あさひ(3333)の決算まとめ　9月28日第2四半期決算発表

あさひ(3333)の第2四半期決算発表が9月28日に行われました。

あさひの決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

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あさひ(3333)の決算まとめ　9月8日第2四半期決算発表

【あさひの概要】

• 時価総額：479億円
• 設立：1975年
• 上場：2004年8月
• 売上高：598.52億円(20.2）/ 627億円(21・2予)
• 営業利益：40.06億円(20・2) / 43.6億円(21・2予)

【特色】大規模自転車専門店を直営中心に展開、ネット通販も。ＰＢ比率５割弱、中国、台湾へ生産委託

【単独事業】自転車71、パーツ・アクセサリー18、ロイヤリティ0、他10 <20・2>

【好　調】新店は出店の出足鈍いが、14店（前期10）開設。既存店は低調な週末自主休業期間から一気に需要戻り、通期２・７％増想定不変。スポーツ車、電動アシスト車が牽引し客単価上昇続く。効率的な人員配置で人件費負担抑制し営業増益。減損減る。

【追い風】例年４月の通学用需要は６月以降に発現。感染症対応で自転車追い風。『ネットで注文・店で受け取り』に一段注力。

今回発表された第2四半期の決算内容を見てみましょう。

2020年9月28日の第2四半期決算内容

今回発表された第2四半期の決算短信は上記の通り。

対第2四半期の四季報予想と比較すると、売上高：104.4％　営業利益：134.4％と大きく上振れています。

対通期の進捗率は売上高：62.4％　営業利益：139.5％となっています。

また今回の決算発表とともに上方修正も行われました。

通期業績予想の修正

売上高は5.3％の増加ですが、営業利益は37.6％と大きく上方修正されております。

修正後の進捗率は売上高：59.3％ 営業利益：101.4％となっています。

営業利益は修正後も既に100％を超えていますが、あさひは過去第4四半期に赤字があるため、このような修正となったのではないでしょうか。

【修正の理由】

(１) 2021 年２⽉期第２四半期累計期間個別業績予想と実績との差異
当第２四半期累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染拡⼤を背景にした、「密」を避けるための社
会的⾏動を受け、移動⼿段としての⾃転⾞需要が⾼まり、売上⾼は計画を超えて推移し、前回発表した予
想を上回りました。利益⾯につきましても好調な売上⾼の牽引や販売費及び⼀般管理費が計画内に収ま
ったことで、営業利益、経常利益、当期純利益が予想を⼤きく上回りました。
(２)2021 年２⽉期通期個別業績予想数値
通期の業績への影響につきましては、⾜元の状況が好調であることから売上⾼は予想を上回るものと
⾒込んでおります。利益⾯につきましては、物流費の増加や販売員に対する特別⼿当などを検討している
ことから、第２四半期累計期間の増額分までは⾒込めないものの、営業利益、経常利益、当期純利益のい
ずれも前回発表の業績予想値を上回る⾒込みとなりました。
なお、今後の新型コロナウイルス感染症の状況等により事業環境が変化し、業績予想の修正が必要とな
った場合には速やかに開⽰いたします。

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

あさひの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

第1四半期は前年よりも減少していましたが、第2四半期は大幅に上昇しています。

当第２四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により企業活動が大きく制
限されるとともに、雇用環境の悪化やインバウンド需要の急速な縮小などに伴い、景気の見通しは依然として不透明な
状態で推移しました。
このような状況のもと、自転車は社会的に「密」を避けて行動できる移動手段として改めて注目され、通勤・通学の
みならず、人々の日常生活での活用機会が増え、需要が大幅に伸びました。
当社におきましては、例年来客数が最多となる４月度において、政府による緊急事態宣言が発出され、自主休業また
は営業時間を短縮したことなどにより、第１四半期の売上高は前年を下回ることとなりましたが、緊急事態宣言が解除
された６月度から全店通常営業に切り替えたことや特別定額給付金の支給などにより、スポーツサイクルや電動アシス
ト自転車などといった健康志向や快適性を追求した商品を中心に販売が伸び、当第２四半期におきましては第１四半期
での未達額以上の増収を確保いたしました。
出店につきましては、関東地域に３店舗、近畿地域に１店舗を出店した結果、当第２四半期会計期間末の店舗数は、
直営店462店舗、FC店19店舗のあわせて481店舗となりました。
これらの結果、当第２四半期における売上高は39,143,931千円（前年同四半期比15.0%増）となりました。また、営業
利益は6,084,275千円（前年同四半期比60.3%増）、経常利益は6,223,319千円（前年同四半期比59.1%増）、四半期純利
益は4,211,511千円（前年同四半期比60.8%増）となりました。

あさひのセグメントごとの売上利益

あさひの事業セグメントごとの売上利益を見てみましょう。

ただあさひは単一セグメントのためセグメントごとの記載はありません。

あさひの株価推移

あさひ(3333)の2020年9月28日時点での日足チャートは以下の通り。

コロナショック後、株価は大きく上昇し一時1,000円を下回る場面もありましたが現在は1,800円～2,000円あたりで推移しています。

【9月28日時点の指標】

• PER：16.98
• PSR：0.81
• PEGレシオ：0.63（PER16.98÷利益成長率27.15)

※PSR(株価売上高倍率)　　※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

PERはそこまで割安ではないものの、PSR・PEGレシオはかなり割安だと言えるでしょう。

決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。

ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。

私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。

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