ラクーンホールディングス(3031)の第2四半期決算発表が11月30日に行われました。
ラクーンHDはコロナ禍でも順調に業績を伸ばしている企業で、前回決算は好決算で株価が上昇しましたが今回の決算はどうだったでしょうか。
今回の決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。
年末相場も近づく11月、秋深まり冬が近づくこの時期は、【高騰期待銘柄】の大収穫期!!
ラクーンHD(3031) の決算まとめ!11月30日第2四半期決算発表
【ラクーンホールディングスの概要】
- 時価総額:268億円
- 設立:1996年
- 上場:2006年4月
- 売上高:34.77億円(20・4)/ 46億円(21・4予)
- 営業利益:7.06億円(20・4) / 13億円(21・4予)
衣料・雑貨の企業間電子商取引「スーパーデリバリー」運営。掛け売り決算代行、売掛債権保証も。
今回の決算内容を見てみましょう。
2020年11月30日の第2四半期決算内容
発表された決算短信は上記の通り。
売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 利益率 | 1株益 | |
20.5~10(実績) 今回発表 | 2,149百万円 | 662百万円 | 662百万円 | 30.8% | 20.19円 |
20.5~10(四季報予想) | 2,200百万円 | 640百万円 | 630百万円 | 29.1% | 19.0円 |
21.4(通期四季報予想) | 4,600百万円 | 1,300百万円 | 1,280百万円 | 28.3% | 39.4円 |
第2四半期の四季報予想に対する達成率は、売上高が97.7% 営業利益が103.4%となっております。
前回、大幅に上振れていたことを考えると今回はサプライズなしの決算。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
ラクーンホールディングスの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
20.8~10(第2四半期) | 1,065百万円(125.4%) | 318百万円(167.4%) | 29.9% |
20.5~7(第1四半期) | 1,084百万円 | 344百万円 | 31.7% |
20.2~4(前期 第4四半期) | 946百万円 | 179百万円 | 18.9% |
19.11~1(前期 第3四半期) | 864百万円 | 162百万円 | 18.8% |
19.8~10(前期 第2四半期) | 849百万円 | 190百万円 | 22.4% |
19.5~7(前期 第1四半期) | 818百万円 | 175百万円 | 21.4% |
19.2~4(前々期 第4四半期) | 818百万円 | 155百万円 | 18.9% |
18.11~1(前々期 第3四半期) | 811百万円 | 123百万円 | 15.2% |
直近の四半期決算を見ると、前年同期比では増収増益となっているもののQoQでは減収減益となっています。
当第2四半期連結累計期間(2020年5月1日~2020年10月31日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感
染症の拡大に伴う経済活動の制限による景気の急速な悪化により、極めて厳しい状況で推移いたしました。緊急事
態宣言解除後に経済活動が徐々に緩和されたことで緩やかな回復の兆しも見られるものの、再び感染症が拡大する
不安は払拭できず、また、一向に収束時期が見えない中、依然として、先行きは極めて不透明な状況が続いており
ます。
このような状況の中、当社グループは「企業活動を効率化し便利にする」を経営理念に掲げ、各企業間取引のイ
ンフラサービス事業の事業規模拡大に努めてまいりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響から、ニューノー
マルによる企業活動の変化により、企業は「デジタルトランスフォーメーション(DX)」と呼ばれるデジタル技術
を駆使した企業活動が求められる環境下になりました。
ITの活用により、非対面での企業活動や企業活動の継続に備えることのできる当社のサービスに対する需要は依然
として高く、EC事業、フィナンシャル事業ともに企業からの問い合わせや申込の増加が続いております。その結
果、当第2四半期連結累計期間における売上高は2,149,402千円(前年同期比28.9%増)となりました。
費用面におきましては、フィナンシャル事業の保証履行額が第1四半期連結会計期間から引き続き減少したこと
により、売上原価率が大幅に低下いたしました(第1四半期連結会計期間対比6.8pt低下)。販売費及び一般管理
費については、広告宣伝費と人件費が増加しましたが、その他の費用は全般的に低水準で推移した結果、EBITDA
736,355千円(前年同期比68.7%増)、営業利益662,684千円(前年同期比81.4%増)、経常利益662,644千円(前
年同期比79.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益428,170千円(前年同期比80.7%増)となりました。
ラクーンホールディングスのセグメント別の売上利益
タケエイのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
EC事業 | 1,343,989千円(44.9%増) | 616,912千円(59.1%増) | 45.9% |
フィナンシャル事業 | 926,442千円(11.7%増) | 268,838千円(79.7%増) | 29.0% |
①EC事業
EC事業の主力事業である「スーパーデリバリー」は、新規会員獲得数の増加と客単価の向上により流通額を増加
させていくことに取り組んでおります。利用できる会員は国内の小売店、小売業以外の事業者に加え、海外事業者
と国内外問わず幅広い事業者が対象となっております。
長期化するコロナ禍において、企業の営業活動はデジタル化にシフトし始めております。「スーパーデリバリ
ー」も単なる卸仕入サイトとしての役割だけではなく、強みであるITノウハウを活かし、ライブコマースを開催す
る等、出展企業と会員がデジタル化の推進を図りながら営業活動の場を広げられるよう尽力しております。一方で
非対面での営業活動による卸売りや仕入れを求める企業が多く流入し、2020年4月期第4四半期から、会員、出展
企業ともに登録数の増加が継続しております。この結果、当第2四半期連結会計期間末における「スーパーデリバ
リー」の会員小売店数は191,867店舗(前期末比24,800店舗増)、出展企業数は2,112社(前期末比259社増)、商
材掲載数は1,386,898点(前期末比239,607点増)となりました。
当第2四半期連結会計期間の流通額につきましては、2020年4月期第4四半期に流通額が爆発的に増加したマス
クと除菌グッズの割合が第1四半期、当第2四半期と急激に低下している中で、その他の商品の流通額と購入小売
店数の増加により流通額は高い成長率を維持しております。新型コロナウイルス感染症の発症に伴い、非対面での
仕入れを求める企業により会員小売店が増加し、購入小売店数も増加いたしました。さらに、長引くコロナ禍にお
ける企業活動のデジタル化へのシフトにより、仕入ツールとして「スーパーデリバリー」が定着してきていること
も追い風となっております。この結果、当第2四半期連結累計期間の流通額は9,797,541千円(前年同期比66.5%
増)となりました。なお、国内流通額は前年同期比62.7%増、海外流通額は前年同期比84.4%増となりました。
この結果、EC事業の売上高は1,343,989千円(前年同期比44.9%増)、セグメント利益は616,912千円(前年同期
比59.1%増)となりました。②フィナンシャル事業
「Paid」におきましては、加盟企業数は順調に増加し3,900社を超えました。引き続き、獲得した加盟企業の稼
働率の向上と売上企業単価を増加させることに取り組んでおります。一方で、新型コロナウイルス感染拡大により
売上高が減少した加盟企業の売上高は回復傾向が継続しており、取扱高も堅調に推移しております。この結果、グ
ループ外の取扱高は 10,081,302千円(前年同期比7.3%増)、全体の取扱高(グループ内の取扱高4,650,429千円
を含む)は、14,731,731千円(前年同期比15.0%増)となりました。
「保証」におきましては、「T&G売掛保証」、「URIHO」では長期化するコロナ禍を背景に、取引先の倒産・未入
金リスク対策を検討する中小企業からの問い合わせの増加は引き続き続いております。従前から取り組んでいる地
域金融機関との業務提携を進め、販売チャネルを拡大することに加え、より効率のよい広告媒体を模索しながら知
名度向上にも取り組むことでクライアント数の獲得増加を図っております。また、「URIHO」では、2020年9月よ
り、サービスを利用できる企業の年商制限を撤廃し、大企業から中小企業まですべての企業が利用できるように変
更いたしました。
「家賃保証」におきましては、引き続き、事業用家賃保証、居住用家賃保証ともに不動産会社に対する知名度向
上に取り組みました。一方で、入居申込サービスを通じた不動産会社の開拓にも取り組んでおり、2020年10月より
日本情報クリエイト株式会社と、「電子入居申込サービス」のデータを活用した家賃保証の申し込みに関する提携
を開始しました。
当第2四半期連結会計期間末の保証残高は、79,719,693千円(株式会社ラクーンフィナンシャル分18,835,716
千円、株式会社ラクーンレント分60,883,977千円)と前期末比5.4%増(前期第2四半期比16.9%増)になりまし
た。この結果、フィナンシャル事業の売上高は926,442千円(前年同期比11.7%増)となりました。費用面におい
ては、保証履行額の減少により売上原価率が大幅に低下した結果、セグメント利益は268,838千円(前年同期比
79.7%増)となりました。
ラクーンホールディングスの株価推移
ラクーンホールディングス(3031)の2020年11月30日時点でのチャートは以下の通り。
【日足チャート】
【週足チャート】
週足を見ると株価はコロナショック以降大きく上昇しています。
特に前回決算からの上昇が大きく、9月からの3ヵ月で約2倍に上昇しています。
【11月30日時点の指標】
- PER:56.78
- PSR:12.32
- PEGレシオ:2.74(PER56.78÷利益成長率20.75)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
株価は割高だと言える水準にあります。
ただ、成長が続くならまだ大きく上昇する可能性がありますが、今回の決算は予想を上回るものではありませんでした。
信用買い残が増加していることもあり、株価は調整する可能性が高いのではないでしょうか。
年末相場も近づく11月、秋深まり、冬が近づくこの時期は、【高騰期待銘柄】の大収穫期!!
決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。
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