Genky Drug Stores(9267)ゲンキーの第1四半期決算発表が10月20日に行われました。
順調に業績を伸ばしているゲンキードラッグストアーズの決算をまとめてみましたので、今後の投資の参考にぜひご覧ください。
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Genky Drug Stores(9267)ゲンキーの決算まとめ 10月20日第1四半期決算発表
【Genky Drug Stores ゲンキーの概要】
- 時価総額：533億円
- 設立：2017年
- 上場：2017年12月
- 売上高：1236.03億円(20・6）/ 1450億円(21・6予)
- 営業利益：43.41億円(20・6) / 50億円(21・6予)
【特色】福井地盤のドラッグストア。岐阜や愛知、石川にも展開。低コスト、低価格に強み。食品比率高い
【連結事業】食品62、化粧品12、医薬品10、雑貨13、他3 <20・6>
【最高益】新店60、退店３計画（前期各49、３）。マスク等の医薬品で新型コロナ特需効果徐々に弱まる。ただ巣ごもり需要も生かし柱の食品が生鮮品中心に客数伸ばし成長牽引。坪当たり経費抑制効き最高純益。
【差別化徹底】日替わり特売抑制、『毎日が特売』の低価格追求、生鮮食品品ぞろえ強化で来店頻度向上。店舗開発人員増強、物流拠点新設などで高速大量出店を加速。
では早速今回の決算内容を見てみましょう。
2020年10月20日の通期決算内容
発表された通期の決算短信は上記の通り。
| 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
| 20.6～9(実績) | 35,075百万円 | 1,721百万円 | 1,801百万円 | 4.9％ | 84.87円 |
| 20.6～11(四季報予想) | 70,000百万円 | 2,100百万円 | 2,250百万円 | 3.0％ | 98.8円 |
| 21.6(今期) 今回発表 | 145,000百万円 | 5,000百万円 | 5,300百万円 | 3.4％ | 230.6円 |
発表された通期の決算短信は上記の通り。
第2四半期の四季報予想に対する進捗率は、売上高が50.1％ 営業利益は82.0%となっており、
通期の進捗率は、売上高が24.2％ 営業利益が34.4%となっています。
売上高は第2四半期・通期の進捗率に上振れはありませんでしたが、営業利益は第2四半期予想に比べて高い進捗率となっています。
また今回の決算にあわせて業績修正も行われました。
業績予想の修正に関するお知らせ
売上高の修正はありませんが、営業利益は第2四半期で35.7%の増加、通期では16%の増加。
今回の上方修正後の営業利益の進捗率を見てみると、対第2四半期が60.4%、対通期が29.7%となっており、修正後でも高い進捗率となっています。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
Genky Drug Storesの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
| 売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
| 20.7～9(第1四半期) | 35,075百万円(123.0％) | 1,721百万円(280.8%) | 4.9%(222.7%) |
| 20.4～6(前期 第4四半期) | 37,401百万円(136.0％) | 1,899百万円(164.0％) | 5.1％(121.4％) |
| 20.1～3(前期 第3四半期) | 29,872百万円(122.1％) | 1,322百万円(147.4％) | 4.4％(118.9％) |
| 19.10～12(前期 第2四半期) | 27,825百万円(109.8％) | 507百万円(61%) | 1.8％(54.5％) |
| 19.7～9(前期 第1四半期) | 28,505百万円(107.3％) | 613百万円(52.8％） | 2.2％(50％) |
| 19.4～6(前々期 第4四半期) | 27,505百万円 | 1,158百万円 | 4.2％ |
| 19.1～3(前々期 第3四半期) | 24,470百万円 | 897百万円 | 3.7％ |
| 18.10～12(前々期 第2四半期) | 25,352百万円 | 831百万円 | 3.3％ |
| 18.7～9(前々期 第1四半期) | 26,570百万円 | 1,160百万円 | 4.4％ |
今四半期に売上・利益ともに大きく上昇していることがわかります。
当社グループは「近所で生活費が節約できるお店」をコンセプトに、地域シェアを高める
ためドミナントエリア構築に邁進いたしました。また、お客様の節約志向に応えるため青果や精肉などの生鮮食品
の品揃えを強化するとともに、生活必需品のディスカウントに尽力いたしました。
当第１四半期連結累計期間における新規出退店につきましては、Ｒ店(※)を岐阜県に１店舗、福井県に１店舗、
愛知県に１店舗、石川県に１店舗出店いたしました。これにより、当第１四半期連結会計期間末における店舗数は、
Ｒ店(※)212店舗、大型店(※)90店舗の計302店舗となりました。
この結果、当第１四半期連結累計期間における売上高は350億75百万円と前第１四半期連結累計期間に比べ65億70
百万円(23.0％)増加いたしました。利益に関しましては、経常利益は18億１百万円と前第１四半期連結累計期間に
比べ11億７百万円(159.7％)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億88百万円と前第１四半期連結累計期
間に比べ８億９百万円(169.0％)の増益となりました。
次に、当第１四半期連結累計期間における業態別の売上高を見ますと、「Ｒ店(※)」205億32百万円、「大型店
(※)」145億15百万円、「その他」27百万円となりました。また、商品別の内訳では、「食品」224億31百万円、
「雑貨」47億55百万円、「化粧品」38億53百万円、「医薬品」35億２百万円、「その他」５億31百万円となりまし
た。
(※) 今期より店舗区分を変更しており、Ｒ店とは標準化された300坪のレギュラー店、大型店とは150坪～900坪の
店のことをいいます。
Genky Drug Storesの株価推移
GenkyDrugStores(9267)の2020年10月21日時点での日足チャートは以下の通り。
コロナ禍で株価を伸ばした銘柄のひとつで、一時4,000円を付けるほどの上昇を見せています。
ただ、7月の上方修正・好決算後はボックス圏での推移となっていました。
今回の決算で、翌日は大きく上昇しましたが今後はボックス圏を抜けて上昇していくでしょうか。
【10月21日時点の指標】
- PER：15.86
- PSR：0.48
- PEGレシオ：1.26（PER15.86÷利益成長率12.6)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
株価は右肩上がりで高値にも見えますが、PER・PSR・PEGレシオを見るとまだまだ割高とは言えない水準です。
株価はまだまだ上昇することが考えられます。
決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。
私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。
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