ネオジャパン(3921)の第2四半期決算発表が9月8日に迫ってきました。
ネオジャパンの今回の決算がどうなるのか、過去の決算発表をもとに調べてみました。
是非ご覧ください。
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ネオジャパン(3921)の決算予想 9月10日第2四半期決算発表予定
【ネオジャパンの概要】
- 時価総額:201億円
- 設立:1992年
- 上場:2015年11月
- 売上高:37.42億円(20.1)/ 55億円(21・1予)
- 営業利益:6.99億円(20・1) / 7.2億円(21・1予)
【特色】グループウェア大手。パッケージ販売とクラウドサービスが2本柱。システム開発・保守も行う
【連結事業】ソフトウェア82(21)、システム開発サービス18(9) <20・1>
【拡大続く】19年10月に連結化した開発子会社がフル寄与。パッケージ関連は保守サービスの底支え続き安定。クラウドはリモート関連需要高まり想定以上に伸びる。待遇改善に伴う人件費増の一方、会社期初計画の海外先行投資は先送り。営業益堅調増。
まずは前回の決算発表を見てみましょう。
2020年6月12日の第1四半期決算内容
前回発表された第1四半期の決算短信は上記の通り。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
20.2~4(実績) | 1,322百万円 | 282百万円 | 294百万円 | 21.3% | 13.49円 |
20.2~7(半期 四季報予想) | 2,700百万円 | 450百万円 | 460百万円 | 16.7% | 20.9円 |
21.1(通期 四季報予想) | 5,500百万円 | 720百万円 | 740百万円 | 13.1% | 31.0円 |
対第2四半期の進捗率は売上高:49.0% 営業利益:62.7%、
対通期の進捗率は売上高:24.0% 営業利益:39.2%となっています。
売上高の進捗率はそこまでではないものの、営業利益の進捗率が高く、上方修正の可能性もあるかもしれません。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
ネオジャパンの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
20.2~4(第1四半期) | 1,322百万円(169.9%) | 282百万円(164.0%) | 21.3%(96.4%) |
19.11~1(前期 第4四半期) | 1,407百万円(205.7%) | 150百万円(230.8%) | 10.7%(112.6%) |
19.8~10(前期 第3四半期) | 781百万円(118.2%) | 204百万円(130.8%) | 26.1%(110.6%) |
19.5~7(前期 第2四半期) | 776百万円(118.8%) | 173百万円(144.2%) | 22.3%(121.2%) |
19.2~4(前期 第1四半期) | 778百万円 | 172百万円 | 22.1% |
18.11~1(前々期 第4四半期) | 684百万円 | 65百万円 | 9.5% |
18.8~10(前々期 第3四半期) | 661百万円 | 156百万円 | 23.6% |
18.5~7(前々期 第2四半期) | 653百万円 | 120百万円 | 18.4% |
各四半期とも大きく前期を超えています。
特に19.11以降は大きく増加しており、今後も大きく伸びていく可能性は充分にあるでしょう。
ネオジャパンのセグメントごとの売上利益
ネオジャパンの事業セグメントごとの売上利益を見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
ソフトウェア事業 | 874,649千円(12.3%増) | 237,567千円(37.4%増) | 27.2% |
(クラウドサービス) | 503,845千円(22.8%増) | ||
(プロダクト) | 348,535千円(3.5%増) | ||
(技術開発) | 22,268千円(30.3%減) | ||
システム開発サービス事業 | 451,195千円 | 44,929千円 | 10.0% |
当第1四半期連結累計期間におけるセグメント別の経営成績は以下のとおりであります。
(ソフトウェア事業)
① クラウドサービス
クラウドにて提供する、desknet's NEOクラウド版の利用ユーザー数が順調に推移したことにより、同サービスの
売上高は前年同期比70,857千円増加し、395,769千円(前年同期比21.8%増)となりました。また、AppSuiteクラウ
ド版はクラウドサービス全体に占める売上の割合はいまだ小さいものの、前年同期と比較して5,750千円増加し、
11,077千円(前年同期比108.0%増)と順調に利用ユーザー数が拡大しております。この他、ASP事業者向けの売上
高については、使用料が概ね前年同期と同水準で推移し31,468千円(前年同期比0.3%減)となり、さらに、当第1
四半期に19,420千円のカスタマイズ売上が発生いたしました。
以上の結果、クラウドサービス全体での売上高は前年同期比93,463千円増加し、503,845千円(前年同期比22.8%
増)となりました。
② プロダクト
中小規模ユーザー向けのdesknet's NEOスモールライセンスにつきましては、クラウドサービスでの利用を希望さ
れるお客様が増加していることもあり、売上高は前年同期比2,119千円減少し、21,311千円(前年同期比9.0%減)
となりました。 desknet's NEOスモールライセンスにつきましては、クラウドサービスの利用が一般化してきている
ため長期的には減少傾向にあると認識しております。また、大規模ユーザー向けのdesknet's NEOエンタープライズ
ライセンスにつきましては、堅調に推移し売上高は前年同期比1,750千円増加し、63,558千円(前年同期比2.8%
増)となりました。 desknet's NEOエンタープライズライセンスにつきましては、大規模ユーザーの企業様等では運
用人員を含めた環境が整っていることが多く、クラウド版での利用よりも大規模ユーザーになるほどユーザ単価面
でのメリットが大きいことから、当面、desknet's NEOエンタープライズライセンスの需要が大きく減少することは
想定しておりません。
ChatLuckライセンスにつきましては、自治体での大型導入等により、売上高は前年同期比5,395千円増加し、
14,378千円(前年同期比60.1%増)となりました。
カスタマイズにつきましては、中規模な案件の受注数が増加したことにより、売上高は前年同期比7,060千円増加
し、17,310千円(前年同期比68.9%増)となりました。また、desknet's NEO(旧製品を含む)のサポートサービス
の売上高につきましては、前年同期比7,836千円増加し、147,509千円(前年同期比5.6%増)となりました。一方で、
当社製品との連携製品であるID統合管理ソフトウェアなどの転売売上が前年同期比9,981千円減少し、21,132千円
(前年同期比32.1%減)となりました。
以上の結果、プロダクト全体での売上高は前年同期比11,943千円増加し、348,535千円(前年同期比3.5%増)と
なりました。
③ 技術開発
技術開発につきましては、積極的に受託開発を行う方針ではありません。売上高は前年同期比9,697千円減少し、
22,268千円(前年同期比30.3%減)となりましたが、これは大型案件の受注数が減少したことによるものでありま
す。
以上の結果、ソフトウェア事業の売上高は874,649千円(前年同期比12.3%増)、セグメント利益は237,567千円
(前年同期比37.4%増)となりました。
(システム開発サービス事業)
システム開発サービス事業は、子会社である株式会社Pro-SPIREが展開する事業で構成されており、同社が長年培
ってきたクラウドインテグレーション、システムインテグレーションのノウハウを基礎に技術者の育成を図り、先
端技術を活用し新たな顧客ニーズを満たすシステムエンジニアリングサービスを主に提供しております。
システム開発サービス事業においては、従来からのシステム・インテグレーションサービスの維持・規模の拡大
に加え、主要顧客である生損保業界のシステム構築において、基幹系(SoR)と情報系(SoE)のノウハウを両輪で
持つことを強みとしての提案、受注活動を実施し、収益力・生産性を高める取り組みを実施いたしました。
以上の結果、システム開発サービス事業の売上高は451,195千円、セグメント利益は44,929千円となりました。
ネオジャパンの株価推移
ネオジャパン(3921)の2020年9月4日時点での日足チャートは以下の通り。
コロナショックで一時1,000円を割る場面もありましたが、前回の好決算などもあり現在は3,000円前後で推移しています。
【9月4日時点の指標】
- PER:95.58
- PSR:12.02
- PEGレシオ:9.56(PER95.58÷利益成長率10)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
指標を見るとPER・PSR・PEGレシオともに割高だと言えるでしょう。
ネオジャパンの決算予想まとめ
9月10日のネオジャパン決算発表を前に、過去の決算発表を調べてみました。
株価水準は割高といえますが、このところの業績の推移を見ているとまだまだ成長していく可能性はあるのではないかと思います。
決算発表での業績が悪ければ株価が一気に急落する可能性もありますが、好決算で株価が上昇する可能性もあるのではないかと思います。
- 投資判断:〇 やや強気
※投資はご自身の判断にて行っていただきますようお願いします。
決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。
私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。
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