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【好決算】インソース(6200)の決算まとめ 11月5日通期決算発表で株価は上昇するのか?

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インソース(6200)の決算発表が11月5日に行われました。

決算発表翌日に大きく上昇したインソースの株価ですが、今後の上昇も期待できる決算内容だったのでしょうか。

今回発表された決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

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【好決算】インソース(6200)の決算まとめ 11月5日通期決算発表で株価は上昇するのか?

【インソースの概要】

  • 時価総額:561億円
  • 設立:2002年
  • 上場:2016年7月
  • 売上高:56.08億円(19・9)/ 54億円(20・9予)
  • 営業利益:13.03億円(19・9) / 7.6億円(20・9予)

【特色】企業等の人事部向けに講師派遣型研修、公開講座を運営。人事や営業サポートシステムも展開

【連結事業】講師派遣型研修58、公開講座27、他14 <19・9>

【底打ち】公開講座がコロナ禍で中止・延期続く。人員増やクラウド費用もかさむ。営業減益幅拡大。増配維持。21年9月期は講師派遣型研修がオンライン等非対面強化で上向く。在宅ニーズ拡大受け月額利用の人材教育システムも伸長。営業益底打ち。

【組 織】eラーニングはサブスクやレンタル、買い切り等提供を多様化。営業人員をIT部門へ一部異動、開発体制テコ入れ。

 

ではまずは今回の決算内容を見てみましょう。

 

2020年11月5日の通期決算内容

 

今回発表されたの通期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 税前利益 利益率 1株益
20.9(実績) 今回発表 5,119百万円 784百万円 795百万円 15.3% 21.22円
20.9(四季報予想) 5,160百万円 760百万円 750百万円 14.7% 22.5円
21.9(通期予想) 今回発表 6,740百万円 1,450百万円 1,450百万円 21.5% 44.92円
21.9(四季報予想) 5,400百万円 900百万円 900百万円 16.7% 26.8円

前期(20.9)は四季報予想に比べて売上が99.2%、営業利益が103.2%となりました。

前期の結果は四季報の予想とほぼ変わりませんが、今期(20.9)の予想数字が四季報予想を大きく上回るもので、四季報予想よりも売上24.8%、営業利益261.1%増となっています。

今期の予想数字はサプライズといえる大幅な増収増益予想だと言えるでしょう。

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

インソースの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.7~9(第4四半期) 1,370百万円(84.5%) 350百万円(97.5%) 25.5%(115.4%)
20.4~6(第3四半期) 844百万円(59.0%) -190百万円(ー) -22.5%(ー)
20.1~3(第2四半期) 1,280百万円(101.5%) 210百万円(83.0%) 16.4%(81.6%)
19.10~12(第1四半期) 1,625百万円(125.6%) 414百万円(131.8%) 25.5%(104.9%)
19.7~9(前期 第4四半期) 1,622百万円 359百万円 22.1%
19.4~6(前期 第3四半期) 1,431百万円 377百万円 26.3%
19.1~3(前期 第2四半期) 1,261百万円 253百万円 20.1%
18.10~12(前期 第1四半期) 1,294百万円 314百万円 24.3%

このところ、前年同期比に比べて業績が下回ることが多くなっています。

 

当連結会計年度(2019年10月1日~2020年9月30日)において、当社グループでは第1四半期は人材育成ニー
ズの高まりを受けて堅調に推移
しました。しかしながら、第2四半期以降はコロナ禍の影響及び政府の緊急事態
宣言等により、研修事業(講師派遣型及び公開講座型)に中止及び延期等の影響が出ました
。そこで、オンライ
ン研修の実施、それに伴う繁雑な業務のシステム化、アフターコロナ・ウィズコロナ向けの新商品開発等を行な
いました。その結果、9月度の講師派遣型研修実施回数ではオンライン比率39.1%、公開講座受講者数ではオン
ライン比率62.8%となりました。また、その他事業では在宅勤務でも受講可能なeラーニング・動画の新商品開
発ならびに次世代型LMS(Learning Management System)「Leaf」の新機能拡充を行い、「Leaf」の利用組織数
は248組織(前期末比86組織増)
となりました。日々変化する環境にOODAループを用いて対応し、9月の売上高
は前年同月水準まで回復
しました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は5,119,777千円(前期比8.7%減)、営業利益は784,359千円(前期比
39.8%減)、経常利益は795,540千円(前期比38.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は445,452千円(前
期比46.7%減)となりました。また、講師派遣型研修事業の売上高は2,724,345千円(前期比16.9%減)、公開
講座事業の売上高は1,267,433千円(前期比17.0%減)となりました。しかしながら、その他事業の売上高につ
いては1,127,998千円(前期比40.7%増)と過去最高を更新
しました。

 

 

インソースのセグメントごとの売上利益

インソースのセグメントごとの売上・利益も見ておきましょう。

業務の種類 売上高 営業利益 利益率
講師派遣型研修事業 2,724,345千円(前期比83.1%)
公開講座事業 1,267,433千円(前期比83.0%)
その他事業 1,127,998千円(前期比140.7%)

講師派遣型研修事業・公開講座事業は減収となっています。

 

今後の見通し

今後の見通しにつきましてはコロナ禍が継続すると想定しているものの、オンライン研修やeラーニング・動
画等の非対面型サービスは継続的な伸びが予想
されます。そのため、社会人研修の市場規模は前年より回復し
3,500億円と推定
しております。また、「Leaf」のLMS機能に対する大企業の引き合いが強く、売上高に寄与する
と想定
しております。他方、新型コロナウイルスの再拡大による景気後退の可能性があり、このリスクを踏ま
え、多様な事業を展開していく必要があると考えられます。
以上により、2021年9月期の業績見通しは、売上高6,740百万円、営業利益は1,450百万円、経常利益は1,450
百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は940百万円と予想しております。

 

 

インソースの株価推移

インソース(6200)の2020年11月9日時点での日足チャートは以下の通り。

株価は乱高下しながらも緩やかに上昇しています。

今回の決算発表で大きく株価が上昇したものの、大きく下がる場面も。

 

【11月9日時点の指標】

  • PER:164.61
  • PSR:24.96
  • PEGレシオ:ー(PER164.61÷利益成長率ー)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

今回の決算発表で今期(21.9月期)の業績が大きく伸びることが予想されますが、現在の株価水準はPERが100倍を超えており、かなり割高水準となっています。

決算で株価が急騰したものの調整している状況ではありますが、大きく上昇するには何か材料などが無いと難しいかもしれません。

 

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決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。

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