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シグマクシスHD(8890)の株価予想 サイバーセキュリティ関連の好決算銘柄でMACDはゴールデンクロスか

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いま話題のテーマであるサイバーセキュリティ関連のシグマクシスホールディングス(6088)は2月7日に第3四半期の決算発表が行われました。

好業績で翌日の株価は上昇するも、その後は地合いに押されて低迷していた銘柄。

ただ、このところ人気テーマであるサイバーセキュリティー関連ということもあり、ここ数日で株価を伸ばしてきています。

今回はそんな注目のテーマ関連であるシグマクシスホールディングスの決算発表の内容や株価予想についてみていきましょう。

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シグマクシスHD(8890)の株価予想 サイバーセキュリティ関連の好決算銘柄でMACDはゴールデンクロスか

【シグマクシスホールディングスの概要】

  • 時価総額:703億円
  • 設立:2008年
  • 上場:2013年12月
  • 売上高:140.24億円(21.3)/ 160億円(22.3予)
  • 営業利益:17.47億円(21.3) / 27億円(22.3予)

シグマクシスホールディングスは新興コンサルで、経営戦略立案からシステム導入まで網羅するシステム導入支援(PMO)に強みを持つ会社。業績は昨年一時落ち込んだものの、今期は増収増益で最高益を突破する予定です。

まずは今回発表された決算発表の内容を見てみましょう。

 

2022年2月7日の第3四半期決算発表の内容

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
21.4-12(実績) 今回発表 11,303百万円 2,084百万円 2,080百万円 18.4% 60.62円
22.3 今回発表 16,000百万円 2,700百万円 2,700百万円 16.9% 78.65円
22.3 (四季報予想) 16,000百万円 2,700百万円 2,700百万円 16.9% 74.7円

第3四半期の決算発表では通期の進捗率が、売上高:70.6%、営業利益:77.2%となっておいます。

通期の上方修正も行われましたが、会社予想よりは増加したものの、四季報予想と変わらない数字となっています。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動の制限等の先行き不透明な状況が続いておりま
すが、当社グループは、主にコンサルティング事業による営業利益の増加が見込めることによ
り、前回発表の連結業績予想を上回る見通しとなりました。

ここまで見る限り、悪くはないもののインパクトの無い決算といえるかもしれません。

ただ、直近四半期の伸びが著しく、詳細についてみていきましょう。

 

 

直近四半期の売上利益

直近の業績の伸びがどうだったのか、直近四半期を元に四半期ごとの業績も見ておきましょう。

シグマクシスホールディングスの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
21.10-12(第3四半期) 4,029百万円(115.3%) 972百万円(174.8%) 24.1%
21.7-9(第2四半期) 3,859百万円 733百万円 19.0%
21.4-6(第1四半期) 3,415百万円 379百万円 11.1%
21.1-3(前期 第4四半期) 3,783百万円 579百万円 15.3%
20.10-12(前期 第3四半期) 3,494百万円 556百万円 15.9%
20.7-9(前期 第2四半期) 3,381百万円 460百万円 13.6%
20.4-6(前期 第1四半期) 3,366百万円 152百万円 4.5%
20.1-3(前々期 第4四半期) 4,194百万円 577百万円 13.8%

先ほどの第3四半期決算発表の数字ではわかりませんでしたが、四半期ごとの数字を見ると、大きく業績を伸ばしていることがわかります。

前年比で利益が約75%増となっており、QoQでも大きな伸びを見せています。

 

当社グループは、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進するための
「3つの変革」〔①既存事業の効率化(デジタル・トランスフォーメーション)、②新価値の創造(サービス・ト
ランスフォーメーション)、③経営プラットフォームの改革(マネジメント・トランスフォーメーション)〕の実
現に向けたサービス提供を目指し、事業戦略立案、M&A、業務変革、組織変革、デジタルテクノロジーやクラウド
ソリューションの活用、プロジェクトマネジメント、新規事業開発、企業間連携の推進、事業投資、ジョイントベ
ンチャー創設等、幅広い産業及び企業における価値創造に取り組んでいます。
当社グループは、2021年10月に持株会社体制に移行いたしました。持株会社である株式会社シグマクシス・ホー
ルディングスの傘下で、コンサルティング事業を担う新設子会社の株式会社シグマクシス、投資事業を担う株式会
社シグマクシス・インベストメント等のグループ各社が事業を推進し、各事業の連携によるサービス強化を通じ、
グループ全体でさらなる成長を目指してまいります。
当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は、11,303,650千円(前年同期比10.4%増)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては売上高の増加に伴い活動が増え、3,134,427千円(前年同期比11.1%増)と
なりました。
売上高の増加及び売上原価の減少により、売上総利益は1,229,751千円増の5,219,340千円(前年同期比30.8%
増)、営業利益は916,124千円増の2,084,913千円(前年同期比78.4%増)、経常利益は867,716千円増の2,080,363
千円(前年同期比71.6%増)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、1,269,527千円(前年同期比70.7%増)となりました。

 

 

 

シグマクシスホールディングスのセグメント別の売上利益

シグマクシスホールディングスのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
コンサルティング事業 11,170,449千円(9%増) 3,173,965千円 28.4%
投資事業 256,813千円 95,194千円 37.1%

中身については下記となります。

(コンサルティング事業)
コンサルティング事業の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高11,170,449千円、営業利益3,173,965千円
となりました。企業のデジタル・トランスフォーメーション戦略策定、組織と人財の活性化、新規事業やサービス
開発などを支援するプロジェクトが事業を牽引
しました。
人財採用につきましては、当第3四半期連結累計期間において経験者9名、新卒50名が入社しました。新卒社員
の研修はリモートワーク環境と対面を組み合わせたハイブリッド型で順調に完了し、10月から稼働を開始しまし
た。2021年12月末時点のコンサルタント数は485名となっております。プロジェクト満足度は93ポイントと高い水
準を維持しております。

(投資事業)
投資事業の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高256,813千円、営業利益95,194千円となりました。主に
投資先支援と株式の売却収益によるものです。
第2四半期連結会計期間に株式会社JTBベネフィットの株式の持ち分を全て売却しました。また、新規投資とし
ては、第2四半期連結会計期間に伊藤忠商事株式会社のネットワークを通じてコーポレートウェルネス領域におい
て健康管理SaaS事業等を展開するウェルネス・コミュニケーションズ株式会社への出資を行いました。さらに第3
四半期連結会計期間に、英語学習コーチングサービスを手掛ける株式会社プログリットへの出資を行いました。

続いて、現在のシグマクシスホールディングスの株価についても見ていきましょう。

 

 

シグマクシスホールディングスの株価推移・今後の株価予想

シグマクシスホールディングス(6088)の2022年3月2日時点でのチャートは以下の通り。

【日足チャート】

【週足チャート】

シグマクシスホールディングスの株価は、2021年頭あたりから上昇してきていました。

ただ、2021年11月の3,300円あたりをピークに、その後は地合いに伴って大きく調整しています。

2,000円あたりまで下落したところで決算発表となり、翌日は上昇するも、地合いに押されてさらに下落してきていました。

ただ、このところのサイバーセキュリティー関連ということもあり少し株価を戻してきています。

中期でみると一目均衡表の雲を支えにきれいに反発してきていますが今後の株価はどのように推移していくでしょうか。

 

【3月2日時点の指標】

  • PER:27.75
  • PSR:3.14
  • PEGレシオ:1.67(PER 27.75 ÷利益成長率16.6)
  • 理論株価:2,290円

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

シグマクシスホールディングスはPERが20倍台、PSR、を見ても割安とまでは言えない水準です。

PEGレシオはまずまずといったところでしょうか。

理論株価も現在の株価と同水準であり、株価は妥当といったところでしょうか。

シグマクシスの株価予想は現在の株価あたりといったところでしょうか。ただ、週足でのMACDはゴールデンクロスとなっています。

下値は堅いのではないかと思えますし、テーマ性もあり出来高が増えてくれば理論株価を超えて大きく上昇する可能性もあるので、リスクは少なめで投資できる銘柄かもしれません。

 

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