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アズーム(3496)の決算まとめ 7月30日第3四半期決算発表

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アズーム(3496)の第3四半期決算発表が7月30日に行われました。

順調に売上・利益を伸ばしている企業のひとつで、次回の決算も期待されますが、前回の決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

 

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アズーム(3496)の決算まとめ 7月30日第3四半期決算発表

【アズームの概要】

  • 時価総額:71億円
  • 設立:2009年
  • 上場:2018年9月
  • 売上高:27.28億円(19・9)/ 38億円(20・9予)
  • 営業利益:0.93億円(19・9) / 1.9億円(20・9予)

【特色】月極駐車場サブリースが主力、月極駐車場紹介サイト『CarPark』運営、全国展開拡大中

【単独事業】月極駐車場紹介サービス12、月極駐車場サブリースサービス85、他サービス2 <19・9>

【連続増益】連結開始。柱の月極駐車サービスはサブリース、紹介の両件数積み上がり伸長。人件費吸収し利益復調。21年9月期は駐車場のサブリース、紹介とも顧客基盤拡大効果発現で続伸。グラフィック子会社もコロナ影響弱まり赤字脱出。営業増益。

【強味生かす】首都圏等案件のネット掲載割合増やし紹介成約効率・稼働率アップを同時追求。ベトナムでシステム開発強化。

 

では早速前回の決算を見てみましょう。

2020年7月30日の第3四半期決算内容

前回発表された第3四半期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
19.10~6(実績) 2,748百万円 107百万円 106百万円 3.9% 39.63円
20.9(四季報予想) 3,900百万円 190百万円 190百万円 4.9% 79.2円
21.9(来期 四季報予想) 4,900百万円 270百万円 270百万円 5.5% 110.2円

四季報予想での進捗率は売上高が70.5%、営業利益が56.3%となっております。

進捗率だけを見るとあまりよくないと言えますが、第4四半期に売上・利益が偏っていることもありますので四半期ごとの動きも見てみましょう。

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

アズームの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.4~6(第3四半期) 974百万円(136.0%) 63百万円(175%) 6.5%(130%)
20.1~3(第2四半期) 932百万円(143.4%) 43百万円(195.5%) 4.6%(135.3%)
19.10~12(第1四半期) 842百万円(146.7%) 1百万円(6.3%) 0.1%(3.6%)
19.7~9(前期 第4四半期) 788百万円(151.8%) 19百万円(55.9%) 2.4%(36.4%)
19.4~6(前期 第3四半期) 716百万円(109%) 36百万円(146.9%) 5.0%(136%)
19.1~3(前期 第2四半期) 650百万円 22百万円 3.4%
18.10~12(前期 第1四半期) 574百万円 16百万円 2.8%
18.7~9(前々期 第4四半期) 519百万円 34百万円 6.6%

今期は売上・利益ともに大きく伸びています。

 

アズームのセグメントごとの売上利益

ケア21のセグメントごとの売上・利益も見ておきましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
遊休不動産活用事業 2,699,088千円(39.1%増) 130,139千円(75.4%増) 4.8%
ビジュアライゼーション事業 49,836千円 -22,533千円

前年は遊休不動産活用事業単一だったためビジュアライゼーション事業の前年同期比はありませんが、遊休不動産活用事業は大きく伸びていることがわかります。

① 遊休不動産活用事業

遊休不動産活用事業セグメントは、当社がインターネット上で運営する月極駐車場のポータルサイト
「CarParking」(以下、「カーパーキング」といいます)を経由して、駐車場の紹介を行う「月極駐車場紹介サー
ビス」と、駐車場オーナーから空き駐車場を当社がマスターリース(一括借り上げ)し、月極駐車場としてユーザ
ーにサブリース(貸し付け)を行う「月極駐車場サブリースサービス」を中心として事業を行っております。当第
3四半期連結累計期間においては、カーパーキングを通じたインターネット経由でのユーザーの流入増加を背景
に、引き続き既存社員の営業力強化やリモート環境下での営業活動推進に努め、カーパーキングへの問い合わせ件
数、マスターリース台数及びサブリース台数のいずれも堅調に推移し、当第3四半期連結累計期間における駐車場
問い合わせ件数は131,229件となり、当第3四半期連結会計期間末におけるマスターリース台数(受託台数)は
10,870台、サブリース台数(稼働台数)は10,000台となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,699,088千円、セグメント利益は130,139千円となりました。

② ビジュアライゼーション事業

ビジュアライゼーション事業セグメントは、不動産の可能性をより視覚的に伝えることを可能にするため、3DCG
技術等の専門的なスキルを活用し、建物や空間の利用方法及び完成イメージをグラフィックデータとして制作し、
その販売を行っております。当第3四半期連結累計期間においては、既存社員の技術力や営業力の強化に注力しつ
つ、多様な営業提案が可能となるように事業基盤の拡大に努めましたが、新型コロナウイルス感染症の流行拡大に
伴い、特に本年4月から6月においては受注が減少しました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は49,836千円、セグメント損失は22,533千円となりました。

 

2020年9月期業績予想のポイント

 

 

 

アズームの株価推移

アズーム(3496)の2020年9月25日時点での日足チャートは以下の通り。

アズームは前回決算(7月30日)発表後、一時大きく下落するもののそこから大きく上昇し、3,000円~4,000円あたりで推移していた株価が6,000円を超えるまで上昇しています。

 

【9月25日時点の指標】

  • PER:76.22
  • PSR:3.0
  • PEGレシオ:1.04(PER76.22÷利益成長率73.2)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

PERはかなり高くなっていますが、利益成長率が高く、PEGレシオは1倍程度となっています。

まだまだ投資対象として考えられる水準であると言えるでしょう。

第3四半期時の進捗率が低いのは気になりますが、その点を除けば高い成長率の企業で投資対象として検討しても良いのではないでしょうか。

 

決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。

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