決算予想

ジェネレーションパス(3195)の決算予想 9月14日第3四半期決算発表予定

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ジェネレーションパス(3195)の第3四半期決算発表が9月14日に迫ってきました。

コロナ禍で恩恵を受けている企業が多いECを扱っているジェネレーションパスですので、どのような決算が出るのかは注目です。

そこで、今回のジェネレーションパスの決算がどうなるのか、過去の決算発表をもとに調べてみました。

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ジェネレーションパス(3195)の決算予想 9月14日第3四半期決算発表予定

【ジェネレーションパスの概要】

  • 時価総額:46.1億円
  • 設立:2002年
  • 上場:2014年9月
  • 売上高:96.66億円(19.10)/ 118億円(20・10予)
  • 営業利益:0.3億円(19・10) / 0.8億円(20・10予)

【特色】インテリアや家具、衣料品などのネット通販『リコメン堂』運営。独自のデータ分析手法に特徴

【連結事業】ECマーケティング79(2)、商品企画関連21(5)、他0(52) <19・10>

【反 発】提携先ファミマの顧客向け新サイト(19年7月開始)は低調だが、柱の既存ECが巣ごもり消費もあり好伸。想定以上に前半圧迫の配送料負担は徐々に転嫁。後半は好採算ECコンサル収入見込み、ベトナム工場立ち上げ費用も一巡。営業益反発。

 

まずは前回の決算発表を見てみましょう。

2020年6月15日の第2四半期決算内容

前回発表された第2四半期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
19.11~4(実績) 5,768百万円 67百万円 56百万円 1.2% 2.87円
20.10(四季報予想) 11,800百万円 80百万円 80百万円 0.7% 7.4円
21.10(来期 四季報予想) 12,500百万円 120百万円 120百万円 1.0% 9.9円

四季報予想での進捗率は売上高が48.9%、営業利益が83.8%となっております。

営業利益の進捗率がかなり高いですが、利益率が極端に低いのは気になるところですね。

損益計算書を見ると売上総利益の利益率は27.5%ありますが、販売費及び一般管理費が大きく、利益を圧縮しているようです。

売上総利益は前年同期比を上回るものの、販売費および一般管理費が2.86億円増えています。

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

ジェネレーションパスの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.2~4(第2四半期) 3,023百万円(137.4%) 109百万円(ー) 3.6%(ー)
19.11~1(第1四半期) 2,745百万円(113%) -42百万円(ー) -1.5%(ー)
19.8~10(前期 第4四半期) 2,662百万円(109.9%) 42百万円(19.6%) 1.6%(18.2%)
19.5~7(前期 第3四半期) 2,375百万円(116.4%) -36百万円(ー) -1.5%(ー)
19.2~4(前期 第2四半期) 2,200百万円 -4百万円 -0.2%
18.11~1(前期 第1四半期) 2,429百万円 17百万円 0.7%
18.8~10(前々期 第4四半期) 2,422百万円 214百万円 8.8%
18.5~7(前々期 第3四半期) 2,040百万円 -10百万円 -0.5%

利益はマイナスの期などもありますが、売上高は順調に伸びている印象で、直近の第2四半期では30億円をこえています。

 

 

ジェネレーションパスのセグメントごとの売上利益

ジェネレーションパスのセグメントごとの売上・利益も見ておきましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
ECマーケティング事業 4,654百万円(29.3%増) 174百万円(124.6%増) 3.7%
商品企画関連事業 1,046百万円(3.6%増) 3百万円(93.5%減) 0.3%
その他事業 順調に推移 順調に推移

各事業とも前期を上回っており、特にECマーケティング事業では大きな伸びを見せています。

① ECマーケティング事業

ECマーケティング事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、家具・家電・医療用消耗品・
生活雑貨等の売上が好調
であったこと、2019年11月に開店した「PayPayモール」が順調に売上を伸ばしたこと、カ
ンナート社におけるECサポート案件等の売上を大きく伸長させたこと等により、売上高は前年同期比で29.3%増と
四半期ベースで過去最高を達成しました。また、利益面におきましては、引き続き送料値上げの影響を自社で吸収
している状況ではあるものの、各種利益改善の取り組みの効果が出始めた
ことに加え、EC需要の高まりによる売上
増の影響、ECサポート案件の増加の影響等により、前年同期を大きく上回る水準で推移
しました。
ECマーケティング事業のノウハウやビッグデータを活用したECサポート事業につきましては、株式会社ファミリ
ーマートとの業務提携に伴い、新規EC事業の運用・保守等を推進してまいりました。今後も通販サイト「Kaema」に
おきましては、当社の戦略的店舗として売上拡大に向けた施策を積極的に推進させてまいります。
また、カンナート社は、web製作・ECサポートに加え各種システム開発に強みを発揮し、ECサポート案件の大型化
が顕著になってきており、売上高及び利益ともに順調に推移しております。当連結会計年度における売上・利益の
更なる増加が期待できるものと考えております。
以上の結果、売上高は4,654百万円(前年同期比29.3%増)となり、セグメント利益は174百万円(前年同期比
124.6%増)となりました。

 

② 商品企画関連事業

商品企画関連事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、メイン販売先での取扱商材である
家具・寝具における納期調整が行われたことに伴いメイン商材の売上が低調
であったものの、新綻紡社における寝
具の売上が大幅に伸長したこと等により、売上高は増収
となりました。利益面におきましては、新型コロナウイル
ス感染症の影響により、メイン商材の販売が下期にずれこんだことに加え、ジェネパベトナム社の設立で発生した
立上コストや新規商材開発投資及び新規顧客開拓投資等、将来を見据えた事業投資を加速した結果、前年同期を下
回る水準で推移
しております。なお、メイン商材の販売に関しましては、下期に集約して行われる見込みであり、年間を通じての売上高及び利益は当初見込み通りに推移していくと考えております。また、ジェネパベトナム社は、
当第2四半期連結会計期間で工場の稼働が開始されており、今後生産拡大に向け体制整備を行い、翌四半期以降に
売上面・利益面で貢献していく見込みであります。
以上の結果、売上高は1,046百万円(前年同期比3.6%増)となり、セグメント利益は3百万円(前年同期比93.5
%減)となりました。

 

③ その他

「その他」につきましては、ECマーケティング事業により得られるビッグデータを利用した非物販事業として、
おしゃれなインテリア・雑貨の紹介、それらの実例の紹介及び家に関するアイデアを紹介するWEBメディア「イエコ
レクション」(https://iecolle.com)に掲載する記事数やPV数の拡大に向けた各種施策を継続的に実施してまいり
ました。当第2四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による在宅時間の増加に伴
い、PV数が過去最高を記録し、売上面、利益面ともに順調に推移
いたしました。
また、システム開発事業におきまして、内閣府より「エビデンスシステム構築におけるシステム性能調査」にか
かる受託売上が計上されており、売上面・利益面で寄与しております。

 

 

 

ジェネレーションパスの株価推移

ジェネレーションパス(3195)の2020年9月4日時点での日足チャートは以下の通り。

前回の決算発表で株価は大きく上昇し、現在は1,600~1,800円あたりで推移しています。

 

【9月7日時点の指標】

  • PER:130.1
  • PSR:1.01
  • PEGレシオ:4.37(PER130.1÷利益成長率30)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

ジェネレーションパスは利益率がかなり低くなっているため、PERは異常値だと考えたほうが良いでしょう。

PSRでみると1.01なので水準としては高くないと考えてよいのではないでしょうか。

また、PEGレシオも見てみたいところですが、PERが異常値となっているため参考程度となるでしょうか。

 

 

ジェネレーションパスの決算予想まとめ

9月14日のジェネレーションパス決算発表を前に、過去の決算発表を調べてみました。

PERは高くなっていますが、四半期ごとの売上利益などを見ていると決算発表での業績には期待が持てるのではないでしょうか。

また、家具のECを行っているベガコーポレーションは7月末の決算で超絶の数字を発表しました。

決算への期待が高くなりすぎる懸念もありますが、ジェネレーションパスの決算も良い数字が出るのではないかと考え、強気で良いのではないかと考えます。

 

  • 投資判断:◎ 強気

※投資はご自身の判断にて行っていただきますようお願いします。

 

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