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エスクローエージェントジャパン(6093)の決算まとめ 7月9日第1四半期決算発表

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エスクローエージェントジャパン(6093)の第1四半期決算発表が7月9日に行われました。

次回の決算発表が10月9日に近づいていますが、順調に業績を伸ばすエスクローAJの前回決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

 

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エスクローエージェントジャパン(6093)の決算まとめ 7月9日第1四半期決算発表

【エスクローエージェントジャパンの概要】

  • 時価総額:138億円
  • 設立:2007年
  • 上場:2014年3月
  • 売上高:32.05億円(20・2)/ 34.8億円(21・2予)
  • 営業利益:4.34億円(20・2) / 4.9億円(21・2予)

【特色】金融機関からのBPO(業務受託)と不動産関連業務のエスクロー(第三者寄託)が両輪

【連結事業】エスクローサービス27(78)、BPO57(19)、不動産オークション16(20) <20・2>

【復調続く】利益柱のエスクローが伸びる。営業深耕による新規顧客増など奏功。不動産オークションは前半戦の大口案件獲得が効く。先行投資かさむ金融機関向けBPO足踏みカバーし、営業益復調軌道続く。

【提 携】人材紹介やM&A支援など手がけるWILLCO(東京)と人材サービス分野で提携。不動産業者向け非対面決済サービスの機能を司法書士などにも提供へ。

では早速前回の決算内容を見てみましょう。

2020年7月9日の第1四半期決算内容

発表された決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
20.3~5(実績) 868百万円 177百万円 178百万円 20.4% 2.8円
20.3~8(四季報予想) 1,600百万円 190百万円 190百万円 11.9% 3.2円
21.2(通期予想) 3,480百万円 490百万円 490百万円 14.1% 7.9円

第2四半期の四季報予想に対する進捗率は、売上高が54.3% 営業利益は93.2%となっており、

通期の進捗率は、売上高が24.9% 営業利益が36.1%となっています。

高い進捗率で、同時に上方修正は行われませんでしたが8月20日に上方修正が行われました。

 

第2四半期の連結業績予想の修正

売上高は少し減少してはいますが、営業利益が38.4%上方修正されております。

修正後の進捗率は、売上高:55.4% 営業利益:66.5%となっていますので、さらに上振れする可能性や、今後通期の上方修正も考えられます。

【修正の理由】

当第2四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済環境の悪化により、新設住宅着
工戸数が減少したことに加え、営業活動においても訪問面談の自粛等の制約
を受けました。一方で、リモー
トワークが進展し在宅時間が増えた要因もあり、住宅ローンの借り換えやWebによる非対面手続きの増加
傾向がみられ、売上高は当初計画を概ね達成する見通し
となりました。
営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は、住宅ローン実行に係る当社サービスの利用
件数が堅調に推移したことに加え、業務効率化の推進や経費削減への取組が奏功し、業績予想を上回る見通
となりました。
なお、2021 年2月期の通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染者数の増加等、第二波
が懸念されており今後の経済環境の見通しは未だ不透明であることから、当初計画を据え置くことといたし
ました。引続き当社業績に与える影響を注視し、影響が明らかになった場合には速やかに公表させていただ
きます。

 

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

エスクローAJの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.3~5(第1四半期) 868百万円(105.6%) 177百万円(165.4%) 20.4%(156.9%)
19.12~2(前期 第4四半期) 855百万円(105.6%) 130百万円(147.7%) 15.2%(139.4%)
19.9~11(前期 第3四半期) 769百万円(103.6%) 109百万円(129.8%) 14.2%(125.7%)
19.6~8(前期 第2四半期) 759百万円(94.6%) 88百万円(80.0%) 11.6%(84.7%)
19.3~5(前期 第1四半期) 822百万円 107百万円 13.0%
18.12~2(前々期 第4四半期) 810百万円 88百万円 10.9%
18.9~11(前々期 第3四半期) 742百万円 84百万円 11.3%
18.6~8(前々期 第2四半期) 802百万円 110百万円 13.7%

前期の第3四半期から増収増益が続いています。

特に今四半期の利益が大きく伸びています。

 

当社グループは、政府や自治体による新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関わる要請に応
じ、テレワークや時差出勤などを積極的に取り入れながら、社内外への感染防止と従業員の健康と安全の確保を図り
ながら、クライアントのニーズに応えるべく企業活動を続けてまいりました。
また、今後のさらなるデジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)化への対応が求められる不動産流通関連
マーケットにおいて、非対面サービスへのニーズの高まりも予想されており、当社グループでは、これまで先行して
取り組んできた圧倒的な優位性を持つ共通プラットフォームの構築と強化に注力し、企業価値の向上
に努めました。
当第1四半期連結累計期間の事業活動においては、エスクローサービス事業の登記オペレーションサービスが堅調
に推移
したほか、引き続き好調な不動産オークション事業が牽引いたしました。また販管費の圧縮にも積極的に取り
組んだ結果、連結売上高および連結営業利益は前年同期比で増収増益となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は868,325千円(前年同期比5.6%
増)、営業利益は177,492千円(前年同期比65.3%増)、経常利益は178,888千円(前年同期比65.6%増)、親会社株
主に帰属する四半期純利益は114,687千円(前年同期比54.9%増)となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染症拡大に伴った経済活動の停滞による当社グ
ループの業績への影響は軽微
となりました。しかしながら、今後、コロナショックからの回復に遅れが生じ、景気の
マイナス成長が長期間に及ぶことになれば、当社グループの業績に与える影響として第2四半期以降に顕在化する可
能性があります。
一方で、キャッシュレス化の急速な進展、ビッグデータ活用によるデジタル革新など社会環境が大きく変化し、金
融機関をはじめとする様々な業界で、人を介さない非対面チャネルでの対応が多くの取引で技術的に可能となってお
ります。当社グループが提供するサービスがこうした新たな環境に適応し、アフターコロナにおけるクライアントの
DXニーズを満たせるよう取り組んでまいります。

 

 

 エスクローAJのセグメントごとの売上利益

エスクローAJのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
エスクローサービス事業 249,532千円(14.1%増) 197,192千円(13.6%増) 79.0%
BPO事業 489,025千円(1.8%減) 101,998千円(0.5%減) 20.9%
不動産オークション事業 129,766千円(22.7%増) 42,621千円(67.1%増) 32.8%

 

(エスクローサービス事業)

エスクローサービス事業においては、不動産取引に係る司法書士をはじめとした専門家、金融機関、不動産事業者
に対し、取引の効率性、利便性、安全性の向上に寄与するASPサービス等の各種支援システムの提供を通じて、業務
の効率化を提案しております。また株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託での信託サービス、相続手続
き代行サービスでは信託口座の利用による決済の安全確保、財産保全等のニーズに対応しております。
当第1四半期連結累計期間においては、住宅ローン事務手続きに係るトランザクションの増加に伴い、登記オペ
レーションサービスのシステム利用件数が増加
いたしました。
また、非対面決済サービス「H'OURS(アワーズ)」についても前年と比較して利用件数が増加いたしました。今後
も大手取引先によるH'OURSを活用したキャッシュレスサービス導入開始等に伴う受注拡大
が見込まれております。
信託事業においても、不動産売買代金信託等の新規取引が寄与し信託報酬が増加いたしました。また、相続手続き
代行サービスについては、地方銀行からの受注が堅調に推移
したことで、前年実績を上回る結果となりました。
以上の結果、セグメント売上高は249,532千円(前年同期比14.1%増)、セグメント利益は197,192千円(前年同期
比13.6%増)となりました。

 

(BPO事業)

BPO事業においては、金融機関における住宅ローン融資に係る事務の請負をはじめとした、金融機関等の業務上の
課題を解決するための事務合理化及びコスト節減ニーズに応じたサービスの提供をしております。また、子会社の株
式会社中央グループでは、設計事務所機能や不動産鑑定サービス、連携する司法書士、土地家屋調査士等の専門家へ
の業務支援や、建設事業者向けに様々なコンサルティングサービスを提供しております。
当第1四半期連結累計期間においては、金融機関向けサービスにおいて、低採算案件の見直しに伴い取扱件数が減
いたしました。
以上の結果、セグメント売上高は489,025千円(前年同期比1.8%減)、セグメント利益は101,998千円(前年同期
比0.5%減)となりました。

 

(不動産オークション事業)

不動産オークション事業においては、主に税理士等の専門家からの依頼に応じ、不動産の調査から取引決済まで安
全性の高い不動産取引の機会の場を提供しております。これにより売買後のトラブルや紛争を未然に回避することが
でき、取引価格については入札方式を採用することによって、透明性の高い価格形成が可能となり、不動産取引の効
率性、利便性、安全性の向上に寄与しております。
当第1四半期連結累計期間においては、相続不動産の売却ニーズの高まりから、提携税理士事務所から持ち込まれ
る相談案件数が増加し、オークションによる1件あたりの成約価格も上昇
いたしました。
以上の結果、セグメント売上高は129,766千円(前年同期比22.7%増)、セグメント利益は42,621千円(前年同期
比67.1%増)となりました。

 

 

 

エスクローAJの株価推移

エスクローAJ(6093)の2020年9月30日時点での日足チャートは以下の通り。

前回の決算(7月9日)をきっかけに株価は大きく上昇しました。

8月20日の上方修正時には株価が下落したものの現在はその水準を超えて高値圏で推移しています。

 

 

【9月30日時点の指標】

  • PER:46.89
  • PSR:4.47
  • PEGレシオ:6.29(PER46.89÷利益成長率7.45)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

数値は少し割高といえるでしょうか。

ただ、今後通期の上方修正などもあればまだ株価は伸びていくのではないでしょうか。

 

 

決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。

ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。

私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。

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