決算発表を前に、過去の決算発表を調べてみました。

前回は超絶決算となりながらも、このところは停滞が続いています。

ただ、その調整もあり株価水準はまだまだ割安といえる値ではあります。

このところの下落は、コロナ銘柄として扱われたこともあるかもしれませんが、業績が大きく伸びていて実績が伴っている企業です。

前回大きく業績を伸ばしただけに、今回の決算も高い期待値を超えられるのかは気になるところなので決算発表を見極めたいところ。

ただ、中長期ではこの調整している株価も再び上昇するのではないかと思われますので、決算結果を見たうえで投資してみるのが良いのではないかと思います。

 

  • 投資判断:△ 様子見 ※決算発表後での投資推奨

※投資はご自身の判断にて行っていただきますようお願いします。

 

決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。

ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。

私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。

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