株式市場の注目を集めているテーマである「新型コロナワクチン関連銘柄」。
2020年は新型コロナウィルスの感染拡大によって大きな影響がありました。
感染者拡大は2021年になっても収まらず、再び緊急事態宣言の発令も検討されています。
そんななか注目されているのが『新型コロナウイルスワクチン』。
アメリカではモデルナのワクチン、ファイザー和内んが承認され、ワクチン接種を開始しており、日本でも、早ければ2月にも接種が開始される見通しとなっています。
今回は、株式市場で注目を集めている「新型コロナワクチン関連」銘柄についてみていきましょう。
注目されているテーマ『新型コロナワクチン関連銘柄』の中で、本命の銘柄や出遅れ、好業績や割安、またチャート的に良い銘柄など、購入に値する銘柄があるのかについてみていきましょう。
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【注目テーマ株2021】新型コロナワクチン関連の本命や出遅れ銘柄は? 好業績・割安・チャート◎銘柄をチェック
新型コロナワクチン関連銘柄一覧
コード | 銘柄名 | 関連度 | 業績 | PER | 利益成長率 | PEG | チャート |
4563 | アンジェス | 4 | ✖ 減収・赤字拡大 | ー | ー | ー |
△〇 横ばいから上昇
|
2395 | 新日本科学 | 3 | △ 増収・減益 | 16 | ー | ー |
△ 横ばい
|
4188 | 三菱ケミHD | 3 | ✖ 減収・減益 | ー | 15.85 | ー |
△ 横ばい
|
4202 | ダイセル | 3 | ✖ 減収・減益 | 16.5 | ー | ー |
✖ 下降トレンド
|
4502 | 武田薬品工業 | 3 | △ 減収・増益 | 25.7 | 175 | 0.15 |
✖ 下降トレンド
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4507 | 塩野義製薬 | 3 | △ 減収・増益 | 14.7 | 5.75 | 2.56 |
✖ ゆるやか下降
|
2372 | アイロムグループ | 2 | △ 増収・減益 | 226.6 | 3.85 | 58.86 |
△ 横ばい
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4282 | EPS | 2 | ◎ 増収・増益 | 16.8 | 4.8 | 3.5 |
✖ 下降トレンド
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4974 | タカラバイオ | 2 | ◎ 増収・増益 | 65.8 | 12.15 | 5.4 |
〇 緩やか上昇
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4978 | リプロセル | 2 | △ 増収・赤字拡大 | ー | ー | ー |
〇 上昇トレンド
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3004 | 神栄 | 2 | △ 減収・増益 | 26.9 | 23.75 | 1.13 |
✖〇 下降から反転上昇
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5212 | 不二硝子 | 1 | 〇 増収・増益 | 62.6 | 64.3 | 0.97 |
△◎ 横ばいから急上昇
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6090 | HMT | 1 | ◎ 増収・増益 | 528.2 | 200 | 2.64 |
△ 横ばい
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6400 | 不二精機 | 1 | △ 増収・減益 | 49.3 | 21.05 | 2.34 |
△◎ 横ばいから急上昇
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6897 | ツインバード工業 | 1 | ◎ 増収・増益 | 157.3 | 59.25 | 2.65 |
△◎ 横ばいから急上昇
|
対象となる主な新型コロナワクチン関連銘柄は15。
現時点で好業績の企業は1/3となっています。
新型コロナワクチン関連銘柄は、今後の新型コロナウィルス感染状況によって大きく変動するでしょうが、まだまだ注目されることが見込まれます。
新型コロナワクチン関連の本命銘柄
新型コロナワクチン関連の本命は、
- 4563 アンジェス
- 2395 新日本科学
- 4188 三菱ケミカルHD
- 4202 ダイセル
- 4502 武田薬品工業
- 4507 塩野義製薬
が挙げられます。
アンジェスは新型コロナウィルスDNAワクチンを開発中で、現在は第2/3相臨床試験における接種を開始しているところ。
新日本科学はアンジェスと大阪大学との共同開発において、非臨床試験について参画。
三菱ケミカルHDは、傘下の田辺三菱製薬がカナダ子会社メディカゴがワクチン開発の第1相臨床試験で良好な結果が得られており、11月に第2/3相臨床試験を開始。
ダイセルはワクチンの製造、武田薬品工業はモデルナワクチンの日本国内における治験や流通を行う。
塩野義製薬は、国立感染症研究所や京都大学などと開発を進めている遺伝子組み換えタンパクワクチンについて、第1/2相臨床試験を開始。
好業績・割安の銘柄
続いては好業績で割安の銘柄。
新型コロナワクチン関連銘柄のうち、業績が良いのは1/3の5銘柄。
そのうち、好業績の割安銘柄は、
- 5212 不二硝子
となります。
PERは高いのですが、成長率が高く、PEGレシオが1.5倍以下で、今後の成長率を考えるとまだまだ割安といえる銘柄ではないでしょうか。
チャート的に狙い目の銘柄
新型コロナワクチン関連銘柄はすでに注目されており、急上昇した銘柄が多いために高値掴みをすることには注意が必要ですが、まだまだ先の長い注目テーマで、さらなる上昇が見込めます。
チャートの形状ごとに、注目の銘柄を見ていきましょう。
まずは注目を集めて大きく上昇している銘柄。
【◎ 急上昇銘柄】
- 5212 不二硝子
- 6400 不二精機
- 6897 ツインバード工業
まだまだ上昇の可能性はありますが、株価水準は高目ではあります。
買いを入れる際は、高値掴みに注意しながら投資することをお勧めします。
続いてはきれいな上昇トレンドを形成している銘柄。
【〇 上昇トレンド】
- 4978 リプロセル
きれいな上昇トレンドを形成しているのはリプロセル。
過熱感もあまりなく、きれいな上昇トレンドを形成しており、投資しやすい銘柄だと言えるかもしれません。
【〇 上昇の兆し・反転上昇】※出遅れ銘柄
次にご紹介するのは上昇を始めた銘柄や反転上昇し始めたと思われる銘柄群です。
高値掴みしたくない方にはこちらのチャートがおすすめの、出遅れ注目銘柄です。
こちらの中で、出来高を伴って上昇するなどのサインがあれば今後大きく上昇することになるものも多いのでチェックしてみてください。
- 4563 アンジェス
- 4974 タカラバイオ
- 3004 神栄
狙い目としてはこのあたりかもしれません。
上昇の兆しが見える出遅れ銘柄で、これから大化けする可能性を秘めている銘柄といえるでしょう。
いずれにしても新型コロナワクチン関連の銘柄は注目度の高いテーマで、2021年も引き続き大きく上昇する銘柄も多く出てくるかもしれません。
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