ドリコム(3793)の第2四半期決算発表が10月29日に行われました。
順調に業績を伸ばしているドリコムですが、今回の決算はどうだったのでしょうか。
業績好調なドリコムの今回の決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。
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【好決算】ドリコム(3793)の決算まとめ 10月29日第2四半期決算発表
【ドリコムの概要】
- 時価総額:202億円
- 設立:2003年
- 上場:2006年2月
- 売上高:101.5億円(20・3)/ 120億円(21・3予)
- 営業利益:6.17億円(20・3) / 13億円(21・3予)
【特色】ブログシステムから携帯コンテンツ、PC・モバイルゲームに展開。楽天と資本業務提携解消
【連結事業】エンターテインメントサービス96(9)、広告メディアサービス4(-59) <20・3>
【増益幅拡大】既存タイトルの周年記念イベントなど販促強化、コスト削減など奏功し赤字タイトルが減少。前期譲受の『ぼくとドラゴン』、共同運用の『魔界戦記ディスガイア』堅調。巣ごもり需要も追い風に。利益率大幅改善。前号比で営業増益幅拡大。
【新会社設立】ノックノートのゲーム事業の一部を譲受し、20年10月メドに新会社を設立予定。年間の利益貢献は約1億円。
では早速今回の決算内容を見てみましょう。
2020年10月29日の第2四半期決算内容
発表された決算短信は上記の通り。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
20.4~9(実績) | 6,184百万円 | 1,052百万円 | 1,032百万円 | 17.0% | 29.01円 |
20.4~9(四季報予想) | 6,100百万円 | 900百万円 | 850百万円 | 14.8% | 21.0円 |
21.3(通期四季報予想) | 12,000百万円 | 1,300百万円 | 1,300百万円 | 10.8% | 32.3円 |
第2四半期の四季報予想に対する達成率は、売上高が101.4% 営業利益が116.9%となっており、
通期の進捗率は、売上高が51.5% 営業利益が80.9%となっています。
なお、ドリコムは今回の決算発表前の10月22日に業績の修正を行っておりました。
内容は下記となります。
売上が1.6%、営業利益が6.7%増加となっています。
修正の理由は下記の通り。
2021年3月期第2四半期連結会計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)におきましては、既存運用タ
イトルの多くが、強いユーザーの支持のもと、当初想定を凌ぐ推移となりました。この結果、売上高は前回予
想を上回る見通しです。利益につきましては、効率的運用と費用節減の寄与もあり、営業利益と経常利益が前
回予想を上回る見込みです。また、法人税を保守的に見込んでいた影響もあり、親会社株主に帰属する四半期
純利益につきましても、同様に前回予想を上回る見込みとなりました。
第3四半期連結会計期間の見通しにつきましては、2020年10月29日の2021年3月期第2四半期決算発表時
に公表する予定です。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
ドリコムの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
20.7~9(第2四半期) | 2,881百万円(128.9%) | 429百万円(210.3%) | 14.9%(163.7%) |
20.4~6(第1四半期) | 3,303百万円(146.6%) | 623百万円(486.7%) | 18.9%(331.6%) |
20.1~3(前期 第4四半期) | 3,178百万円(114.6%) | 87百万円(68.5%) | 2.7%(58.7%) |
19.10~12(前期 第3四半期) | 2,484百万円(104.1%) | 198百万円(ー) | 8.0%(ー) |
19.7~9(前期 第2四半期) | 2,235百万円 | 204百万円 | 9.1% |
19.4~6(前期 第1四半期) | 2,253百万円 | 128百万円 | 5.7% |
19.1~3(前々期 第4四半期) | 2,773百万円 | 127百万円 | 4.6% |
18.10~12(前々期 第3四半期) | 2,387百万円 | ー126百万円 | ー5.3% |
今期は第1四半期・第2四半期ともに大きく増収増益となっています。
利益率も大きく改善しており、10%を超えています。
当社グループが属するインターネットサービス業界を取り巻く環境は急速な変化を続けております。令和元
年通信利用動向調査によると、令和元年(2019)9月末時点で、スマートフォンを保有する世帯の割合は83.4%
に達し、固定電話、パソコンの保有世帯割合を上回り、スマートフォンは現在の日常生活において最も主要な
情報通信機器と位置付けられる状況になっております。また、令和元年(2019)9月末時点で、スマートフォ
ンを使用してインターネットを利用する人の割合は63.3%となり、50.4%のPCと並び、スマートフォンはインタ
ーネット利用における主要なデバイスと位置付けられています。このように、スマートフォンの急速な普及と
インターネットデバイスとしての重要性が増していることを受け、インターネットサービス業界では、スマー
トフォン向けの新規サービスが次々と創出され、市場拡大と競争の激化が続いております。
こうした環境の下、当社グループはスマートフォン向けサービスの提供を主な事業と位置付け、既存サービ
スの拡充および新規サービスの開発に注力しております。主力事業のソーシャルゲーム事業では、IPゲームに
焦点を当てた戦略の下、新規IPゲームの開発・運用を通じた事業拡大に取り組んでおり、メディア事業では、
次世代の主力事業創出を目的とした新規サービスの開発・運用にも取り組んでおります。
当第2四半期連結累計期間におきましては、引き続きIPゲームタイトルを中心に運用中タイトルが順調に推
移しました。前期末に譲受したオリジナルタイトルにつきましても、運用チームの移行が順調に進み、またグ
ループ一体となっての運用効率に向けた取り組みも功を奏し、引き続き安定的に収益寄与いたしました。同時
に、不採算タイトルへの対応も着実に進み、主力のゲーム事業の収益性は一層向上、事業の安定性も増してお
ります。
以上の結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は6,184,699千円(前年同期比37.8%増)、
営業利益は1,052,203千円(前年同期比216.8%増)、経常利益は1,032,103千円(前年同期比249.5%増)、親会
社株主に帰属する四半期純利益は825,977千円(前年同期比286.4%)となりました。
ドリコムのセグメントごとの売上利益
ドリコムのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
ゲーム事業 | 6,123,307千円(42.9%増) | 1,236,027千円(169.8%増) | 20.2% |
メディア事業 | 61,888千円(69.8%減) | -183,326千円(前年同期-125,828千円) | ー |
売上構成比率の高いゲーム事業で大きく業績を伸ばしています。
ゲーム事業
当事業セグメントはゲームの開発・運営が主要事業となっており、他社IPゲーム及びゲームプラットフォー
ム並びにオリジナルIPゲームの開発・運営を行っております。
他社IPゲームにつきましては、当第1四半期にみられた業績を大きくけん引する大型イベントはなかったも
のの、いずれのタイトルも安定的にユーザーの支持を集め、順調な推移を維持しました。オリジナルゲームに
つきましても、配信開始から8年を迎える長期運用タイトル、及び前期末に譲受したタイトルを中心に売上水
準を維持し、安定的に業績寄与しました。運用タイトルの増加、及び運用中タイトルの順調な推移を受け、売
上高は前年同期比で増加いたしました。
利益につきましては、昨年より注力している不採算タイトルへの対応が一層進んだ他、運用効率化及び足元
の経済情勢を鑑みた費用抑制の影響もあり、費用発生が前年同期比で減少した結果、営業利益は前年同期比で
増加いたしました。
以上の結果、セグメント売上高は6,123,307千円(前年同期比42.9%増)、営業利益は1,236,027千円(前年同
期比169.8%増)となりました。
引き続き主力事業である当セグメントの売上高、営業利益の増伸に努めてまいります。メディア事業
メディア事業では、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である『DRIP(Drecom Invention
Project)』のもと、2018年8月に発表した位置情報と3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラ
ットフォーム『AROW』等、当社の有するインターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立
ち上げ、事業化に向けた試行を重ねました。
なお、本事業セグメントでは、長らく広告事業を主要サービスと位置付けゲーム事業以外の注力領域として
まいりましたが、主力のゲーム事業を軸とした成長戦略の下、同事業へ一層経営資源を集中することとし、広
告事業については当第1四半期をもって、全サービスを終了いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は前年同期比で減少し、セグメント売上高は61,888千円(前年同期比69.8%
減)となりました。利益につきましては、当セグメントで取り組む新規サービスの多くが事業開発段階にある
ことから、費用先行が続いており、セグメント損失183,326千円(前年同期はセグメント損失125,828千円)と
なりました。今後につきましては、主力のゲーム事業の一層の採算性向上に取り組むほか、新規事業開発においてゲーム
以外のエンターテインメント領域での事業開発に注力し、ゲーム事業を軸とした総合エンターテインメント企
業への成長を目指してまいります。
なお、今期におきましては、新型コロナウイルス感染症の流行に鑑み、安定的な利益の創出とキャッシュフ
ローの確保を最優先事項と位置づけ、経済状況が安定するまでの当面の間、保守的な姿勢で経営に取り組んで
まいります。具体的には、既存ゲーム事業の不採算タイトルへの対応を中心とする一層の収益性の向上と、現
在のサービスポートフォリオを事業環境に適った形へと見直し、経営リソースの効率的な配分を図ってまいり
ます。また、新規事業開発についても、利益とキャッシュフローを圧迫しないという前提のもと、継続的に研
究開発を行い、中長期での成長も意識してまいります。
ドリコムの株価推移
ドリコム(3793)の2020年11月6日時点での日足チャートは以下の通り。
ドリコムはコロナショック時に一時400円を切る場面もありましたが、現在は2倍以上の900円前後で推移しています。
【11月6日時点の指標】
- PER:26.99
- PSR:2.44
- PEGレシオ:0.48(PER26.99÷利益成長率56.2)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
指標を見てみると割安とはいえないものの、割高でもありません。
利益の成長率が高く、PEGレシオが1倍を割れており、まだ株価は割安な水準だと言えるのではないでしょうか。
コロナショック前の2020年1月には976円という場面がありましたが、この高値を目指し、またこの高値を超えて上昇を目指していくのではないでしょうか。
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決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
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