マリメッコなどを扱う婦人アパレル中堅のルックホールディングス(8029)は2月14日に通期決算発表が行われた割安好業績銘柄のひとつです。
この地合いの悪い中、決算をきっかけに大きく上昇している数少ない銘柄。
今回はルックホールディングスの決算発表の内容についてみていきましょう。
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【好決算の注目銘柄】8029 ルックホールディングス EC事業などが好調で利益70%増の低PER銘柄
【ルックホールディングスの概要】
- 時価総額:107億円
- 設立:1962年
- 上場:1981年9月
- 売上高:410.65億円(21.12)/ 510億円(22.12予)
- 営業利益:27.25億円(21.12) / 28億円(22.12予)
ルックホールディングスは婦人アパレル中堅で「マリメッコ」など直営ブランドを展開している企業で、20年12月期に大きく業績を落としましたが今回の決算で急速に業績を回復させています。
まずは今回発表された決算発表の内容を見てみましょう。
2022年2月14日の通期決算発表の内容
2021年12月期の連結業績(2021年1月1日~2021年12月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
21.12 (実績) 今回発表 | 41,065百万円 | 2,725百万円 | 2,973百万円 | 6.6% | 259.67円 |
21.12 (四季報予想) | 40,000百万円 | 1,600百万円 | 1,700百万円 | 4.0% | 156.8円 |
22.12 (会社予想) 今回発表 | 51,000百万円 | 2,800百万円 | 3,000百万円 | 5.5% | 264.64円 |
22.12 (四季報予想) | 41,500百万円 | 1,700百万円 | 1,800百万円 | 4.1% | 169.9円 |
通期の決算発表で21年12月期は予想よりも大きく上振れており、22年12月期も大きく予想を上回っています。
21年12月期は売上が2.7%増、営業利益が70.3%増となっており、22年12月期も四季報予想より売上が22.9%増、営業利益が64.7%増となています。
決算発表の数字はかなり良いものだと言えるでしょう。
直近四半期の売上利益
直近の業績の伸びがどうだったのか、直近四半期を元に四半期ごとの業績も見ておきましょう。
ルックホールディングスの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
21.10-12(第4四半期) | 12,557百万円(111.5%) | 1,756百万円(137.8%) | 14.0% |
21.7-9(第3四半期) | 9,045百万円 | 169百万円 | 1.9% |
21.4-6(第2四半期) | 9,144百万円 | 124百万円 | 1.4% |
21.1-3(第1四半期) | 10,319百万円 | 676百万円 | 6.6% |
20.10-12(前期 第4四半期) | 11,260百万円 | 1,274百万円 | 11.3% |
20.7-9(前期 第3四半期) | 8,834百万円 | 46百万円 | 0.5% |
20.4-6(前期 第2四半期) | 7,509百万円 | -190百万円 | -2.5% |
20.1-3(前期 第1四半期) | 9,411百万円 | -494百万円 | -5.2% |
この表以外にもさらにさかのぼって見てみると、第4四半期に業績が伸びる傾向にありますが、2017年まで遡っても今四半期が最も良い業績となっています。
当社グループは、経営環境の変化に対応すべく、EC事業のさらなる強化や重点ブランドの新規出店を推し進めるなど売上高の増加に努めるとともに、不採算ブランドの廃止や不採算店舗の閉鎖、仕入れの抑制や経費の削減など、徹底した効率経営を推し進めてまいりました。
EC事業の強化など、業績の改善へ積極的に取り組んだ効果がしっかりと出ていると言えるのではないでしょうか。
ルックホールディングスのセグメント別の売上利益
ルックホールディングスのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
アパレル関連事業 | 43,179百万円(11.6%増) | 3,019百万円(107.4%増) | 7.0% |
生産及びOEM事業 | 2,235百万円(8.4%減) | -20百万円(前年同期-65百万円) | ー |
物流事業 | 1,248百万円(4.3%増) | 81百万円(88.2%増) | 6.5% |
飲食事業 | 56百万円(27.7%増) | -25百万円(前年同期-30百万円) | ー |
アパレル事業が業績の大部分を占めていますが、売上・利益とも増収増益となっています。
各事業での主な要因は下記の通り。
アパレル事業では、主力ブランドの「イルビゾンテ」において新規出店策を推し進め、「A.P.C」ではコラボレーション商品の販売を行うなど、効果的な販促活動を実施した結果、主力ブランドの売上高が前年同期を上回りました。また、EC事業において、他社サイトへの新規出店や店舗と自社ECサイトの在庫連携機能の強化をするなど、お客様の利便性向上に取り組んでいます。韓国や欧州でも業績は堅調に推移しています。
生産及びOEM事業では、株式会社ルックが展開するブランドの受注が減少したことに加え、OEM事業の取扱高が減少。
物流事業では、株式会社エル・ロジスティクスにおいて、主にEC物流の取扱高が増加したことにより売り上げが増加。
飲食事業では、緊急事態宣言の発出にともなう店舗の臨時休業や時短営業の実施によって店舗での売上高は減少しましたが、宅配サービスなどの売上高は増加。
22年12月期は四季報予想を超える増収増益を見込んでいますが、会社による今後の見通しについても見ておきましょう。
ルックホールディングスの今後の見通し
景気の変動に左右されないブランド価値を確立し、さらなる売上の拡大を図ってまいります。一方、厳しい経営環境においても持続的に利益を創出できる収益性のあるブランド事業に経営資源を効果的に投資してまいります。
2022年12月期の連結業績につきましては、連結売上高510億円、連結営業利益28億円、連結経常利益30億円、親会社株主に帰属する当期純利益20億円を見込んでおります。
今後の見通しの中には特に具体的な内容は書かれていませんでしたが、今回の決算前に上方修正の発表が行われており、そちらの修正理由では下記のことが書かれていました。
国内事業では来店客数の増加、12月のギフト需要による売上高の伸長。海外事業では韓国子会社においてインポートブランドの販売が好調。さらに収益性の高いEC事業が堅調に推移したことで業績が伸びており、今期も引き続きこのあたりを伸ばしていくのではないでしょうか。
では続いて、ルックホールディングスの株価についても見ていきましょう。
ルックホールディングスの株価推移
ルックホールディングス(8029)の2022年2月21日時点でのチャートは以下の通り。
【日足チャート】
【週足チャート】
1月は大きく下落していた株価ですが、2月9日の上方修正・2月14日の決算発表を受けて株価は大きく上昇しています。
利益が大きく伸びたことが好感された理由でしょうか。地合いの悪い中でこの動きなので、かなり強いと言えるのではないでしょうか。
【2月21日時点の指標】
- PER:5.99
- PSR:0.29
- PEGレシオ:0.18(PER 5.99 ÷利益成長率33.65)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
PERが6倍を切っており、PEGレシオも1倍を大きく下回っています。
業績を大きく伸ばしている割安銘柄なので、株価はまだまだ上昇する余地があるのではないでしょうか。
出来高が少なめなのは気になる点の一つではありますが、買い残もそんなに多くなく、機関の空売りも一旦入ったもののすぐに解消されています。割安な銘柄でもありますし、さらなる上昇が期待できる銘柄かもしれません。
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決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。
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