リミックスポイント(3825)は1月5日に業績の上方修正が行われました。
場中に上方修正が行われましたが、内容が好感されてストップ高まで買われた銘柄です。
今回はリミックスポイントの上方修正の内容についてみていきましょう。
【好決算の注目銘柄】 3825 リミックスポイント
【リミックスポイントの概要】
- 時価総額:190億円
- 設立:2004年
- 上場:2006年12月
- 売上高:132.17億円(21.3)/ 214億円(22.3予)
- 営業利益:▲28.88億円(21.3) / 26億円(22.3予)
暗号資産交換所「ビットポイント」を運営。電力小売り、中古車売買、ホテルの企画開発も展開。
まずは今回発表された上方修正内容を見てみましょう。
2022年1月5日の上方修正内容
2022 年3月期通期連結業績予想数値の修正(2021 年4月1日~2022 年3月 31 日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
22.3 今回発表 | 27,387百万円 | 6,320百万円 | 6,313百万円 | 23.1% | 46.89円 |
22.3 (前回公表予想) | 21,410百万円 | 2,605百万円 | 2,545百万円 | 12.2% | 21.37円 |
22.3 (四季報予想) | 21,400百万円 | 2,600百万円 | 2,500百万円 | 12.1% | 19.8円 |
前回の公表・四季報予想を大きく上回る上方修正となっています。
修正の理由は下記の通り。
【通期連結業績予想修正の理由】
主に、当第2四半期より本格的に販売を開始する予定だった家庭用蓄電池システム(remixbattery)が、世界的な半導体不足の影響で生産が滞り、結果、レジリエンス事業の売上は当初見込んでいた予想を下回ることになったものの、金融関連事業を営んでいる株式会社ビットポイントジャパンが当期において、トロン(TRX)、エイダ(ADA)、ジャスミー(JMY)などを日本国内の暗号資産交換業者として初めて取扱いを開始したことから、これら暗号資産の取引を望むユーザーによる新規口座開設が進み、販売所取引の取引量が当初の予想を大きく上回ったこと等により売上を大きく伸ばすことができ、2022 年3月期通期連結業績予想を大幅に上回る見通しとなりました。
リミックスポイントは電力小売りや中古車販売、暗号資産交換所などの事業を行っておりますが、金融関連事業であるビットポイントジャパンの取引量が上回ったことにより、業績の大幅上昇になったようです。
家庭用蓄電池システムは予想を下回ってはいるものの、トータルで営業利益が約2.4倍となるほどのインパクトのある上方修正となりました。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸びがどうだったのか、直近四半期を元に四半期ごとの業績も見ておきましょう。
リミックスポイントの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
21.7~9(第3四半期) | 6,193百万円(234.6%) | 795百万円(ー%) | 12.8% |
21.4~6(第2四半期) | 4,300百万円 | 401百万円 | 9.3% |
21.1~3(第1四半期) | 4,983百万円 | -1,985百万円 | -39.8% |
20.10~12(前期 第4四半期) | 3,416百万円 | -157百万円 | -4.6% |
20.7~9(前期 第3四半期) | 2,640百万円 | -421百万円 | -15.9% |
20.4~6(前期 第2四半期) | 2,178百万円 | -325百万円 | -14.9% |
20.1~3(前期 第1四半期) | 2,594百万円 | -478百万円 | -18.4% |
19.10~12(前々期 第4四半期) | 2,435百万円 | -355百万円 | -14.6% |
四半期ごとの数字を見ると、前年同期比で大きく増加しており、QoQでも売上・利益ともに大きく増加しています。
21.1-3期までは営業利益がマイナスでしたが、ここ2四半期は黒字化となっています。
リミックスポイントのセグメント別の売上利益
リミックスポイントのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
エネルギー事業 | 6,121百万円(118.2%増) | 708百万円(251.3%増) | 11.6% |
自動車事業 | 2,120百万円(30.4%増) | 10百万円(27.5%減) | 0.5% |
レジリエンス事業 | 216百万円(30.7%減) | -161百万円 | ー |
金融関連事業 | 2,006百万円(前年同期41百万円) | 1,029百万円(前年同期-727百万円) | 51.3% |
その他事業 | 28百万円(13.2%減) | 24百万円(95.8%増) | 85.7% |
各事業によって増減バラバラですが、エネルギー事業・金融関連事業が大きく増加しています。
(エネルギー事業)
当第2四半期連結累計期間の電力小売事業は、低圧需要家の開拓が引き続き順調だったこともあり契約口数
が増加するとともに、2020年12月中旬から2021年1月下旬にかけて一般社団法人日本卸電力取引所(JEPX)に
おける電力価格高騰についても適切に対応した結果、高圧需要家の総契約容量も引き続き安定的に推移するこ
とができました。また当該電力価格高騰の対応費用の一部を需要家から回収していることもあり、売上、利益
ともに前年同期を上回りました。
以上の結果、当セグメントの売上高は6,121百万円(前年同期比118.2%増)、セグメント利益(営業利益)
708百万円(前年同期比251.3%増)となりました。(自動車事業)
自動車事業においては、中古車販売事業者との中古車売買、及び中古車売買に関するコンサルティング等を
行っております。
中古車売買事業は、業者間売買であることもあり粗利率は低いものの、仕入から販売までの決済回収期間が
短いため、資本回転率の高いビジネスを実現しております。当第2四半期連結累計期間においては、前年同期
と比して、販売台数が増加したものの平均粗利率を下回る取引もあったことから、増収減益となりました。ま
た、取引の実態を踏まえて、一部の販売取引につき、売上計上時期又は売上計上額の変更を行っております。
以上の結果、当セグメントの売上高は2,120百万円(前年同期比30.4%増)、セグメント利益(営業利益)10
百万円(前年同期比27.5%減)となりました。(レジリエンス事業)
レジリエンス事業は、省エネコンサルティング事業及び感染症対策関連事業から構成されています。
当第2四半期連結累計期間においては、前連結会計年度から取り扱っている感染症対策関連商材の拡販に努
めるとともに、MA-T System関連商品(「すごい水」や「SUGOMIZUマウスウォッシュ」)の本格的販売に着手し
ました。また、これまで蓄積したノウハウをもとに各種補助金等の活用支援に関するコンサルティングを行い
ました。しかしながら、MA-T System関連商品の知名度が高まらないこともあり売上が当初予定していたよりも
伸びず、また、当第2四半期より本格的に販売を開始する予定だった家庭用蓄電池システム(remixbattery)
も世界的な半導体不足の影響から生産が滞り、翌四半期以降にずれ込んだこともあり、当第2四半期連結累計
期間は前年同期と比して減収減益になりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は216百万円(前年同期比30.7%減)、セグメント損失(営業損失)161
百万円(前年同期はセグメント利益(営業利益)81百万円)となりました。(金融関連事業)
株式会社ビットポイントジャパン(以下「BPJ」という。)が暗号資産交換業者として暗号資産交換所の運営
を行っており、暗号資産現物取引、暗号資産デリバティブ取引(レバレッジ取引)、暗号資産レンディング等
のサービスを提供しております。また、2021年5月10日付で金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業者
として登録されました。それに伴い、当社が従来より実施していた投資取引のうち、暗号資産事業に関する投
資取引について、第1四半期連結会計期間より営業取引として金融関連事業に含めております。
当第2四半期連結累計期間においては、前事業年度後半から新システム稼働に伴って増加した顧客取引が引
き続き好調だったこと、販促活動により口座数が順調に伸長するとともにアクティブユーザー数が増加したこ
となどにより、大きく収益を伸ばすことができたとともに、新規取扱い通貨の審査手数料の受領もありまし
た。また、新規取扱い通貨として、トロン(TRX)及びエイダ(ADA)を追加し、ラインナップを拡充しまし
た。なお、第1四半期連結会計期間より、暗号資産事業に関連した投資についての収益・費用を金融関連事業
に含めております。
以上の結果、当セグメントの売上高は2,006百万円(前年同期は41百万円)、セグメント利益(営業利益)
1,029百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)727百万円)となりました。なお、当セグメントの売上
高及びセグメント利益には、暗号資産事業に関連した投資に関する利益5百万円が含まれております。(その他事業)
その他事業は、マーケティングコンサルティング事業のほか、新規に立ち上げた事業などを含んでおりま
す。なお、比較する前年同期には、当時セグメント損失を計上していた旅行関連事業を含めていることもあり、
対前年同期で利益は増加しております。
以上の結果、当セグメントの売上高は28百万円(前年同期比13.2%減)、セグメント利益(営業利益)24百
万円(前年同期比95.8%増)となりました。
今回の上方修正の理由となった金融関連事業のトロンやエイダの追加について、第2四半期決算発表時に記載されており、この事業の伸びが業績の増大に寄与していることがわかります。
リミックスポイントの株価推移
マクビープラネット(7095)の2021年6月11日時点でのチャートは以下の通り。
【日足チャート】
【週足チャート】
2021年12月から上昇してきていましたが、今回の上方修正を受けてさらなる上昇となりました。
【1月5日時点の指標】
- PER:25.77
- PSR:2.85
- PEGレシオ:0.60(PER25.77÷利益成長率42.65)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
現在のPERが25を超えていますが、利益成長率が高く、PEGレシオは1倍以下の低水準となっています。
初めて取り扱った通貨もあり、独自の強みもあるので、まだまだ株価は上昇余地はあるのではないでしょうか。
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