ジェーソン(3080)の決算まとめ　7月13日第1四半期決算発表

ジェーソン(3080)の第1四半期決算発表が7月13日に行われました。

次回の決算発表が10月13日に近づいていますが、順調に業績を伸ばすジェーソンの前回決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

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ジェーソン(3080)の決算まとめ　7月13日第1四半期決算発表

【ジェーソンの概要】

• 時価総額：92.3億円
• 設立：1983年
• 上場：2007年4月
• 売上高：243.68億円(20・2）/ 255億円(21・2予)
• 営業利益：7.46億円(20・2) / 10億円(21・2予)

【特色】低価格の飲料・加工食品・日用品の小売りチェーン。首都圏地盤。仕入れと低コスト運営に特色

【連結事業】衣料服飾・インテリア3、日用品・家庭用品26、食料品61、酒類6、他商品0、他5 <20・2>

【大幅増益】想定超の巣ごもり需要受け、飲料、加工食品、日用品のまとめ買い急増。長梅雨はね返す。キャッシュレス対応に伴う客単価上昇重なり、前期大型３出店も軒並み黒字化。出店費用ない。新型コロナ感染による休業店ない前提で一転大幅増益。

【争　奪】ホームセンター、ドラッグストアも好調で居抜き物件の争奪激化。無理な出店抑制し、低採算の小型店も閉鎖検討。

では早速前回の決算内容を見てみましょう。

2020年7月13日の第1四半期決算内容

発表された決算短信は上記の通り。

第2四半期の四季報予想に対する進捗率は、売上高が55.1％ 営業利益が104.2％となっており、

通期の進捗率は、売上高が28.7％ 営業利益が66.8％となっています。

売上も好進捗率ですが、利益は第2四半期予想をすでに超えており、通期でも2/3を占めています。

今回の四半期決算とともに上方修正も行われました。

業績予想の修正に関するお知らせ

特に営業利益・経常利益が大きく上方修正されています。

今回の上方修正後の進捗率も見てみると、

対第2四半期の進捗率は、売上高：52.7％・営業利益：67.7％、

対通期の進捗率は、売上高：27.9％・営業利益：52.1％となっております。

上方修正後でも進捗率は高く、今後さらなる上方修正の可能性もあるのではないでしょうか。

【修正の理由】

第２四半期累計期間の業績は、売上高については、新型コロナウイルス感染症の影響により、感染
防止対策商品やグローサリーを中心とした巣ごもり関連商品の売上が増加したため、前回の発表予想
値を上回る見込みとなりました。また、売上高の増加により売上総利益が計画を大きく上回ったこと
で、各段階利益においても、前回の発表予想値を上回る見込みとなりました。
通期の業績は、下半期における新型コロナウイルス感染症の影響が予測困難なため、当初の下半期
の計画を据え置き、上記の通り予想を修正いたしました。

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

ジェーソンの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

今第1四半期は売り上げが大きく伸びて70億円台になり、営業利益はこれまで2億円ほどだったのが2倍以上の5億円を超えています。

この成長が続くなら大きく業績が伸びていくことが想定されます。

 ジェーソンのセグメントごとの売上利益

ジェーソンのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。

ただジェーソンは単一セグメントのため、セグメント別の記載はありませんでした。

当第１四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大防止にかかわる各種行動制限か
ら急速な景気悪化が懸念される状況にあります。５月25日に全国で緊急事態宣言が解除され、経済活動は再開され
つつありますが、回復の足取りは鈍く、また第２波の発生も懸念される等先行きは依然不透明な状況が続いており
ます。
小売業界においては、外出自粛や行動制限に伴う「巣ごもり需要」により、食品を中心に一部押し上げ要因はあ
りましたが、消費者の生活様式の変更や根強い節約志向が一層進み、引き続き厳しい経営環境にあります。
このような状況のもと、当社グループが展開する「ジェーソン」店舗は現在のところ直営104店舗全てにおいて、
幸いにも営業を継続することができており、引き続き、「人々の生活を支えるインフラ（社会基盤）となる」とい
う企業理念の下、より低価格の生活必需商品群の品揃えを強化し、またコンビニエンス性の高い、地域における生
活便利店としての機能を果たすべくローコストでの店舗運営により注力して参りました。
また、マスクや除菌剤等の感染防止対策商品、食料品等を中心にこの未曾有の状況下でお客様のニーズに丁寧に
応えた結果、当第１四半期連結累計期間は、売上高7,109,489千円（前期比18.4％増）、営業利益521,313千円（同
120.4％増）、経常利益536,096千円（同114.2％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益329,020千円（同114.2
％増）となりました。
なお、当社グループにおいては、小売事業以外の重要なセグメントはありませんので、セグメントごとの経営成
績の記載を省略しております。

ジェーソンの株価推移

ジェーソン(3080)の2020年9月25日時点での日足チャートは以下の通り。

コロナの恩恵もあり、コロナショック以降株価は右肩上がりで推移しており、3倍程度の伸びを見せています。

前回の決算発表でも一時上昇し、900円を付ける場面もありましたが、このところ調整しており700円を割る場面もありましたが再び上昇し、現在は850円付近の株価となっています。

【9月25日時点の指標】

• PER：17.21
• PSR：0.43
• PEGレシオ：1.43（PER17.21÷利益成長率12)

※PSR(株価売上高倍率)　　※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

株価は大きく上昇していますが、PERやPSR・PEGレシオを見るとまだ割安感はあると言えるのではないでしょうか。

また、上方修正の数字を見るとさらなる上方修正の可能性も充分にあると思います。

次回の決算までに仕込んでいくのも良いかもしれません。

決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。

ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。

私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。

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