決算予想

LINK-U(4446)の決算予想 9月15日通期決算発表予定

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LINK-U(4446)の通期決算発表が9月15日に迫ってきました。

 

今回はLINK-Uの決算について、過去の決算発表をもとに調べてみました。

是非ご覧ください。

 

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LINK-U(4446)の決算予想 9月15日通期決算発表予定

【LINK-Uの概要】

  • 時価総額:284億円
  • 設立:2013年
  • 上場:2019年7月
  • 売上高:10.85億円(19.7)/ 14億円(20・7予)
  • 営業利益:3.98億円(19・7) / 4.6億円(20・7予)

【特色】独自サーバーでコンテンツ配信サービス展開。漫画アプリに強く小学館『マンガワン』運用が柱

【単独事業】リカーリングサービス81、初期開発・保守開発サービス19、他サービス0 <19・7>

【堅調増】漫画アプリ運営収入伸長、新規の集英社と共同運営の電子書店上乗せ。語学アプリなど開発収入も拡大。人件費増こなす。営業益堅調増。21年7月期は運営収入で前期開始した語学アプリ等貢献本格化。

 

ではまずは前回の決算内容を見てみましょう。

 

2020年6月12日の第3四半期決算内容

前回発表された第3四半期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
19.8~4(実績) 932百万円 274百万円 274百万円 29.4% 13.94円
20.7(四季報予想) 1,400百万円 460百万円 450百万円 32.9% 22.5円
21.7(来期 四季報予想) 2,000百万円 700百万円 700百万円 35% 36.4円

第3四半期時点での進捗率は、売上高:66.6% 営業利益:59.6%となっています。

進捗率はそこまで高くありませんが、第4四半期で予想を上回る業績を上げられるでしょうか。

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

LINK-Uの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.2~4(第3四半期) 309百万円 87百万円 28.2%
19.11~1(第2四半期) 348百万円 128百万円 36.8%
19.8~10(第1四半期) 275百万円 59百万円 21.5%
19.5~7(前期 第4四半期) 267百万円 24百万円 9.0%

2019年7月上場のため、19.5以前の数字は確認できませんが、

18年7月期の通期の数字が売上高:610百万円 営業利益:207百万円

ということを考えると各四半期ともに大きく伸びていると言えるでしょう。

 

 

LINK-Uの用途別の売上利益

LINK-Uのセグメント別の売上・利益も見ておきましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
リカーリングサービス 818,606千円(130.8%)
初期開発・保守開発サービス 113,300千円(58.9%)
その他サービス 1,000千円(前年同四半期は2千円)

リカーリングサービスは大きく伸びたものの、初期開発・保守開発サービスは減少しています。

(リカーリングサービス)

「リカーリングサービス」は、レベニューシェア収益及び月額固定収益(サブスクリプション)で構成されてお
ります。
当第3四半期累計期間においては、技術的な改善によるユーザビリティの向上等により収益力拡大に努めまし
た。またサービス全体の収益力が好調に推移したため、成長期と捉え積極的かつ効率的な広告投資を行いました。
なお、投資回収フェーズに入ったサービスも収益獲得に貢献しております。
この結果、リカーリングサービスの売上高は818,606千円(前年同四半期比130.8%)となりました。

 

(初期開発・保守開発サービス)

「初期開発・保守開発サービス」は、リカーリングサービス案件獲得のための受託開発を提供するサービスで
す。取引先の新規サービス立ち上げ時、既存サーバーからの乗り換え時に、当社がその後のサービス保守運用も見
据えたサーバープラットフォームやアプリケーション等をワンストップで提供します。
当第3四半期累計期間においては、持続的な成長に必要不可欠となってくるリカーリングサービス案件の獲得に
努めており、株式会社集英社と共同で総合電子書店「ゼブラック」等の大型案件をリリースいたしました。
この結果、初期開発・保守開発サービスの売上高は113,300千円(前年同四半期比58.9%)となりました。

 

(その他サービス)

「その他サービス」は、上記の2サービスに分類されないスポット案件等などにより構成されております。
その他サービスの売上高は1,000千円(前年同四半期は2千円)となりました。

 

 

 

LINK-Uの株価推移

LINK-U(4446)の2020年9月7日時点での日足チャートは以下の通り。

株価はコロナショック以降大きく動いており、3,000円付近まで上昇しましたが、現在は2,000円台となっています。

業績自体は良く、コロナ禍のなか話題のテーマの一つである漫画アプリなどを扱っており人気も高いのですが、期待以上の業績には至っていないというところでしょうか。

 

【9月7日時点の指標】

  • PER:100.33
  • PSR:26.71
  • PEGレシオ:3.34(PER100.33÷利益成長率30)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

PER・PSR・PEGレシオの全てにおいて現在の指標は高いと言えるでしょう。

 

LINK-Uの決算予想まとめ

9月15日のLINK-U決算発表を前に、過去の決算発表を調べてみました。

業績自体は良く、漫画アプリなどを扱っており話題性の高い銘柄ですが、その話題性の高さのせいもあり、現在の株価は少し割高な水準といえるかもしれません。

業績の伸び率も高いのですが、今回の通期決算は第3四半期時の進捗率(売上高:66.6% 営業利益:59.6%)があまり高くなく、予想数字を超えるのは難しいかもしれません。

また、来期の予想に関しても四季報予想は高いものとなっているため、数字自体はよいものだとしても期待値を超えるのは難しいと考え、今回は決算跨ぎは避けたほうが良いのではないかと思います。

  • 投資判断:弱気

※投資はご自身の判断にて行っていただきますようお願いします。

 

決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。

ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。

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