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スーパーバリュー(3094)の決算まとめ 7月6日第1四半期決算発表

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スーパーバリュー(3094)の第1四半期決算発表が7月6日に行われました。

次回の決算発表が10月14日に近づいていますが、順調に業績を伸ばすスーパーバリューの前回決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

 

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スーパーバリュー(3094)の決算まとめ 7月6日第1四半期決算発表

【スーパーバリューの概要】

  • 時価総額:66.8億円
  • 設立:1996年
  • 上場:2008年2月
  • 売上高:769.99億円(20・2)/ 810億円(21・2予)
  • 営業利益:-9.27億円(20・2) / 9.5億円(21・2予)

【特色】埼玉・東京を地盤に食品スーパー展開。ホームセンター(HC)との複合店舗も。ローコスト運営

【単独事業】食品スーパー80、ホームセンター20 <20・2>

【上振れ】出店なし(前期2)。既存店は内食需要旺盛で前半堅調、後半失速しても通期増収に回復。値引きや廃棄ロス減少で粗利率も想定以上に急改善。人件費増に加えチラシなど広告宣伝費が後半にかけ急増するが、前半の貯金で吸収。営業益上振れ。

【効率化】前期から続いた基幹システム不具合は解消、自動発注など再開。セルフレジも順次導入し効率化。継続前提に重要事象。

では早速前回の決算内容を見てみましょう。

2020年7月6日の第1四半期決算内容

発表された決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
20.3~5(実績) 22,021百万円 744百万円 767百万円 3.4% 100.1円
20.3~8(四季報予想) 40,000百万円 50百万円 100百万円 0.1% 14.2円
21.2(通期予想) 80,400百万円 200百万円 300百万円 0.2% 44.2円

第2四半期の四季報予想に対する進捗率は、売上高が55.1% 営業利益は1,488%となっており、

通期の進捗率は、売上高が27.4% 営業利益が372%となっています。

予想に対し、営業利益が大きく改善しています。

また今回の決算発表にあわせ、業績の上方修正も行われました。

 

通期業績予想の修正

売上高は四季報予想に比べて少し減ってはいますが、営業利益が大幅に上方修正されております。

修正後の進捗率は、売上高:27.5% 営業利益:78.7%となっていますので、さらに上振れする可能性も考えられます。

【修正の理由】

2021年2月期第1四半期累計期間におきましては、価格政策に取り組み、価格にメリハリをつ
け値頃感のある価格で販売を推進、新型コロナウイルス感染症拡大の予防や緊急事態宣言による
巣ごもり消費の需要等もあり、既存店売上高は前年同期比110.6%となり、売上高の計画を上回る
状況で推移
していました。また、昨年11月より継続して取り組んでいる生鮮の利益改善、グロッ
サリ及びHCは在庫の適正化に取り組みロス削減による利益改善等、巣ごもり消費の需要等もあ
り、売上総利益率は前年同期比で2.8ポイント上回る23.3%
となりました。販売費及び一般管理費
は、チラシ配布を政策的に、緊急事態宣言等による自粛もあり削減、更に進めている精肉・鮮魚
の小型加工センター稼働による生産性の向上や徹底した経費の節減
を進めてまいりましたが、前
期新店2店舗に関わる各種経費の増加、また、感染拡大の中、生活維持に欠かせない必要不可欠
な仕事に従事していることを配慮し支給した慰労金やこれに伴い見直しをした夏季賞与による人
件費の増加等から、前年同期比104.0%で推移いたしました。なお、販売費及び一般管理費は計画
どおりで推移したこと、売上高及び売上総利益が計画を上回ったことにより、営業利益、経常利
益及び当期純利益が予想を上回る結果
となりました。2021年2月期通期業績予想につきましては、
当第1四半期累計期間の業績を踏まえ、2020年4月14日に公表しました通期業績予想(以下、「前
回予想値」といいます)から以下のとおり修正いたします。
売上高は、引き続きメリハリをつけ値頃感のある価格で販売を推進しますが、緊急事態宣言解
除後の生活スタイルの変化等の影響を考慮し、前回予想値と同額の800億円といたします。
営業利益は、売上総利益においては、継続して取り組んでいる生鮮の利益改善、グロッサリ及
びHCの在庫適正化によるロス削減等による利益改善を更に進めることにより、通期の売上総利
益率は23.0%
を見込んでおります。また、販売費及び一般管理費は計画どおり推移しております
ので、引き続き精肉・鮮魚の小型加工センター稼働による生産性の向上や徹底した経費の節減の
ほか各種経費節減への取り組みを進め、前回予想値を7億45百万円上回る9億45百万円に修正い
たします。
また、営業利益の修正に伴い、経常利益は前回予想値を6億93百万円上回る9億93百万円、当
期純利益は前回予想値を4億6百万円上回る6億90百万円にそれぞれ修正いたします。

 

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

スーパーバリューの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.3~5(第1四半期) 21,941百万円(105.6%) 744百万円(165.4%) 3.4%(156.9%)
19.12~2(前期 第4四半期) 19,502百万円(105.6%) 93百万円(147.7%) 0.5%(139.4%)
19.9~11(前期 第3四半期) 19,620百万円(103.6%) -264百万円(129.8%) -1.3%(125.7%)
19.6~8(前期 第2四半期) 18,589百万円(94.6%) -442百万円(80.0%) -2.4%(84.7%)
19.3~5(前期 第1四半期) 18,932百万円 -314百万円 -1.7%
18.12~2(前々期 第4四半期) 19,243百万円 54百万円 0.3%
18.9~11(前々期 第3四半期) 18,748百万円 -98百万円 -0.5%
18.6~8(前々期 第2四半期) 19,100百万円 -331百万円 -1.7%

今四半期は売上・利益ともに大きく増加しています。

 

当社では価格政策に取り組み、安さ・鮮度・品質の追求で集客し、売上高・利益の確保に
取り組んでまいりました。なお、緊急事態宣言を受け、密閉・密集・密接の3密状態が発生しないよう、営業時間
を東京都の店舗は終日、埼玉県の店舗は土日、宣言解除後は全店で閉店時間を1時間短縮し混雑緩和策を実施いた
しました。また、従業員のマスク着用と手指消毒の徹底は元より、お客様用の手指消毒、レジ前パーティションの
設置や店舗内換気等を実施し感染防止対策を徹底してまいりました。
売上高については、価格政策では、メリハリをつけ値頃感のある価格で販売を推進、感染拡大の予防や緊急事態
宣言による巣ごもり消費の需要等もあり、既存店売上高は前年同期比110.6%と伸長
いたしました。
利益面では、昨年11月より継続して取り組んでいる生鮮の利益改善、グロッサリ及びHCは在庫の適正化に取り
組みロス削減による利益改善等、巣ごもり消費の需要等もあり、売上総利益率は、前年同期比で2.8ポイント上回
る23.3%となりました

経費面では、チラシ販促はチラシ配布を政策的に、緊急事態宣言等による自粛もあり削減、更に進めている精
肉・鮮魚の小型加工センター稼働による生産性の向上や徹底した経費の節減
を進めてまいりましたが、前期出店し
た新店2店舗に関わる各種経費の増加、また、感染症拡大の中、生活維持に欠かせない必要不可欠な仕事に従事し
ていることを配慮し支給した慰労金やこれに伴い見直しをした夏季賞与による人件費の増加等から、販売費及び一
般管理費は前年同期比104.0%となりました。
以上の結果、売上高は219億41百万円(前年同期比15.9%増)、営業利益は7億44百万円(前年同期は営業損失
3億14百万円)、経常利益は7億67百万円(前年同期は経常損失2億89百万円)、四半期純利益は6億34百万円
(前年同期は四半期純損失2億90百万円)となりました。

 

 

 スーパーバリューのセグメントごとの売上利益

スーパーバリューのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
SM事業 178億50百万円
HC事業 40億90百万円

 

 

スーパーバリューの株価推移

スーパーバリュー(3094)の2020年10月2日時点での日足チャートは以下の通り。

6月末から株価は大きく上昇し、前回の決算発表後も大きく上昇しました。

ただ、決算発表翌日は寄り天となり大きく調整し、その後は900円から1,300円のボックス圏を推移しています。

 

 

【10月2日時点の指標】

  • PER:10.28
  • PSR:0.10
  • PEGレシオ:ー(PER10.28÷利益成長率ー)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

利益成長率の算出が難しいですが、PER・PSRともに割安だと言えるでしょう。

まだまだ株価は割安水準ですし、コロナ禍で売上・利益を伸ばしており、次回決算も期待できるのではないでしょうか。

 

 

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