システムディ(3804)の第3四半期決算発表が9月14日に迫ってきました。
株価は決算を前に大きく上昇していますが決算を跨ぐべきかどうかは迷うところ。
そこで、今回の決算がどうなるのか、過去の決算発表をもとに調べてみました。
是非ご覧ください。
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システムディ(3804)の決算予想 9月14日第3四半期決算発表予定
【システムディの概要】
- 時価総額:71.4億円
- 設立:1982年
- 上場:2006年4月
- 売上高:35.66億円(19.10)/ 38.5億円(20・10予)
- 営業利益:5.35億円(19・10) / 12億円(20・10予)
【特色】特定業種特化のソフトを開発販売。大学用と健康クラブ用の管理ソフトが2本柱。自治体開拓中
【連結事業】ソフトウェア99(23)、他1(59) <19・10>
【増 勢】ストック事業が拡大し、第1四半期赤字を初めて回避。私大事務管理ソフトの新版が伸び、自治体公会計ソフトも安定収入。新型コロナによる休校・休業の影響は軽微。健康クラブ用クラウドが下期にクラブ開業延期続出ない前提で営業増益。
まずは前回の決算発表を見てみましょう。
2020年6月15日の第2四半期決算内容
前回発表された第2四半期の決算短信は上記の通り。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
19.11~4(実績) | 2,134百万円 | 569百万円 | 569百万円 | 26.7% | 60.7円 |
20.10(四季報予想) | 3,850百万円 | 710百万円 | 710百万円 | 18.4% | 75.5円 |
21.10(来期 四季報予想) | 4,050百万円 | 760百万円 | 760百万円 | 18.8% | 80.1円 |
四季報予想での進捗率は売上高が55.4%、営業利益が80.1%となっております。
特に利益は高い進捗率で、いつ上方修正が出てもおかしくないといった状況でしょうか。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
システムディの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
20.2~4(第2四半期) | 1,497百万円(117.6%) | 568百万円(112.7%) | 37.9%(95.7%) |
19.11~1(第1四半期) | 637百万円(130.5%) | 1百万円(ー) | 0.2%(ー) |
19.8~10(前期 第4四半期) | 1,193百万円(120.9%) | 267百万円(123.6%) | 22.4%(102.3%) |
19.5~7(前期 第3四半期) | 612百万円(107.4%) | -86百万円(ー) | -14.1%(ー) |
19.2~4(前期 第2四半期) | 1,273百万円 | 504百万円 | 39.6% |
18.11~1(前期 第1四半期) | 488百万円 | -150百万円 | -30.7% |
18.8~10(前々期 第4四半期) | 987百万円 | 216百万円 | 21.9% |
18.5~7(前々期 第3四半期) | 570百万円 | -120百万円 | -21.1% |
四半期による売上高や利益の偏りはありますが、各四半期とも前年同期を上回っています。
第3四半期は売上や利益が落ちる期でしょうか。
前期・前々期ともにほかの期よりも売上高が少なく、利益もマイナスとなっています。
システムディのセグメントごとの売上利益
システムディのセグメントごとの売上・利益も見ておきましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
ソフトウェア事業 | 2,121,940千円(20.9%増) | 700,454千円(41.2%増) | 33.0% |
その他事業 | 13,875千円(64.7%増) | 8,323千円(174.7%増) | 60.0% |
各事業とも前期を大きく上回っております。
経営に関する説明の中にセグメントに関する記載もありましたのでご覧ください。
当社は、創業以来パソコンのビジネスソフトを自社開発してパッケージで提供して参りましたが、この数年来
利益率の高いソリューションビジネスを展開すべく、パッケージソフトの品質の高度化と高機能化を図って参り
ました。このパッケージソフトを核として、ニーズの高度化に対応した大規模カスタマイズ製品の提供と、リー
ズナブルな価格で多くのユーザに提供できるクラウドサービスの拡大に注力して参りました。また、最も情報化
ニーズの高い分野として、近年、公共2分野(公教育・公会計)のソリューション事業を拡大させております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、パッケージソフトの高品質化、ストックビジネスの推進、機能的
な組織運営によるコスト削減が進んだことに加えて、下期に予定していた複数案件を上期に納品売上できた結
果、当初計画及び前期実績を大きく上回る売上、営業利益を計上することができました。
学園ソリューション事業におきましては、『キャンパスプラン.NET Framework』および『キャンパスプラン
for Azure』が引き続きユーザの高い支持を得て、売上、営業利益を伸ばしました。新規ユーザへのシステム導入
が増加した事に加えて、ここ数年来増加傾向にあるクラウド売上が大きく伸長し、イニシャル売上、ストック売
上ともに好業績をおさめる事ができました。また、機能性・利便性・操作性を大きく向上させた新製品『学園総
合情報システム CampusPlan Smart』の総務・人事給与システムの営業を開始し、将来に向けた投資・営業活動を
並行して進めております。
スポーツ・健康関連施設の会員・会費管理システム『Hello EX』を展開しているウェルネスソリューション事
業におきましては、引き続きクラウド売上を中心としたストック収入を増加させる事ができました。また、心と
精神を豊かにする文化・観光施設/テーマパーク向けのシステム『Hello Fun』の受注・納品も進める事ができ、
もう一つの柱とすべく積極的な営業活動を進めております。さらに、従来の『Hello』シリーズを大幅にリニュー
アルした、クラウド型会員管理・会費回収システム『Smart Hello』の2020年夏頃リリースに向けて、開発の最終
段階に差し掛かっております。なお、新型コロナウィルス感染症については大きな影響を受けましたが、当四半
期の業績への影響は最小限に止めることが出来ました。しかし、今後の経過次第では大きな影響を受ける恐れが
あるため、引き続き今後の状況を注視し必要な対策を迅速に講じてまいります。
民間企業や学校法人向けに、コンプライアンス、ガバナンス支援ソフトとして『規程管理システム』及び『契
約書作成・管理システム』を提供しているソフトエンジニアリング事業におきましては、高機能かつコストパフ
ォーマンスに優れたこれらのソフトが市場で高い評価を受けて毎期着実に業績を伸ばしております。また、当四
半期累計期間におきましては、業務マニュアルや手順書の作成に最適な機能を多数搭載した『規程・マニュアル
管理システム』を複数ユーザへ納入し、事業部の売上、営業利益を伸ばす事ができました。他にも、金融機関向
けに特化した『規程管理システム金融機関版』や『総合文書管理システム (仮称)』の見込み案件も増加する等、
民間、公共両市場への積極的な営業活動を進めております。
公共2分野のうち、公立小中高校向け校務支援システム『School Engine』を提供している公教育ソリューショ
ン事業におきましては、当社がトップシェアを占める都道府県向け公立高校に加えて、複数の大規模自治体を含
んだ多くの公立小・中学校にもサービス提供を行っております。さらに、小・中・高校に一貫したシステムをク
ラウドサービスで唯一提供し得る当社ソフトは自治体から高い評価を受けており、ニーズが高まっている都道府
県単位での全小中高校を一貫する統合型校務支援システムを当四半期においても新規導入する事ができ、事業が
順調に拡大しております。
同じく公共向け新規事業の公会計ソリューション事業におきましては、公会計のデファクトスタンダードとな
ったパッケージソフト『PPP(トリプル・ピー) Ver.5 新統一基準対応版』が、府・県・政令市・特別区などの大
規模自治体をはじめ、公営企業などを含めて多くの市町村自治体・公共団体に導入頂き、圧倒的なシェアを占め
ております。加えて、サービス停止、撤退を発表した国策の競合製品からの切替え需要もあり、当社システムへ
のリプレイスを順次進めております。
保険薬局向け事業を営んでいる株式会社シンクにおきましては、引き続き保守サポート収入を安定的に確保し
ました。
当社製品によるソリューションビジネスを北海道全域にて展開するべく2018年に設立したシステムディ北海道
株式会社におきましては、既存大規模ユーザへの対応を行い、システムの安定稼働に寄与するとともに、並行し
て道内での積極的な営業活動を進めました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高2,134,136千円(前年同期比21.1%増)、営業
利益569,367千円(前年同期比60.7%増)、経常利益569,499千円(前年同期比61.0%増)、親会社株主に帰属す
る四半期純利益394,114千円(前年同期比64.1%増)となりました。
システムディの株価推移
システムディ(3804)の2020年9月4日時点での日足チャートは以下の通り。
前回の決算発表で株価は大きく上昇し、現在は1,600~1,800円あたりで推移しています。
【9月4日時点の指標】
- PER:22.82
- PSR:3.09
- PEGレシオ:1.52(PER22.82÷利益成長率15)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
業種的にはPERやPSRは低い水準といえるかもしれません。
PEGレシオも低くはないですが高くもありませんので上昇余地は十分にあるのではないでしょうか。
システムディの決算予想まとめ
9月14日のシステムディ決算発表を前に、過去の決算発表を調べてみました。
PERやPSRなどの数値から見るとまだまだ高いとは言えない水準です。
第2四半期決算発表時の進捗率も高い銘柄。
経営に関する説明に記載されている通り、業績は好調といえるので基本的には良い決算が期待できます。
ただ、第3四半期は過去2年数字が落ちる期(利益はマイナス)となっているので、今回の決算に関しては低い数字が出るかもしれません。
- 投資判断:△〇 中立~やや強気
※投資はご自身の判断にて行っていただきますようお願いします。
決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。
私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。
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