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GMOペパボ(3633)の決算まとめ 11月4日第3四半期決算発表

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GMOペパボ(3633)の第3四半期決算発表が11月4日に行われました。

コロナ禍でも順調に業績を伸ばしているGMOペパボですが、今回の決算で株価はどう動いていくでしょうか。

今回の決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

 

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GMOペパボ(3633)の決算まとめ 11月4日第3四半期決算発表

【GMOペパボの概要】

      • 時価総額:248億円
      • 設立:2004年
      • 上場:2008年12月
      • 売上高:89.43億円(19.12)/ 105億円(20・12予)
      • 営業利益:7.83億円(19・12) / 9.3億円(20・12予)

【特色】個人向けレンタルサーバーやネット店舗支援柱。ハンドメイド品フリマアプリ『ミンネ』に注力

【連結事業】ホスティング50(30)、EC支援28(35)、ハンドメイド18(6)、他4(-41) <19・12>

【独自増額】EC支援は巣ごもり需要受け『スズリ』がTシャツなど軸に想定超で大幅拡大。『ミンネ』も好調。下期に販促費大幅に積み増すがこなし営業益独自増額。21年12月期も『スズリ』『ミンネ』拡大が牽引。

【EC集中】EC関連は巣ごもり需要剥落見据え『スズリ』『ミンネ』に広告等販促費集中し顧客基盤拡大図る。フリーランス金融支援はコロナ悪影響踏まえ販促費抑制へ。

 

では早速今回の決算を見てみましょう。

2020年11月4日の第3四半期決算内容

今回発表された第3四半期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
20.1~9(実績) 8,293百万円 965百万円 1,021百万円 11.6% 120.3円
20.12(四季報予想) 10,500百万円 930百万円 940百万円 8.9% 117.0円
21.12(来期 四季報予想) 11,600百万円 1,000百万円 1,000百万円 8.6% 124.7円

四季報予想での進捗率は売上高が79.0%、営業利益が103.8%となっております。

利益は既に100%を超えており、今回の決算発表に合わせて上方修正も行われました。

 

通期連結業績予想の上方修正

売上高は12.5%増、営業利益は10.9%増となっています。

【修正の理由】

当第3四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり需要や EC 消費の拡
大などにより、EC 支援事業及びハンドメイド事業における主力サービスの流通額が大幅に増加
しました。
第 4 四半期連結会計期間は、季節要因による売上高減少や中長期的な成長のためのプロモーションや体制強化
など投資によるコスト増
を見込んでおりますが、当初連結業績予想を上回る見込みとなりましたので、上記のと
おり 2020 年 12 月期通期連結業績予想を修正いたしました。
なお、親会社株主に帰属する当期純利益に関しては、連結子会社である GMO クリエイターズネットワーク株
式会社において、新型コロナウイルス感染症の影響による外部環境の悪化のため当初計画していた損失が拡大す
る見通し
ですが、連結子会社の欠損金は当社の課税所得から控除することができず法人税等の負担率が高くなる
ため、当初連結業績予想から変更はありません。

営業利益が既に予想を超えていますが、プロモーションや体制強化などの投資によるコスト増を予定しているため、今回の数字になっているようです。

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

累計の数字は順調に推移しているGMOペパボの四半期ごとの売上・利益・利益率もみてみましょう。

売上高 営業利益 利益率
20.7~9(第3四半期) 2,941百万円(129.5%) 342百万円(183.9%) 11.6%(141.5%)
20.4~6(第2四半期) 2,954百万円(132.2%) 429百万円(208.3%) 14.5%(157.6%)
20.1~3(第1四半期) 2,398百万円(109.7%) 194百万円(64.7%) 8.1%(59.1%)
19.10~12(前期 第4四半期) 2,253百万円(106.7%) 91百万円(131.9%) 4.0%(121.2%)
19.7~9(前期 第3四半期) 2,271百万円 186百万円 8.2%
19.4~6(前期 第2四半期) 2,234百万円 206百万円 9.2%
19.1~3(前期 第1四半期) 2,185百万円 300百万円 13.7%
18.10~12(前々期 第4四半期) 2,111百万円 69百万円 3.3%

売上・利益ともに大きく伸びています。

累計でみても、前年同期比で売上高:+24.0%、 営業利益:+39.5%となっています。

 

当社は「インターネットで可能性をつなげる、ひろげる」というミッションのもと、主に個人の表現活動を支援
するための様々なウェブサービス及びスマートフォンアプリを提供しています。2020年12月期は、レンタルサーバ
ーサービス「ロリポップ!」やネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」などの主力ストックサービス
の顧客単価アップによる堅調な伸びに加え、2019年12月期より黒字化したハンドメイドマーケットサービス
「minne」のさらなる収益拡大
を図ります。また、成長著しいオリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」やフ
リーランス向けファクタリングサービス「FREENANCE」への投資を継続する計画
です。
当第3四半期連結累計期間は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、3月に予定していた「minneのハン
ドメイドマーケット2020」を中止
いたしましたが、4月の緊急事態宣言後には、オフラインからオンラインへの流
れが加速したこともありネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」への申込みが増加するなど、ストッ
クサービスの契約件数は堅調に推移
しました。また、外出自粛に伴う「巣ごもり需要」拡大後もEC利用は高い水準
で推移していることから「SUZURI」や「minne」のようなフロー型ECサービスの流通額は好調に推移
しました。一方
で、フリーランス向けファクタリングサービス「FREENANCE」について、第1四半期連結累計期間においては、昨年
から引き続き体制強化及び広告投資を行った結果、利用者数や買取請求額が増加したものの、4月の緊急事態宣言
以降、企業の経営悪化や方針転換などによるフリーランスへの発注額の減少や単価の下落、国や行政による給付金
の利用拡大により利用者数が減少し、請求書買取額の伸びが鈍化
しました。
その結果、当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高8,293,595千円(前年同期比24.0%増)、営業利益
965,994千円(前年同期比39.5%増)、経常利益1,021,874千円(前年同期42.6%増)、親会社株主に帰属する四半
期純利益627,250千円(前年同期比15.8%増)となりました。

 

 

GMOペパボのセグメントごとの売上利益

GMOペパボのセグメントごとの売上・利益も見ておきましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
ホスティング事業 3,443,580千円(1.2%増) 1,052,355千円(0.3%増) 30.6%
EC支援事業 3,043,954千円(63.8%増) 987,625千円(47.2%増) 32.4%
ハンドメイド事業 1,506,602千円(25.4%増) 301,398千円(284.0%増) 20.0%
金融支援事業 99,403千円(428.9%増) -230,056千円(前年同期は-107,967千円)
その他 200,054千円(3.9%減) 37,884千円(4.4%減) 18.9%

EC支援事業やハンドメイド事業、金融支援事業が大きく伸びています。

 

① ホスティング事業
ホスティング事業には、個人からビジネスまで幅広い用途にご利用頂けるレンタルサーバーサービス「ロリポッ
プ!」及びドメイン取得代行サービス「ムームードメイン」等が属しております。「ロリポップ!」の契約件数に
おきましては、411,336件(前年同期末比1.0%増)
となりました。上位プランやオプション機能への誘導強化の結
果、顧客単価は381円(前年同期比4.1%増)
となりました。
「ムームードメイン」におきましては、過去に実施した新ドメインの割引キャンペーンで取得されたドメインの
更新率が低かったことにより、登録ドメイン数は1,202,451件(前年同期末比1.7%減)
となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高3,443,580千円(前年同期比1.2%増)、セグ
メント利益は1,052,355千円(前年同期比0.3%増)となりました。

② EC支援事業
EC支援事業には、月額制ネットショップ作成サービスにおける国内店舗数No.1の「カラーミーショップ」及びオ
リジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」等が属しております。「カラーミーショップ」におきましては、4
月の緊急事態宣言以降に実店舗を運営されている方からのオンラインショップ開設の需要が拡大
しましたが、第1
四半期末までの減少が大きく、契約件数は41,085件(前年同期末比1.4%減)
となりました。また、継続的なアップ
セル及びクロスセル施策に加え、外出自粛要請に伴う巣ごもり需要拡大後もEC利用が堅調に推移していることを背
景に流通金額が増加し、流通金額に応じて決済代行会社から受領する紹介手数料が増加したことにより、顧客単価
は3,230円(前年同期比21.3%増)と大きく増加
しました。
「SUZURI」におきましては、継続的な新アイテムの追加やSNS内で影響力のあるクリエイターの誘致を行ったこと
に加えて、2020年8月に実施したTシャツセールなど各種セールやキャンペーンなどが奏功し、会員数は64万人(前
年同期末比90.0%増)、流通額は18億円(前年同期比197.5%増)と大幅に増加
しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は3,043,954千円(前年同期比63.8%増)、セ
グメント利益は987,625千円(前年同期比47.2%増)となりました。

③ ハンドメイド事業
ハンドメイド事業には、国内最大のハンドメイドマーケットサービス「minne」が属しております。新型コロナウ
ィルス感染症拡大の影響により、3月開催予定であった大規模オフラインイベント「minneのハンドメイドマーケッ
ト2020」を中止
いたしました。一方で、外出自粛による「巣ごもり需要」の拡大や緊急事態宣言後のEC利用の堅調
な推移に加え、各種クーポンやキャンペーンなどの販促活動を行ったことに伴い、当第3四半期連結累計期間にお
ける流通金額は112億円(前年同期比26.1%増)
となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は1,506,602千円(前年同期比25.4%増)、セ
グメント利益は301,398千円(前年同期比284.0%増)となりました。

④ 金融支援事業
金融支援事業には、連結子会社であるGMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営するフリーランス向けファ
クタリングサービス「FREENANCE」が属しております。2018年10月より提供している「FREENANCE」におきましては、
事業拡大に伴う人員増加に加えて、継続的な機能開発及びWebプロモーションなどの投資を行っており、第1四半期
累計期間まで順調に利用者数や請求書買取額が増加
していました。しかし、4月の緊急事態宣言以降、企業の経営
悪化や方針転換などによるフリーランスへの発注額の減少や単価の下落、国や行政による給付金の利用拡大により
利用者数が減少し、請求書買取額の伸びが鈍化
しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は99,403千円(前年同期比428.9%増)、セグ
メント損失は230,056千円(前年同期間におけるセグメント損失は107,967千円)となりました。

⑤ その他
その他には、当社が運営するブログサービス「JUGEM」に加えて、連結子会社であるGMOクリエイターズネットワ
ーク株式会社が運営するWebコンテンツ制作事業が属しております。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は200,054千円(前年同期比3.9%減)、セグメント利益は
37,884千円(前年同期比4.4%減)となりました。

 

 

 

GMOペパボの株価推移

GMOペパボ(3633)の2020年11月4日時点での日足チャートは以下の通り。

コロナショック以降、株価は上昇トレンドを形成して大きく値上がりしました。

10月に入り、株価はさらに上昇しましたがこのところの地合いの影響もあり調整しております。

 

【11月4日時点の指標】

  • PER:46.0
  • PSR:2.92
  • PEGレシオ:3.5(PER46.0÷利益成長率13.15)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

株価は割高といえる水準となっています。

ここ数ヶ月で大きく上昇したため、割高感は否めませんがコロナ禍で大きく業績を伸ばした業種ということもあり人気化しています。

基本的には強い株ですが、QoQで売上・利益が伸びなかったこと、また上方修正での利益が4Qでマイナスになる可能性があることなどは懸念点だと言えるでしょう。

このあたりを見極めたうえで投資することをお勧めします。

 

 

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