ビッグデータ活用の推奨商品表示、ネット広告配信などを行うサイジニア(6031)は2月14日の決算発表後、2月22日に通期の上方修正が行われました。
今回の上方修正が好感され、当日のPTSでは+100円のストップ高となっている銘柄です。
今回はサイジニアの決算発表の内容についてみていきましょう。
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サイジニア【好決算の注目銘柄】業績黒字化で、今後さらなる事業の伸びが見込める企業
【サイジニアの概要】
- 時価総額:56.2億円
- 設立:2007年
- 上場:2014年12月
- 売上高:13.93億円(21.6)/ 24億円(22.6予)
- 営業利益:▲0.44億円(21.6) / 3.5億円(22.6予)
サイジニアは売上は大きく伸びているものの、21年6月期までは赤字が続いていましたが今期黒字を予定している企業です。
ではまずは2月14日に発表された第2四半期決算発表と昨日発表された上方修正の内容を見てみましょう。
2022年2月14日の通期決算発表の内容
2022年6月期第2四半期の連結業績(2021年7月1日~2021年12月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
21.7-12(実績) 今回発表 | 1,095百万円 | 77百万円 | 73百万円 | 7.0% | △172.45円 |
21.7-12 (四季報予想) | 1,000百万円 | 50百万円 | 50百万円 | 5.0% | △356.3円 |
22.6 (会社予想) 今回発表 | 2,500百万円 | 350百万円 | 340百万円 | 14.0% | △165.64円 |
22.6 (四季報予想) | 2,400百万円 | 270百万円 | 260百万円 | 10.8% | △331.0円 |
第2四半期決算発表では当初の予想を売上高が9.5%増、営業利益が54%増となっています。
また、今回行われた通期の上方修正では売上高が4.2%増、営業利益が29.6%増となっています。
【通期業績予想の修正の理由】
2022 年6月期通期の連結業績予想数値につきましては、当第2四半期連結累計期間の実績に
加え、足元の事業環境や各サービスの動向などを踏まえ、連結売上高、連結営業利益、連結経常
利益について見直しを行いました。親会社株主に帰属する当期純利益については、特別損失等不
確定な要素を鑑み据え置いております。
具体的な内容は特に書かれていませんが、好調だった2Qの実績を踏まえて上方修正となったようです。
詳細についてみていきましょう。
直近四半期の売上利益
直近の業績の伸びがどうだったのか、直近四半期を元に四半期ごとの業績も見ておきましょう。
サイジニアの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
21.10-12(第2四半期) | 708百万円(214.5%) | 83百万円(ー%) | 11.7% |
21.7-9(第1四半期) | 387百万円 | -6百万円 | -1.6% |
21.4-6(前期 第4四半期) | 397百万円 | 18百万円 | 4.5% |
21.1-3(前期 第3四半期) | 371百万円 | 24百万円 | 6.5% |
20.10-12(前期 第2四半期) | 330百万円 | -20百万円 | -6.1% |
20.7-9(前期 第1四半期) | 295百万円 | -66百万円 | -22.4% |
20.4-6(前々期 第4四半期) | 296百万円 | -66百万円 | -22.3% |
20.1-3(前々期 第3四半期) | 264百万円 | -17百万円 | -6.4% |
四半期ごとの数字を見ると、直近四半期に大きく業績を伸ばしていることがわかります。
売上高が2倍以上に伸びており、営業利益も1億に近いところまで伸ばしてきています。
当社グループの当第2四半期連結累計期間においては、「ネット広告サービス」は新型
コロナウイルス感染症に対応する消費財等の広告需要が拡大したこと、並びに首都圏不動産需要の高まりを受けて
広告配信案件が増加したことで、売上高が前年同期を大きく上回りました。「CX改善サービス」については、ZETA
株式会社(以下「ZETA」という。)の損益が当第2四半期連結会計期間から連結されたことにより、業績が大きく改
善しました。ZETAは、自社ライセンスである「ZETA CXシリーズ」を通じて、ユーザーに良質な購買体験(CX)を提
供することに多くの実績を有し、優良企業の運営するECサイトへの商品検索エンジンの採用は増加傾向にあるな
ど、今後もさらなる事業の拡大が見込まれます。
当社とデクワス株式会社(以下「デクワス」という。)の単体四半期間別営業利益は、前2021年6月期第3四半期
より継続して黒字の拡大基調にあり、これにさらにZETAの損益が加わったことで、今後ますますグループ全体の収
益力が向上していくことを見込んでおります。
その結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は1,095,235千円(前年同期比75.0%増)、営業利益は
77,071千円(前年同期は86,154千円の損失)、経常利益は73,906千円(前年同期は84,085千円の損失)、親会社株
主に帰属する四半期純損失は、ZETAの子会社化により発生したのれんの減損損失の計上により1,094,437千円(前
年同期は84,997千円の損失)となりました。
当第2四半期連結累計期間までの営業利益は、期初に策定した当社グループ該当期間の利益計画の124%に相当
します。例年当社とデクワスの収益は第3四半期連結会計期間に、またZETAの収益は第4四半期連結会計期間に集
中する傾向にあるため、今後業績予想修正の必要が生じた場合は速やかに開示いたします。
第2四半期決算短信内に記載されている内容ですが、業績の好調がうかがえます。
ZETAの損益の連結もありますが、今後さらなる事業の拡大が見込まれるようなので、今後大きく伸びていく可能性は充分にあるのではないでしょうか。
サイジニアのセグメント別の売上利益
サイジニアのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
ただ、サイジニアは単一セグメントのため、記載はありませんでした。
続いて、現在のサイジニアの株価についても見ていきましょう。
サイジニアの株価推移
サイジニア(6031)の2022年2月22日時点でのチャートは以下の通り。
【日足チャート】
【週足チャート】
チャートは2021年7月をピークに大きく値を下げています。
下降トレンドを続けていた中、前回決算で寄らずのストップ高を付けるなどしましたが、地合いの弱さなどもあり、約半年で1/3程度の株価になってしまっています。
2月14日の2Q決算では全く反応しませんでしたが、決算が集中するタイミングだったため見逃されていたかもしれませんが、中身を見ると確実に良い決算。今回の上方修正は決算ピークを過ぎ、注目を集めやすいタイミングなので、今回は注目を集めて上方する可能性もあります。
ただ、引き続き地合いは悪いまま。今回の上方修正ではどのような値動きをするでしょうか。
【2月21日時点の指標】
- PER:18.8(23年予想PER)
- PSR:1.89
- PEGレシオ:0.39(PER 18.8 ÷利益成長率47.75) ※利益は赤字から黒転のため、成長率は売上で計算
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
PERはそこまで割安ではありませんが、売り上げの伸びは非常に高く、今期は79%成長で来期も20%程度の成長を見込んでいます。
今後の伸びを考えるとPERもまだまだ高いとは言えない水準だと思います。
ただ、懸念点としては信用買残が多いことと出来高が少ないこと。
日々の出来高が1万を超えないことも多い中、信用買い残は37万強。
今回の決算・上方修正の内容は非常に魅力的ではありますが、この信用買いの多さはかなりネックになってしまうかもしれません。
出来高をこなして上昇するまではなかなか手を出しづらい銘柄かもしれませんが、今後業績を伸ばしていくであろう銘柄ですので注目していてもいいかもしれません。
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決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
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