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【好決算】ディー・エヌ・エー(2432)DeNAの決算まとめ 11月10日第2四半期決算発表で株価は上昇するのか?

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ディー・エヌ・エー(2432)DeNAの第2四半期決算発表が本日11月10日に行われました。

注目の決算ですが、DeNAの今回の決算はどうだったのでしょうか。

今回の決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

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【好決算】ディー・エヌ・エー(2432)DeNAの決算まとめ 11月10日第2四半期決算発表で株価は上昇するのか?

【DeNA ディー・エヌ・エーの概要】

  • 時価総額:2,199億円
  • 設立:1999年
  • 上場:2005年2月
  • 売上高:1213.87億円(20・3)/ 1200億円(21・3予)
  • 営業利益:▲456.76億円(20・3) / 110億円(21・3予)

【特色】ゲームSNSからスマホアプリに転換。任天堂と提携。自動車、医療関連も。傘下にプロ野球球団

【連結事業】ゲーム69(17)、スポーツ16(6)、オートモーティブ1(-521)、ヘルスケア・他13(-24) <20・3>

【黒字化】球団開幕遅延、観客動員上限が痛手。ただゲームは中華圏『スラムダンク』など海外が想定超の好調。上期に赤字の配車アプリや映像配信を持分化。子会社株売却などで営業益100億円上乗せ。前期のゲーム500億円減損消え営業黒字化。

【対応策】動員5000人上限の球団はネット通じたファン交流など強化で再構築を図る。急成長のライブ配信アプリにも注力。

 

では早速今回の決算内容を見てみましょう。

 

2020年11月10日の第2四半期決算内容

発表された決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 税前利益 利益率 1株益
20.4~9(実績) 68,796百万円 20,919百万円 26,097百万円 30.4% 154.75円
20.4~9(四季報予想) 60,000百万円 12,000百万円 15,000百万円 20.0% 97.2円
21.3(通期四季報予想) 120,000百万円 11,000百万円 14,000百万円 9.2% 81.0円

第2四半期の四季報予想に対する達成率は、売上高が114.7% 営業利益が174.3%となっており、

通期の進捗率は、売上高が57.3% 営業利益が174.3%となっています。

 

会社からの通期予想はまだ出されておりませんが、四季報予想と比較すると大きく上振れていることがわかります。

特に利益は予想よりもかなり上振れています。

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

ディー・エヌ・エーの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.7~9(第2四半期) 38,755百万円(114.4%) 8,349百万円(306.4%) 21.5%(268.8%)
20.4~6(第1四半期) 30,041百万円(95.7%) 12,570百万円(542.0%) 41.8%(564.9%)
20.1~3(前期 第4四半期) 30,225百万円(102.6%) ー1,515百万円(ー) ー5.0%(ー)
19.10~12(前期 第3四半期) 25,912百万円(98.0%) ー49,205百万円(ー) -189.9%(ー)
19.7~9(前期 第2四半期) 33,867百万円 2,725百万円 8.0%
19.4~6(前期 第1四半期) 31,383百万円 2,319百万円 7.4%
19.1~3(前々期 第4四半期) 29,470百万円 4,929百万円 16.7%
18.10~12(前々期 第3四半期) 26,431百万円 ー2,091百万円 ー7.9%

期によって数字は増減していますが、直近の四半期では増収増益となっており、営業利益は前年同期比で3倍以上に増えています。

 

当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年9月30日まで)において当社グループは、中長期で企業
価値を向上させるべく、ゲーム事業においては健全な収益性の確保や新規ヒットタイトルの創出、加えて、一層強
い事業ポートフォリオ実現に向けた新規事業領域での最適な成長投資に取り組んでまいりました

当第2四半期連結累計期間において、売上収益は、前年同期比で増収となりました。スポーツ事業では新型コロ
ナウイルス感染症の拡大の影響を受け、前年同期比で減収
となりましたが、ライブストリーミング事業やゲーム事
業で増収
となりました。
売上原価・販売費及び一般管理費は、合計では、前年同期比で減少いたしました。ゲーム事業やライブストリー
ミング事業の推移に応じて売上原価の支払手数料等の費用が増加した一方で、前年同期末比での無形資産の減少に
伴い、減価償却費が減少しました。また、スポーツ事業や旧オートモーティブ事業に関する費用が減少しました。
その他の収益においては、タクシー配車アプリ等に関する事業の吸収分割に起因する移転損益2,045百万円や
SHOWROOM株式会社の当社保有株式の一部譲渡に伴う子会社株式売却益7,889百万円等を当第2四半期連結累計期間に
計上しました。
以上の結果、当社グループの売上収益は68,796百万円(前年同期比5.4%増)、営業利益は20,919百万円(同
314.7%増)、税引前四半期利益は26,097百万円(同246.7%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は19,154
百万円(同299.2%増)となりました。

 

 

 

ディー・エヌ・エーのセグメントごとの売上利益

ディー・エヌ・エーのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
ゲーム事業 46,673百万円(13.4%増) 11,043百万円(60.1%増) 23.7%
スポーツ事業 6,667百万円(59.5%減) -1,024百万円(前年同期
+5,466百万円)
ライブストリーミング事業 11,508百万円(202.5%増) 2,395百万円(前年同期は-724百万円) 20.8%
ヘルスケア事業 923百万円(17.7%増) -714百万円(前年同期は-852百
万円)
新規事業・その他 3,231百万円(3.6%増) -211百万円(前年同期は-
3,695百万円)

スポーツ事業は大きく減少したものの、その他の事業は増収となっています。

特にライブストリーミング事業では2倍以上の伸びとなっています。

 

①ゲーム事業
ゲーム事業の売上収益は46,673百万円(前年同期比13.4%増)、セグメント利益は11,043百万円(同60.1%増)
となりました。
当第2四半期連結累計期間は、既存のタイトルが堅調に推移するとともに、前連結会計年度以降に国内外で配信
を開始したタイトルの貢献も加わり、ユーザ消費額は前年同期比で増加し、前年同期比で増収増益
となりました。

②スポーツ事業
スポーツ事業の売上収益は6,667百万円(前年同期比59.5%減)、セグメント損失は1,024百万円(前年同期は
5,466百万円の利益)となりました。
例年3月下旬より開幕となるプロ野球の公式戦は、6月19日からの開幕となりました。開幕当初は、無観客での
試合開催となり、その後観客数の上限は段階的に緩和されたものの、新型コロナウイルス感染症の拡大が影響
しま
した。

③ライブストリーミング事業
ライブストリーミング事業の売上収益は11,508百万円(前年同期比202.5%増)、セグメント利益は2,395百万円
(前年同期は724百万円の損失)となりました。
前連結会計年度以前より、ライブストリーミングの領域では、成長に向けた投資を積極的に行ってまいりました
が、「Pococha(ポコチャ)」を中心に好調に推移しております。
なお、2020年6月30日を期日としたSHOWROOM株式会社の当社保有株式の一部譲渡により、同社は当社の持分法適
用関連会社となり、当第2四半期連結会計期間より同社の業績はセグメント別の業績には含んでおりません。

④ヘルスケア事業
ヘルスケア事業の売上収益は923百万円(前年同期比17.7%増)、セグメント損失は714百万円(前年同期は852百
万円の損失)となりました。
「MYCODE(マイコード)」「kencom(ケンコム)」「歩いておトク」をはじめ、ヘルスケアサービスの分野におけ
る既存の提供サービスや関連した事業が堅調に推移
した一方で、R&D分野中心に、先行投資を行いました。

⑤新規事業・その他
新規事業・その他の売上収益は3,231百万円(前年同期比3.6%増)、セグメント損失は211百万円(前年同期は
3,695百万円の損失)となりました。
当区分には、中長期での事業ポートフォリオの強化を目指した各種取り組み、及び、EC事業におけるサービスを
含んでおります。なお、前連結会計年度には、旧オートモーティブ事業における積極的な投資を含んでおります。

 

 

 

 

ディー・エヌ・エーの株価推移

ディー・エヌ・エー(2432)の2020年11月10日時点での日足チャートは以下の通り。


コロナショック以降、株価は低迷しておりましたが前回決算をきっかけに大きく上昇しました。

その後は多少上下しながらもほぼ横ばいで推移しています。

 

 

【11月9日時点の指標】

  • PER:22.62
  • PSR:1.91
  • PEGレシオ:1.51(PER22.62÷利益成長率15)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

指標を見てみるとPERが22.62となっています。

割安ではないかもしれないですが、割高とは言えない水準です。

DeNAに関しては利益成長率をどれくらいでみるのが良いのかは難しいですが、第2四半期の決算発表を見る限りは少なくとも10%20%ぐらいは成長するのではないかと考えると、PEGレシオも適性あたりの株価ではないかと思います。

昨日のコロナワクチンのニュースで、明日も本日のような地合いになるとDeNAにはよくない地合いではありますが、今回の決算発表は好感され、株価は上昇していくのではないでしょうか。

 

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