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ベルシステム24ホールディングス(6183)の決算まとめ 10月7日第2四半期決算発表

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ベルシステム24ホールディングス(6183)の第2四半期決算発表が10月7日に行われました。

ベルシステム24ホールディングスの決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

 

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ベルシステム24ホールディングス(6183)の決算まとめ 10月7日第2四半期決算発表

【ベルシステム24ホールディングスの概要】

  • 時価総額:1,272億円
  • 設立:2014年
  • 上場:2015年11月
  • 売上高:1,267億円(20.2)/ 1,320億円(21・2予)
  • 営業利益:111億円(20・2) / 120億円(21・2予)

【特色】コールセンター(CRM)事業大手。伊藤忠が筆頭株主に。凸版と資本業務提携しBPO事業展開

【連結事業】CRM99、他1 <20・2>

【連続増益】コロナ影響軽微でCRMは継続業務着実、伊藤忠向け快調と想定以上に健闘。スポット案件も凸版関連加わる。後半は成長鈍るが、離職率低下で採算向上し償却負担増も吸収。前号比増額で営業増益。

【合 弁】凸版印刷とDX化支援するBPO会社設立。MR(医療情報提供者)支援に実績持つVeeva Japanと協業、医者とMR結ぶオンラインサービス開始。

 

今回発表された第2四半期の決算内容を見てみましょう。

2020年10月7日の第2四半期決算内容

今回発表された第2四半期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
20.3~8(実績) 66,871百万円 6,623百万円 4,286百万円 9.9% 57.82円
20.3~8(半期 四季報予想) 66,500百万円 6,200百万円 5,900百万円 9.3% 53.0円
21.2(通期 四季報予想) 132,000百万円 12,000百万円 11,600百万円 9.1% 102.0円

対第2四半期の四季報予想と比較すると、売上高:100.6% 営業利益:106.8%。

対通期の進捗率は売上高:50.7% 営業利益:55.2%となっています。

ほぼ計画通りといったところでしょうか。

 

続いて四半期決算の推移も見てみましょう。

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

ベルシステム24ホールディングスの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.6~8(第2四半期) 34,193百万円(106.2%) 3,572百万円(120.7%) 10.4%(113.0%)
20.3~5(第1四半期) 32,678百万円(106.0%) 3,051百万円(104.5%) 9.3%(97.9%)
19.12~2(前期 第4四半期) 31,232百万円(100.5%) 2,236百万円(267.1%) 7.2%(266.7%)
19.9~11(前期 第3四半期) 32,395百万円(108.1%) 2,989百万円(124.6%) 9.2%(115%)
19.6~8(前期 第2四半期) 32,196百万円 2,960百万円 9.2%
19.3~5(前期 第1四半期) 30,840百万円 2,920百万円 9.5%
18.12~2(前々期 第4四半期) 31,072百万円 837百万円 2.7%
18.9~11(前々期 第3四半期) 29,973百万円 2,398百万円 8.0%

今期は第1四半期・第2四半期ともに前年を大きく上回っています。

 

当社グループが属する情報サービス業界は、アウトソーシング需要の高まりを受け、市場規模は堅調に推移して
おります。また、コミュニケーション手段の急速な技術革新に伴い、消費者との対話においてもAI(人工知能)
等の導入による自動化が始まる等、カスタマーサービス分野において、なお一層のサービスの高度化が求められて
おります。一方で、当社グループの主力事業であるCRM(Customer Relationship Management)事業において
は、同一労働同一賃金への対応により賃金の上昇が続いております。
このような経営環境の下、当社グループは中期経営計画として、「社員3万人の戦力最大化」「音声データ活用
によるDX推進」「信頼と共創のパートナー成長」
の実現に取り組んでまいります。
当第2四半期連結累計期間においては、長年蓄積したコンタクトセンター現場での運用ノウハウと、AI・自然
言 語 処 理 ・ ア ナ リ テ ィ ク ス ・ ビ ッ グ デ ー タ な ど 新 た な 技 術 領 域 を 組 み 合 わ せ た 「 機 械 知 能 (Machine
Intelligence)」の独自開発による、「ヒト」と「新技術」を融合させた「次世代コンタクトセンター」の創出を
目的に「イノベーション&コミュニケーションサイエンス研究所(以下:ICS Lab.)」を当社内に設立しました。
それに伴い、コンタクトセンター業務での利用に特化した高精度なAI検索エンジン「Mopas ™ (モーパス)」と、
AIナレッジメンテナンス機能「Knowledge Creator ™ (ナレッジクリエーター:特許出願中)」で構成され、顧
客からのメールでの問い合わせ対応業務の効率化につなげる、独自開発のAI(人工知能)技術サービスの提供を
開始
しております。
また、従来はコミュニケーターによる電話対応が必要であったコンタクトセンターの一次受付や、資料請求・予
約受付など定型的な受付業務を、人の手を介さず自動音声で応答できるボイスボットプロダクトのエントリーモデ
ル「ekubot ™ 」を提供開始しております。

 

 

ベルシステム24ホールディングスのセグメントごとの売上利益

ベルシステム24ホールディングスの事業セグメントごとの売上利益を見てみましょう。

セグメント 売上高(第1四半期) 売上高(第2四半期累計) 利益率
CRM事業 662億69百万円(6.6%増) 63億11百万円(13.0%増) 9.5%
その他 668億71百万円(6.1%増) 42億50百万円(14.7%増) 6.4%

 

2019年11月1日に、株式会社ビーアイメディカル(以下、「㈱ビーアイメディカル」と言う。)の医薬・
ヘルスケア分野のコンタクトセンター事業及び医薬品・医療機器の開発支援事業と、㈱ベルシステム24の進めるA
I等の新技術を活用したCRM事業とを連携させることによる人材や事業拠点といった経営資源の最適配置と効率
的なグループ運用体制の構築を図ることを目的として、連結子会社間の吸収合併を行いました。
これに伴い、前第3四半期連結累計期間より、これまで「その他」に含めていた㈱ビーアイメディカルの医薬・
ヘルスケア分野のコンタクトセンター事業及び医薬品・医療機器の開発支援事業を、「CRM事業」に含めて開示
しております。また、前年同期におけるセグメント情報を修正再表示しております。

(CRM事業)
新型コロナウイルスの感染拡大による影響があったものの、社会インフラとしてのスポット需要及び前連結
会計年度から業務開始した既存継続案件の売上が拡大した他、伊藤忠商事株式会社(以下、「伊藤忠商事㈱」
と言う。)及び凸版印刷株式会社(以下、「凸版印刷㈱」と言う。)との協業強化によるシナジー案件も堅調
に推移したこと等により、売上収益は前年同期比で増収
となりました。利益面では、同一労働同一賃金により
人件費が上昇するなか、増収による利益の伸長に加え、収益改善活動による効果等もあり、税引前四半期利益
は前年同期比で増益となりました。
この結果、CRM事業の売上収益は662億69百万円(前年同期比6.6%増)、税引前四半期利益は63億11百万
円(同13.0%増)となりました。

(その他)
前連結会計年度にその他事業に含まれていたCSO事業を事業譲渡した影響、及びコンテンツ販売収入の減
少等により、その他のセグメントの売上収益は6億2百万円(前年同期比31.3%減)、税引前四半期利益は1
億30百万円(同162.8%増)となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上収益は668億71百万円(前年同期比6.1%増)、税引前四
半期利益は64億16百万円(同14.3%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は42億50百万円(同14.7%増)と
なりました。

 

 

ベルシステム24ホールディングスの株価推移

ベルシステム24ホールディングス(6183)の2020年10月8日時点での日足チャートは以下の通り。

前回決算以降株価は大きく上昇しており、1,800円あたりを推移しています。

 

 

【10月7日時点の指標】

  • PER:17.43
  • PSR:1.03
  • PEGレシオ:1.93(PER17.43÷利益成長率9.05)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

株価は大きく上昇したとはいえ、PER・PSRは割高とはいえず、PEGレシオも割安とはいえないまでもそこまで高くはないと言ったところでしょうか。

ただ、期待値は高かっただけに、あまりサプライズ感のなかった今回の決算はどうなるでしょうか。

ただ、大きく下がるタイミングがあれば買いでよいかもしれません。

 

 

 

 

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