シンフォニアテクノロジー(6507)は直近の決算をきっかけに大きく株価が上昇した注目の銘柄のひとつ。
いま注目の電気自動車(EV)関連でもあり、今後の株価上昇が期待できる銘柄だと言えるでしょう。
今回は、シンフォニアテクノロジーについてみていきましょう。
年末相場も近づく11月、秋深まり冬が近づくこの時期は【高騰期待銘柄】の大収穫期!!
シンフォニアテクノロジーがゴールデンクロス!好業績&電気自動車(EV)関連銘柄で大きく上昇か!?
【シンフォニアテクノロジーの概要】
- 時価総額:317億円
- 設立:1949年
- 上場:1952年2月
- 売上高:897.57億円(20・3)/ 800億円(21・3予)
- 営業利益:30.68億円(20・3) / 25億円(21・3予)
シンフォニアテクノロジーは半導体搬送や口腔、制御機器を展開する会社。
太陽パネルなど設備工事や電気自動車(EV)用モータシミュレータも扱っています。
では早速今回の決算内容を見てみましょう。
2020年11月5日の第2四半期決算内容
発表された決算短信は上記の通り。
売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 利益率 | 1株益 | |
20.4~9(実績) 今回発表 | 39,801百万円 | 1,568百万円 | 1,458百万円 | 3.9% | 42.53円 |
20.4~9(四季報予想) | 37,000百万円 | 600百万円 | 600百万円 | 1.6% | 10.9円 |
21.3(通期) 今回発表 | 80,000百万円 | 2,900百万円 | 2,800百万円 | 3.6% | 74.40円 |
21.3(通期四季報予想) | 80,000百万円 | 2,500百万円 | 2,200百万円 | 3.1% | 57.7円 |
第2四半期の四季報予想に対する達成率は、売上高が107.6% 営業利益が261.3%となっております。
また、今回の四半期決算とともに通期の上方修正も行われ、営業利益が16%増加されました。
通期の進捗率は、売上高が49.8% 営業利益が54.1%となっています。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
シンフォニアテクノロジーの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
20.7~9(第2四半期) | 22,383百万円(98.9%) | 1,336百万円(176.7%) | 6.0% |
20.4~6(第1四半期) | 17,418百万円 | 232百万円 | 1.3% |
20.1~3(前期 第4四半期) | 30,766百万円 | 3,182百万円 | 10.3% |
19.10~12(前期 第3四半期) | 19,976百万円 | -356百万円 | -1.8% |
19.7~9(前期 第2四半期) | 22,634百万円 | 756百万円 | 3.3% |
19.4~6(前期 第1四半期) | 16,381百万円 | -514百万円 | -3.1% |
19.1~3(前々期 第4四半期) | 32,380百万円 | 3,806百万円 | 11.8% |
18.10~12(前々期 第3四半期) | 20,120百万円 | 608百万円 | 3.0% |
直近四半期の業績を見ると、前年同期比は売上は微減となっているものの、営業利益は76.7%増と大きく上回っています。
QoQでも大きく増収増益となっています。
当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)における当社グループを取り巻く経営環境は、新型
コロナウイルス感染拡大の影響により人の流れが大幅に制限され、国内外の経済活動に収縮が生じました。海外
においては、中国で経済活動が再開したことなどにより景気の持ち直しの兆しがみられましたが、米中貿易摩擦
の影響もあり大きな改善には至りませんでした。国内においては、民間設備投資等の水準が低く、厳しい状況で
推移いたしました。
このような景況の下で、当社グループの当第2四半期連結累計期間の経営成績は、連結売上高につきましては
398億1百万円(前年同四半期比2.0%増)となりました。損益面につきましては、営業利益は15億68百万円(前年同
四半期比545.3%増)、経常利益は14億58百万円(前年同四半期比579.9%増)となり、親会社株主に帰属する四半期
純利益は12億57百万円(前年同四半期比999.2%増)となりました。
なお、当社グループの事業構造として、公共・社会インフラ等の設備関連機器の売上が第2四半期(7~9月)及び
第4四半期(1~3月)に集中する傾向があるため、四半期別の業績には季節的変動があります。
シンフォニアテクノロジーのセグメントごとの売上利益
シンフォニアテクノロジーのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
モーション機器事業 | 139億41百万円(13.6%減) | 1億77百万円(前年同四半期はー4億3百万円) | 1.3% |
パワーエレクトロニクス機器事業 | 174億97百万円(22.8%増) | 10億98百万円(314.5%増) | 6.3% |
サポート&エンジニアリング事業 | 83億62百万円(3.0%減) | 2億85百万円(34.3%減) | 3.4% |
モーション機器事業・サポート&エンジニアリング事業は減少するも、パワーエレクトロニクス機器事業は大きく業績を伸ばしています。
モーション機器事業は、航空宇宙部門は増加したものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、モーシ
ョンコントロール機器部門及びプリンタシステム部門が減少し、売上高は139億41百万円(前年同四半期比13.6%
減)となりました。損益面につきましては、売上高の減少はあったものの、航空宇宙部門での新規案件の費用増が
収束しつつあり、収益が改善したこと等により、営業利益は1億77百万円(前年同四半期は営業損失4億3百万円)と
なりました。
パワーエレクトロニクス機器事業は、クリーン搬送機器部門及び社会インフラシステム部門での増加により、
売上高は174億97百万円(前年同四半期比22.8%増)となりました。損益面につきましては、売上高の増加等によ
り、営業利益は10億98百万円(前年同四半期比314.5%増)となりました。
サポート&エンジニアリング事業は、売上高は83億62百万円(前年同四半期比3.0%減)となりました。損益面に
つきましては、売上高の減少等により、営業利益は2億85百万円(前年同四半期比34.3%減)となりました。
シンフォニアテクノロジーの株価推移
シンフォニアテクノロジー(6507)の2020年11月20日時点でのチャートは以下の通り。
【週足】
【日足】
週足チャートを見ると、下降トレンドからゴールデンクロス(GC)してきており、上昇トレンドの転換がうかがえます。
日足を見ると移動平均線とともに上昇してきているのがわかります。
今回の業績発表で出来高を伴って上昇しており、今後も上昇が続く可能性が高いのではないでしょうか。
【11月20日時点の指標】
- PER:17.03
- PSR:0.42
- PEGレシオ:1.01(PER17.03÷利益成長率16.8)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
指標を見ても割高感はありません。
バイデン氏が米大統領選に勝利し、電気自動車(EV)関連が盛り上がっていることも追い風となり、シンフォニアテクノロジーは今後の大きな上昇が見込める銘柄ではないでしょうか。
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決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
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