決算予想

竹本容器(4248)の決算予想 決算発表日:7月30日 第2四半期決算

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竹本容器(4248)の第2四半期決算発表が7月30日に迫ってきました。

竹本容器は19.12期、20.12期と減収にはなっていましたが、今期・来期は増収増益を予定しています。

今回の決算を前に、7月16日に上方修正も行っており、今期のさらなる業績上振れを期待できる企業の一社です。

今回はそんな竹本容器の決算についてみていきましょう。

 

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竹本容器(4248)の決算予想 決算発表日:7月30日 第2四半期決算

【竹本容器(4248)の概要】

  • 時価総額:121億円
  • 設立:1953年
  • 上場:2014年12月
  • 売上高:148.63億円(20・12)/ 155億円(21・12予)
  • 営業利益:17.78億円(20・12) / 18億円(21・12予)

化粧品・食品向けの主力プラスチック製包装容器専業。自社開発の金型多数保有し短納期に強み。

 

まずは前回の決算発表を見てみましょう。

 

2020年4月30日の第1四半期決算内容

前回発表された第1四半期の決算内容は下記となっています。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
21.1~3月(実績) 3,803百万円 503百万円 555百万円 13.2% 29.1円
21.1~6月(四季報予想) 7,500百万円 850百万円 850百万円 11.3% 47.9円
21.12月(通期四季報予想) 15,500百万円 1,800百万円 1,800百万円 11.6% 99.8円
22.12月(来期四季報予想) 16,300百万円 1,900百万円 1,900百万円 11.7% 103.8円

対第2四半期予想の進捗率は、売上高:50.7%、営業利益:59.2%となっています。

まずまず順調な決算で、第2四半期の決算発表を前に業績予想の修正が行われました。

 

業績予想の修正

通期の変更はないものの、営業利益が大幅な上方修正となっています。

当第2四半期累計期間につきましては、日本、中国の市場において需要が回復基調にある
ことを背景に新規案件並びに追加注文が増加し売上高は予想数値に対して増加
しました。
価面で樹脂原材料価格の上昇、昨年は免除されていた中国国内の社会保険料負担の復活
など
の要因はあるものの、売上高の増加に伴う売上総利益の増加、中国人民元、インドルピーに
対する円相場の下落(円安)などにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半
期純利益が前回予想金額に対して増加
いたしました。
なお、通期の連結業績予想については、下半期における様々な要因の変動を勘案し変更は
いたしません。
今後通期の連結業績予想の修正が必要となった場合には速やかに開示する予定であります。

 

 

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

竹本容器の直近四半期の売上利益は以下の通り。

売上高 営業利益 利益率
21.4~6(第2四半期) 4,079百万円(102.1%) 450百万円(69.3%) 8.9%(54.9%)
21.1~3(第1四半期) 3,803百万円(111.0%) 503百万円(147.9%) 13.2%(133.3%)
20.10~12(前期 第4四半期) 3,696百万円 267百万円 7.2%
20.7~9(前期 第3四半期) 3,748百万円 522百万円 13.9%
20.4~6(前期 第2四半期) 3,994百万円 649百万円 16.2%
20.1~3(前期 第1四半期) 3,425百万円 340百万円 9.9%
19.10~12(前々期 第4四半期) 3,436百万円 248百万円 7.2%
19.7~9(前々期 第3四半期) 3,920百万円 451百万円 11.5%
19.4~6(前々期 第2四半期) 3,859百万円 429百万円 11.1%

第1四半期は前年同期比に比べて大きく伸びていますが、今回発表された第2四半期の上方修正の数字を2Q単体で見てみると、売り上げはほぼ横ばいで、利益は大きく減額となっていることがわかります。

 

 

 

 

竹本容器のセグメントごとの売上利益

竹本容器のセグメントごとの売上・利益も見てみましょう。

ただ、竹本容器の決算短信をチェックしたところ、セグメントごとの業績は記載されておりませんでした。

セグメント 売上高 営業利益 利益率

 

 

 

 

竹本容器(4248)の株価推移

竹本容器(4248)の2021年7月21日時点でのチャートは以下の通り。

【日足】


【週足】

コロナショックで株価は500円付近まで下落しましたが、2020年7月の上方修正以降は株価が大きく上昇し、株価は2倍以上に上昇しました。

2020年10月末の3Q決算発表時に下方修正があって株価が下落する場面もありましたが、2021年4月末の1Q決算発表で再び上昇し、現在は1,000円前後での推移となっています。

7月16日の上方修正発表時は、翌日上昇したもののその後は横ばいとなっています。

 

【7月21日時点の指標】

  • PER:9.84
  • PSR:0.84倍
  • PEGレシオ:2.89(PER9.84÷利益成長率3.4)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

PERは10倍以下の割安ではあるものの、利益成長率が3.4%と低く、PEGレシオは3倍付近となっています。

割安ではあるものの、出来高も少なく、大幅な上方修正などのきっかけがないと上昇していくのは難しいかもしれません。

 

 

 

竹本容器の決算予想まとめ

7月30日の竹本容器の決算発表を前に、過去の決算発表を調べてみました。

PERを見ると割安水準ではありますが、今回の決算発表では大幅な上方修正などの可能性は低く、大幅な上昇はあまり見込めないのではないでしょうか。

信用買いも、現在の出来高を見ると少し多めなこともあり、決算跨ぎで上昇する可能性は少なそうなので、決算発表を確認したうえで好決算であれば買いというスタンスでいいのではないでしょうか

 

 

  • 投資判断:ー  見送り

※投資はご自身の判断にて行っていただきますようお願いします。

 

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