チャットワーク(4448)の決算予想　11月13日第3四半期決算発表予定

チャットワーク(4448)の第3四半期決算発表が11月13日に迫ってきました。

コロナ禍でも業績を伸ばしている企業のひとつですが、今四半期はどのような決算が出るのかは注目です。

そこで、今回のチャットワークの決算がどうなるのか、過去の決算発表をもとに調べてみました。

是非ご覧ください。

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チャットワーク(4448)の決算予想　11月13日第3四半期決算発表予定

【チャットワークの概要】

• 時価総額：557億円
• 設立：2005年
• 上場：2019年9月
• 売上高：18.15億円(19.12）/ 25.5億円(20・12予)
• 営業利益：0.77億円(19・12) / 3.6億円(20・12予)

【特色】クラウド型ビジネスチャットツールを開発・販売。広告表示や容量制限のない有料版が収益源

【単独事業】Chatwork88(-1)、セキュリティ12(45) <19・12>

【好調続く】テレワーク需要拡大でビジネスチャット増勢。今春実施の値上げや営業人員増も奏功。課金利用客の積み上げが想定以上。開発人件費の資産計上で採算改善。営業増益幅拡大。21年12月期も解約ほぼなく、新規客の獲得が好調で営業増益続く。

【相乗効果】三井住友銀行のテレワーク支援事業に当社６月選定。７月にＺｏｏｍとサービス連携、中小企業のＩＴ化促進注力。

まずは前回の決算発表を見てみましょう。

2020年8月14日の第2四半期決算内容

前回発表された第2四半期の決算短信は上記の通り。

通期の進捗率は、売上高：45.3％、営業利益：62.5％となっています。

前回の決算発表に合わせ、通期の業績予想の修正も発表されました。

通期業績予想の修正

修正の理由は下記の通り。

2020 年 12 月期通期業績予想につきましては、全体売上高は前事業年度比 30％以上、Chatwork 事業では同
40％以上の成長とし、競合・市場環境に対応し、機動的な投資判断が必要との観点から、営業利益以下の各段
階利益については黒字を継続としつつ、具体的な金額予想は未定としておりましたが、現時点で入手可能な情
報に基づいて 2020 年 12 月期通期業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。
2020 年 12 月期第２四半期累計期間においては、順調に成長を続けております。第３四半期以降に関しまし
ても新型コロナウイルス感染症による影響は追い風ではあるものの、社会情勢が流動的であることや、引き続
き競合・市場環境の変化に柔軟に対応するために機動的な投資を進める方針であるため蓋然性の高い情報の開
示が難しい一方、投資家の皆様に対して有用かつ合理的な情報提供をおこないたいという観点から、通期業績
予想の開示をレンジ方式による開示とすることにいたしました。
全体売上高につきましては前事業年度比+35%～+40%と期初の業績予想を上回る見通しでございます。
Chatwork 事業の売上高は同+35%～+40%となる見通しでございます。レンジ上限につきましては新型コロナウ
イルス感染症によるテレワーク需要が引き続き増加した場合を想定しております。

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

チャットワークの直近四半期の売上利益は以下の通り。

売上・利益ともQoQで伸ばしてきており、今後の業績にも期待されます。

当第２四半期累計期間において、継続的な事業成長の実現に向け、引き続き新規顧客獲得に向けた営業活動の強化、
Webマーケティング活動の強化、既存サービスの機能強化に積極的に取り組んでまいりました。また、前事業年度まで
は、ソフトウェア開発に関わる費用に関しましては売上原価としておりましたが、当第１四半期よりソフトウェア開
発に関わる費用の内、資産性がある新規開発プロジェクトについては無形固定資産として計上しております。この結
果、当第２四半期累計期間の経営成績は、売上高1,154,624千円、営業利益225,261千円、経常利益226,398千円、四半
期純利益227,583千円となりました。

チャットワークのセグメントごとの売上利益

チャットワークのセグメントごとの売上・利益を見てみましょう。

(Chatwork事業)
Chatwork事業は、引き続き主力サービス「Chatwork」の利点を遡及し、新たな機能追加と顧客の開拓に努めまし
た。以上の結果、売上高は987,946千円、セグメント利益は138,512千円となりました。
なお当事業が当社の主力事業であり、本社機能も含めて各間接費の全てが当事業の維持・拡大のために費やされて
いることから、間接費の全額を当事業における費用として計上しております。

(セキュリティ事業)
セキュリティ事業については、引き続き当社としては積極的な事業拡大は行わない方針としております。但し、足許
は在宅ワーク環境拡大の影響を受けた結果、売上高は166,678千円、セグメント利益は86,748千円となりました。な
お、当事業のセグメント利益については、前述のとおり間接費を全てChatwork事業にて計上していることから、当事
業の売上高より当事業に要した広告宣伝費、販売促進費及び業務委託費等の直接経費のみを控除した金額を計上して
おります。

チャットワークの株価推移

チャットワーク(4448)の2020年11月2日時点での日足チャートは以下の通り。

前回決算直後はあまり反応しなかったものの、9月中旬から株価が一気に上昇し、2500円を超える場面もありました。

このところの地合いもあり、現在は2,000円付近で推移しています。

【11月2日時点の指標】

• PER：179.13
• PSR：41.23
• PEGレシオ：0.85（PER179.13÷利益成長率210.15)

※PSR(株価売上高倍率)　　※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

PER・PSRはかなり高い水準となっています。

ただ、成長率が高い銘柄で、PEGレシオは1倍割れ。

かなり割高に見えますが、数年後を考えるとまだまだ割高ではないかもしれません。

チャットワークの決算予想まとめ

11月13日のチャットワークの決算発表を前に、過去の決算発表を調べてみました。

PERやPSRを見るとかなり割高な水準ではありますが、PEGレシオを見るとまだ投資できる水準ではないでしょうか。

四半期決算でも期ごとに順調に業績を伸ばしており、この成長率が維持できている限りは株価は上昇トレンドを継続していくのではないでしょうか。

ただ、決算の数字が期待を下回った時は株価が急落となってしまう可能性が高いため、決算発表を待ってから投資しても良いかもしれません。

• 投資判断：△　様子見

※投資はご自身の判断にて行っていただきますようお願いします。

決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。

ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。

私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。

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