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【好決算】JMDC(4483)の決算まとめ 11月5日第2四半期決算発表

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JMDC(4483)の第2四半期決算発表が11月5日に行われました。

順調に業績を伸ばしているJMDCですが、今回の決算はどうだったのでしょうか。

大きく株価を伸ばしているJMDCの今回の決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

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【好決算】JMDC(4483)の決算まとめ 11月5日第2四半期決算発表

【JMDCの概要】

  • 時価総額:2,088億円
  • 設立:2013年
  • 上場:2019年12月
  • 売上高:121.58億円(20・3)/ 150億円(21・3予)
  • 営業利益:22.15億円(20・3) / 28億円(21・3予)

【特色】健康保険組合の医療データを匿名加工し製薬・保険会社等へ提供。遠隔医療や調剤薬局支援も

【連結事業】ヘルスビッグデータ47(37)、遠隔医療32(25)、調剤薬局支援21(12) <20・3>

【増 額】受診控え影響し遠隔医療と薬局支援伸び悩む。だが柱の医療ビッグデータ事業は買収効果フル寄与。製薬・生損保など大口顧客や健保向けに取引拡大。会社計画は新型コロナ影響過大視で上振れ余地。

【買 収】8月、医薬情報ネットの全株取得合意。学術情報データ活用しコンテンツ強化。ノーリツ鋼機の保有株割合薄まり、東証1部変更も視野。9月末で株式2分割。

 

では早速今回の決算内容を見てみましょう。

 

2020年11月5日の第2四半期決算内容

発表された決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 税前利益 利益率 1株益
20.4~9(実績) 6,975百万円 1,107百万円 1101百万円 15.9% 14.05円
20.4~9(四季報予想) 6,600百万円 850百万円 800百万円 12.9% 18.5円
21.3(通期予想) 16,000百万円 3,150百万円 3,100百万円 19.7% 40.42円

第2四半期の四季報予想に対する達成率は、売上高が105.7% 営業利益が130.2%となっており、

通期の進捗率は、売上高が43.6% 営業利益が35.1%となっています。

 

ちなみに、今回の決算の前に上方修正も行われておりました。

10月29日に発表された上方修正は下記となります。

売上高が6.7%、営業利益が21.2%の上振れとなります。

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

Jストリームの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.7~9(第2四半期) 3,763百万円(122.7%) 750百万円(120.6%) 19.9%(98.0%)
20.4~6(第1四半期) 3,212百万円(125.6%) 357百万円(134.2%) 11.1%(106.7%)
20.1~3(前期 第4四半期) 3,504百万円(123.3%) 734百万円(228.0%) 20.9%(185.0%)
19.10~12(前期 第3四半期) 3,028百万円(106.7%) 593百万円(82.6%) 19.6%(77.5%)
19.7~9(前期 第2四半期) 3,068百万円 622百万円 20.3%
19.4~6(前期 第1四半期) 2,558百万円 266百万円 10.4%
19.1~3(前々期 第4四半期) 2,841百万円 322百万円 11.3%
18.10~12(前々期 第3四半期) 2,839百万円 718百万円 25.3%

このところ増収増益が続いており、順調に業績を伸ばしています。

 

当社は、「日本のヘルスケア業界の多様なデータを結集し、社会に還元する」ことを通じて、生活者の健康増進
や医療プロバイダーへの価値向上・業務最適化の支援など、データとICTの力で持続可能なヘルスケアシステム
の実現を目指しております。
ヘルスビッグデータセグメントは、健康保険組合の保健事業を推進するため、健康保険組合が保有するデータ
の分析サービスの他、当社開発のPHRサービスを提供しております。また、こうした業務の付帯として受領し
た匿名加工情報をデータベース化し、学術・産業利用を進めております。また、医療機関に対しても医療データ
分析サービス、診療報酬ファクタリングサービスの他、薬剤DBの提供等を行っております。
遠隔医療セグメントは、放射線診断専門医が不足している医療機関と契約読影医を遠隔読影システムでつなぐ
マッチングサービスの他、医療機関と放射線診断専門医をクラウドでつなぎ、遠隔での画像診断を可能としたA
SPサービスを提供しております。
調剤薬局支援セグメントは、保険薬局に対してレセコン及び電子薬歴システムなどのシステム開発・販売事業
を行う他、自らも調剤薬局を運営する中で、自社システムのオペレーションテストを実施しております。

 

 

 

JMDCのセグメントごとの売上利益

JMDCのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
ヘルスビッグデータ 3,897百万円(64.1%増) 1,114百万円(59.1%増) 28.6%
遠隔医療 1,900百万円(2.5%減) 545百万円(3.0%増) 28.7%
調剤薬局支援 1,247百万円(11.8%減) 139百万円(19.7%減) 11.1%

売上構成比率の最も高いヘルスビッグデータの部門で大きく増収増益となっています。

 

[ヘルスビッグデータ]
当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウィルス感染症拡大の影響による対面営業の抑制及び患者
の来院控えに伴う医療機関の投資抑制、並びに、昨年に発生した消費税増税の駆け込み需要の反動等のマイナス
要因
がみられましたが、その中でも事業は拡大を続けております
取引先健康保険組合数、健康保険組合員向けの健康情報プラットフォーム「PepUp」(ペップアップ)の
発行ID数、製薬企業及び生損保企業での1顧客あたりの年間取引額のすべてが前年同期比ベースで増加
しまし
た。また、保険者・生活者向け事業及び医療機関向け事業の売上収益も大きく成長しました。
一方で、データの量及び種類の増加等による将来の成長に向けて、引き続き人件費を中心に積極的な先行投資
を実施しております。
この結果、当第2四半期連結累計期間のセグメント売上収益は、3,897百万円となり、セグメント利益(セグメ
ントEBITDA)は1,114百万円となりました。

[遠隔医療]
当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、新型コロナウィルス以
外の患者の来院控え、及び健康診断の受診控えによる画像診断依頼の減少
がみられました。しかしながら、緊急
事態宣言の解除後は徐々に回復の兆候が見られており、前年同期比ベースでの売上収益は、当第2四半期末時点
で横ばいまで回復しております。
なお、画像診断をアシストする人工知能エンジンプラットフォーム「AI―RAD」の開発や中国での事業展
開を本格化するための準備等、事業拡大のための施策は引き続き進めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間のセグメント売上収益は、1,900百万円となり、セグメント利益(セグメ
ントEBITDA)は545百万円となりました。

[調剤薬局支援]
当第2四半期連結累計期間においては、既存顧客の買換え(リプレース)需要を確保しつつ、新規顧客の開拓
に努めてまいりました。しかしながら、新型コロナウィルス感染症拡大の影響による営業活動の自粛、及び調剤
薬局への来局者数の減少に伴う調剤薬局の投資抑制、並びに、前年に発生した消費税増税の駆け込み需要の反動
等により前年同期比ベースでは減収減益
となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間のセグメント売上収益は、1,247百万円となり、セグメント利益(セグメ
ントEBITDA)は139百万円となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上収益は6,975百万円、営業利益は1,107百万円、EBITDAは1,664百
万円の増収増益となりました。なお、EBITDAから営業利益への調整は以下のとおりであります。

 

 

JMDCの株価推移

JMDC(4483)の2020年11月6日時点での日足チャートは以下の通り。

コロナショックで2,000円を割り込む場面もありましたが、以降は右肩上がりで上昇しています。

現在は直近高値を抜け、上場来高値で6,000円台付近を推移しています。

 

 

【11月6日時点の指標】

  • PER:171.38
  • PSR:25.42
  • PEGレシオ:7.17(PER171.38÷利益成長率23.9)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

指標を見てみるとかなり割高な水準となっています。

業績は右肩上がりでの増収増益となっていますが、利益成長率を踏まえてみてもかなり割高となるため、JMDCを買う際は高値掴みとならないよう注意しておいたほうが良いでしょう。

ただ、業績が伸びている間はさらなる上昇も見込める銘柄だと言えるでしょう。

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