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アレンザホールディングスの決算まとめ 7月10日第1四半期決算発表

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アレンザホールディングス(3546)の第1四半期決算発表が7月10日に行われました。

次回の決算発表が10月12日に近づいていますが、コロナ禍で業績を伸ばすアレンザホールディングスの前回決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

 

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アレンザホールディングスの決算まとめ 7月10日第1四半期決算発表

【アレンザホールディングスの概要】

  • 時価総額:400億円
  • 設立:2016年
  • 上場:2016年9月
  • 売上高:1376.95億円(20・2)/ 1550億円(21・2予)
  • 営業利益:33.47億円(20・2) / 62億円(21・2予)

【特色】ホームセンター、ペットショップを東北・関東・東海・中四国に多店舗展開。バローHD傘下に

【連結事業】ホームセンター80、ペット13、他7 <20・2>

【増益幅拡大】出店はHC4、ペット6、専門店8の計18(前期16)。HC既存店は客数増で想定大幅超、好採算のDIY増勢で粗利率向上。ペットはトリミング拡充効き後半回復。会社計画はコロナ特需見込まず、前号比で営業増益幅拡大。一時休業特損。

【新拠点】福島市にEC専用物流センター新設、商品保管増やし配送を効率化。家電・インテリア軸にEC独自のPBも開発へ。

では早速前回の決算内容を見てみましょう。

2020年7月10日の第1四半期決算内容

発表された決算短信は上記の通り。

会社四季報の半期の予想と比べて高い進捗率となっています。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
20.3~5(実績) 40,060百万円 2,740百万円 2,848百万円 6.8% 58.5円
20.3~8(予想) 74,300百万円 2,400百万円 2,600百万円 3.2% 50円
21.2(通期予想) 147,500百万円 3,600百万円 4,000百万円 2.4% 76.6円

第2四半期の進捗率は、売上高が53.9% 営業利益が114.2%となっており、

通期の進捗率は、売上高が27.2% 営業利益が76.1%となっています。

7月10日の第1四半期決算発表時は上方修正はありませんでしたが、利益の進捗率がかなり高く、いずれ上方修正されるであろう数字です。

そして、9月17日に上方修正が行われました。

 

 

通期業績予想の修正に関するお知らせ

売上はそこまでの修正ではないものの、利益は倍ほどの大幅修正となっています。

【修正の理由】

2021 年2月期業績予想については、新型コロナウイルス感染症の動向が不透明であり、その
影響を把握することが困難であるため業績予想には織り込んでおりませんでした。しかし、
型コロナウイルス感染症の流行に伴う巣ごもり需要等により、DIY用品、園芸、インテリ
ア、収納用品、ペット等の売上が想定以上に好調であったこと、感染予防としてチラシ配布の
中止や出張自粛による販管費の減少が影響し、第2四半期累計期間における連結の業績は前回
発表予想を上回る見通し
となりました。
また、通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の影響等先行き不透明な
経済情勢を踏まえ、当初の下期計画を据え置いたうえで上記の通り、上方修正いたします。

新型コロナウィルスが業績に寄与したようで、売上・利益ともに大幅に上回っていることがわかります。

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

アレンザホールディングスの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.3~5(第1四半期) 40,060百万円(126.3%) 2,740百万円(272.6%) 6.8%(212.5%)
19.12~2(前期 第4四半期) 35,535百万円(172.4%) 423百万円(ー) 1.2%(ー)
19.9~11(前期 第3四半期) 35,295百万円(176.8%) 908百万円(715.0%) 2.6%(433.3%)
19.6~8(前期 第2四半期) 35,142百万円(167.2%) 1,011百万円(161.8%) 2.9%(96.7%)
19.3~5(前期 第1四半期) 31,723百万円 1,005百万円 3.2%
18.12~2(前々期 第4四半期) 20,607百万円 ー1,147百万円 ー5.6%
18.9~11(前々期 第3四半期) 19,963百万円 127百万円 0.6%
18.6~8(前々期 第2四半期) 21,024百万円 625百万円 3.0%

前期も大きく伸びていましたが、今四半期も大きく伸びています。

特に利益が大きく上昇し、1~3%あたりだった利益率が6.8%に改善されています。

先ほどの上方修正の理由にあったようにチラシ配布の中止や出張自粛なども影響しているようです。

 

 

 アルチザホールディングスのセグメントごとの売上利益

カワチ薬品は単一セグメントのためセグメントごとの記載はありません。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
ダイユーエイト 125億円(14.3%増) 8億5千9百万円(202.4%増) 6.9%
タイム 42億3千2百万円(8.3%増) 2億7千9百万円(437.4%増) 6.6%
ホームセンターバロー 162億3千1百万円(57.4%増) 12億4千5百万円(125.4%増) 7.7%
アミーゴ 52億2千3百万円(19.8%増) 3億2千9百万円(336.5%増) 6.3%
その他 33億6千5百万円(0.9%増) 3億9千6百万円(345.9%増) 11.8%

各セグメントともに増加しています。

〔ダイユーエイト〕

ホームセンター事業は、既存店ベースで、客単価が前年同期比で1.9%減少しましたが、来店客数が前年同期比
で13.3%増加したことにより、既存店売上高は11.2%の増加となりました。
売上高における既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により除
菌関連商品、マスク、ハンドソープ等の日用品、生活衛生用品の安定供給に努めたこともあって、当第1四半期全
体を通じて高い売上水準で推移
いたしました。政府、自治体による外出自粛要請が続く生活環境のなかで、木材塗
料、工具金物、作業資材等のDIY関連商品を中心として、用土、肥料、野菜苗等の園芸、植物商品といった主力
部門であるホームニーズ商品に大きなニーズがあり、来店客数が大きく増加したことで既存店ベースでの商品売上
高は前年同期比で大きく伸長
しております。取扱高が順調に拡大しているEC部門においても、当期は「巣ごもり
消費」の影響もあって、前年同期比で受注件数および取扱い高が増加
している状況であります。とくに当期はEC
物流センターを開設しており商品保管量の拡大、当日発送商品の充実等、EC利用者の利便性を高める取組みに着
手しており、今後さらなる取扱い高の拡大とサービス機能の充実を図ってまいります。
販売費および一般管理費につきましては、チラシ等の販促活動を自粛したことにより広告宣伝費が減少したほ
か、当期の重点取組み課題であるコストコントロールへの取組みを継続して実施しており順次コスト低減を進めて
まいります。
これらの結果、ダイユーエイトにおけるセグメント営業収益は125億円(前年同期比14.3%増)、セグメント利
益(営業利益)は8億5千9百万円(前年同期比202.4%増)となりました。

 

〔タイム〕

ホームセンター事業は、既存店ベースで、客単価が前年同期比で2.6%減少しましたが、来店客数が前年同期比
で10.6%増加したことにより、既存店売上高は7.8%増加となりました。
売上高における既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、天候に恵まれたこともあって、園芸、植物、
農業資材等の商品の売れゆきが好調に推移
しました。また新型コロナウイルス感染拡大に伴いマスク・除菌関連品
等の日用品の販売数が増加
し、在宅ワーク推奨や外出自粛によって家族の在宅時間が増えたことで木材・塗料等の
DIY商品、家具・インテリア用品、キッチン・器具・調理用品等の家庭用品が好調に推移
いたしました。一方、
お花見・キャンプ・バーベキュー等のレジャー関連商品の売上は前年同期比で減少しております。
全社的な感染拡大を予防するための抑止策としましては、各種イベントの中止、4月中旬より折込チラシを中止
し密な状況を作らないこと、ポイント5倍セールの中止、ならびに営業時間の短縮等の措置を講じております。
販売費および一般管理費につきましては、作業に応じた人員の配置、残業時間の削減を実施した他、間接部門の
経費削減を行うことで必要コストの圧縮を継続しております。
これらの結果、タイムにおけるセグメント営業収益は42億3千2百万円(前年同期比8.3%増)、セグメント利益
(営業利益)は2億7千9百万円(前年同期比437.4%増)となりました。

〔ホームセンターバロー〕

ホームセンターバローは、既存店ベースの客単価が前年同期比で2.0%減少しましたが、来店客数が前年同期比
で8.8%増加したことにより、既存店売上高は6.7%増加となりました。
売上高における既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、新型コロナウィルス感染拡大の影響によりD
IY関連および生活衛生用品の売上が高い水準を維持
するとともに、天候に恵まれたこともあって園芸関連商品の
販売が好調に推移
いたしました。また、タイヤサービスやリフォームなど専門性の高い商材やサービス部門が伸長
したことから、売上総利益率も前年同期比で改善しております。
ペットフォレストにおいては、新型コロナウイルス感染拡大により休業を余儀なくされた店舗がありましたが、
ステイホームの生活環境の中で小動物などの生体、ペットスナック、シャンプーやおもちゃの販売が堅調に推移
たしました。同様に外出自粛要請が続くなかで、EC部門につきましても着実に受注件数を伸ばしており、当期は
知名度の浸透とともに更なるサービスの拡充を図ってまいります。
販売費および一般管理費につきましては、自粛要請中の折り込みチラシの中止やLINE配信による広告配信へ
のシフト、ならびに営業時間の短縮等により感染防止に配慮するとともに、経費削減活動に取組んでまいりまし
た。
これらの結果、ホームセンターバローにおけるセグメント営業収益は162億3千1百万円(前年同期比57.4%増)、
セグメント利益(営業利益)は12億4千5百万円(前年同期比125.4%増)となりました。
なお、新型コロナウイルス感染拡大による休業期間中に発生したペットフォレストの固定費を営業自粛による損
失として特別損失に計上しております。
前第1四半期連結累計期間に含まれるホームセンターバローの業績は、決算期変更により2019年4月1日から
2019年5月31日までの2ヶ月間となっております。

 

〔アミーゴ〕

ペットショップアミーゴは、既存店ベースで来店客数が前年同期比で5.5%増加し、客単価が前年同期比で10.0%
増加したことにより、既存店売上高は16.1%増加となりました。
当第1四半期連結累計期間につきましては、新型コロナウイルス感染拡大がペット業界における購買動向に大き
な影響
を及ぼしております。とくに長期間の外出自粛要請のなかで、ペットに癒しを求めるお客様が多く見られ、
犬、猫のほか小動物など室内で飼育出来るペット、これらに関連する飼育用品の売上高が前年同期比で伸長したこ
と、また、ペットフードやシーツ、猫砂といったペットの生活必需品、消耗品のまとめ買いの需要が高まったこと
であります。商品欠品への不安、買い物頻度の削減など、来店されるお客様の危機意識が高まっているなかで、店
舗における感染防止に十分配慮し、安心安全な買い物環境の整備、商品提案に取組んでまいりました。
これらの結果、アミーゴにおけるセグメント営業収益は52億2千3百万円(前年同期比19.8%増)、セグメント利
益(営業利益)は3億2千9百万円(前年同期比336.5%増)となりました。

 

〔その他〕

セグメント営業収益は33億6千5百万円(前年同期比0.9%増)、セグメント利益(営業利益)は3億9千6百万円(前
年同期比345.9%増)となりました。
なお、新型コロナウイルス感染拡大による休業期間中に発生したジョーカーの営むペットショップの固定費を営
業自粛による損失として特別損失に計上しております。

  

アレンザホールディングスの月次の推移

第1四半期以降の6月・7月・8月も堅調に推移しています。

 

 

アレンザホールディングスの株価推移

アレンザホールディングス(3546)の2020年9月25日時点での日足チャートは以下の通り。

コロナショック以降大きく値を伸ばし、600円を割ることもあった株価が1,400円を超えています。

また、上方修正のあった9月17日の翌日にはさらに上昇し、一時1,900円を超える場面もありました。

その後少し修正しており、現在は1,694円を付けています。

 

【9月25日時点の指標】

  • PER:12.12
  • PSR:0.36
  • PEGレシオ:0.41(PER12.12÷利益成長率29.7)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

PER、PSR、PEGレシオともに割安の水準となっています。

株価チャートを見ると上昇し過ぎて買えないと考える方もいるかもしれませんがPEGレシオでみると1倍を大きく下回って0.41倍。

これはかなりの低水準で、このまま成長をづづけるならまだまだ株価は上昇すると考えられるでしょう。

 

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