マークラインズ(3901)の第3四半期決算発表が11月4日に行われました。
コロナ禍でも順調に業績を伸ばしているマークラインズですが、今回の決算で株価はどう動いていくでしょうか。
今回の決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。
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マークラインズ(3901)の決算まとめ 11月4日第3四半期決算発表
【マークラインズの概要】
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- 時価総額:287億円
- 設立:2001年
- 上場:2014年12月
- 売上高:23.8億円(19.12)/ 29億円(20・12予)
- 営業利益:8.74億円(19・12) / 10億円(20・12予)
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【特色】自動車産業特化のWeb情報サービス。日英中3言語対応。コンサルティングや人材紹介も展開
【連結事業】情報プラットフォーム73(55)、コンサルティング9(28)、人材紹介5(31)、市場予測情報販売5(24)、他8(30)【海外】34 <19・12>
【続 伸】人材紹介やコンサル厳しい。が、主力の情報プラットフォームは一部解約あっても新規契約積み上げる。部品調達代行も大幅増。オフィス費用増こなす。21年12月期はコロナ影響薄れ、契約数伸び継続。
【拡 充】オンライン展示会開催で部品メーカー情報を増強。独社と提携などコンテンツ拡充推進。営業はコロナ影響薄れる中国、韓国、台湾、ベトナムなどアジア力点。
では早速今回の決算を見てみましょう。
2020年11月4日の第3四半期決算内容
今回発表された第3四半期の決算短信は上記の通り。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
20.1~9(実績) | 1,964百万円 | 698百万円 | 696百万円 | 35.5% | 32.38円 |
20.12(四季報予想) | 2,900百万円 | 1,000百万円 | 1,000百万円 | 34.5% | 53.1円 |
21.12(来期 四季報予想) | 3,500百万円 | 1,200百万円 | 1,200百万円 | 34.3% | 62.9円 |
四季報予想での進捗率は売上高が67.7%、営業利益が69.8%となっております。
進捗率はあまりよくありません。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
累計の数字は順調に推移しているGMOペパボの四半期ごとの売上・利益・利益率もみてみましょう。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
20.7~9(第3四半期) | 656百万円(110.4%) | 250百万円(115.7%) | 38.1%(104.7%) |
20.4~6(第2四半期) | 593百万円(102.1%) | 194百万円(91.5%) | 32.7%(89.6%) |
20.1~3(第1四半期) | 715百万円(115.7%) | 254百万円(112.4%) | 35.5%(97.0%) |
19.10~12(前期 第4四半期) | 587百万円(108.1%) | 220百万円(106.8%) | 37.5%(98.9%) |
19.7~9(前期 第3四半期) | 594百万円 | 216百万円 | 36.4% |
19.4~6(前期 第2四半期) | 581百万円 | 212百万円 | 36.5% |
19.1~3(前期 第1四半期) | 618百万円 | 226百万円 | 36.6% |
18.10~12(前々期 第4四半期) | 543百万円 | 206百万円 | 37.9% |
直近四半期の業績は前年同期比・QoQともに増収増益となっています。
当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日から2020年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス
による継続的な世界経済への影響が続く中、段階的な経済活動の再開による景気の持ち直しの動きもみられ、第3
四半期後半から企業活動の緩やかな改善基調が続きました。
「情報プラットフォーム」事業については、各コンテンツ強化の一環として、技術レポートをドイツSpringer社
との提携により増強し、同時にドイツ大手自動車メーカー3社のモデルチェンジ情報の掲載を開始しました。さら
にOEM情報において、駆動モーター工場の検索機能追加などにも継続して取り組んで参りました。第2四半期以
降もコロナの影響が続く中、予算削減のため退会を希望する企業が増加したため、退会阻止に向け「継続特典制
度」の利用促進などのサポートを進めました(当第3四半期末時点:全顧客利用率72.1%達成)。また、情報へのニー
ズの高まりが続いている中、コロナを転機に対面営業からオンライン営業にシフトし、日本から海外顧客への営業
活動も柔軟に対応したため、海外の売上高は前年同期比2桁の伸びとなりました。以上の結果、当第3四半期連結
累計期間における契約社数は、前連結会計年度末から253社増加(前年同期292社増加)の3,519社となりました。
コンサルティング事業については、1月から「コスト比較分析サービス」が比較的堅調に推移し、9月には自動
車メーカーから大型案件の売上があったものの、第2四半期のコロナの影響のすべてを吸収できず売上高は前年同
期を下回る結果となりました。人材紹介事業については、引合いはあるものの、4月以降の予算削減の影響が長引
き、売上高は低調に推移しました。 LMC Automotive Ltd. 製品(市場予測情報)販売事業については、売上高は前年
同期比微増の結果となりました。ベンチマーキング関連事業については、車両・部品調達代行サービスにおいて産
業用エンジンなどの受注が引き続き好調で前年同期比倍増の売上高となりました。分解調査データ販売においては、
電動車用駆動モーター、インバーター、Tesla ModelY分解調査レポートの売上で前年同期を大きく上回る結果とな
りました。プロモーション広告事業(LINES)については、コロナの影響で実際の展示会が中止となる中で、オンライ
ン展示会に注目が集ったこと、またリピーターによる受注から売上が伸張しました。
この結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高1,964百万円(前年同期比9.5%増
加)、営業利益は、698百万円(前年同期比6.7%増加)、経常利益は、696百万円(前年同期比6.1%増加)、親会社株主
に帰属する四半期純利益は、保有有価証券の株価下落による有価証券評価損87百万円を洗替法に基づき特別損失に
計上したことにより426百万円となりました。(前年同期比6.1%減少)。
マークラインズのセグメントごとの売上利益
マークラインズのセグメントごとの売上・利益も見ておきましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
情報プラットフォーム事業 | 1,428百万円(10.8%増加) | 802百万円(14.3%増加) | 56.2% |
コンサルティング事業 | 150百万円(8.9%減少) | 27百万円(46.2%減少) | 18.0% |
人材紹介事業 | 65百万円(38.0%減少) | 12百万円(69.1%減少) | 18.5% |
LMC Automotive Ltd. 製品販売事業 | 97百万円(3.1%増加) | 22百万円(13.7%増加) | 22.7% |
ベンチマーキング関連事業 | 199百万円(65.2%増加) | 50百万円(60.5%増加) | 25.1% |
その他(プロモーション広告事業) | 23百万円(29.3%増加) | 15百万円(30.9%増加) | 65.2% |
大きな売り上げを占める情報プラットフォーム事業が増加していますが、他の事業は増減まちまちです。
〇「情報プラットフォーム」事業:売上高1,428百万円(前年同期比10.8%増加)、セグメント利益(営業利益)802百万
円(前年同期比14.3%増加)
当第3四半期連結累計期間における契約社数は前連結会計年度末から253社増加し、3,519社となりました。自動
車関連企業の業績悪化の影響が続く中、4月から5月にかけて次契約を解約したい顧客が相次ぎ、8月の退会社数
が増加しました。一方で、日本から海外企業へのオンラインによるコンタクトを実施しコロナの影響の少ない地域
へ継続して営業活動を進めました。また欧州において営業スタッフを採用する等、人員増強を進めた結果、海外売
上は全地域において前年同期比2桁増の伸びとなりました。〇コンサルティング事業:売上高150百万円(前年同期比8.9%減少)、セグメント利益(営業利益)27百万円(前年同期比
46.2%減少)
当第3四半期連結累計期間のコンサルティング事業は、「コスト比較分析サービス」が比較的好調でしたが、コ
ロナの影響から自動車関連企業の業況悪化により引き合いが減少し、第2四半期の売上高が伸び悩みました。第3
四半期に入りディーゼルエンジンのコスト分析調査案件等が寄与し売上は回復傾向にありましたが、前年同期を下
回る結果となりました。〇人材紹介事業:売上高65百万円(前年同期比38.0%減少)、セグメント利益(営業利益)12百万円(前年同期比69.1%減
少)
当第3四半期連結累計期間の人材紹介事業は、第3四半期には乗用車メーカーからの引合い案件は比較的回復し
てきましたが、第2四半期から続く人材採用凍結の影響が残り、成約件数は33件(前年同期45件)と低調に推移しま
した。〇LMC Automotive Ltd. 製品(市場予測情報)販売事業:売上高97百万円(前年同期比3.1%増加)、セグメント利益(営
業利益)22百万円(前年同期比13.7%増加)
当第3四半期連結累計期間のLMC Automotive Ltd. 製品(市場予測情報)販売事業は、予算削減が続く中、価格面
での優位性から一部の顧客が競合他社から乗換えたこと、また既存顧客からの追加データ購入があったことにより
売上高は前年同期比微増となりました。〇ベンチマーキング関連事業:売上高199百万円(前年同期比65.2%増加)、セグメント利益(営業利益)50百万円(前年
同期比60.5%増加)
当第3四半期連結累計期間のベンチマーキング関連事業は、神奈川県厚木市にベンチマーキング関連事業の事業
所を開設し、迅速かつ効率的に業務を進めました。車両・部品調達代行サービスにおいては電動車関連部品や車両
本体の受注、9月に入り産業用エンジン3基を受注する等、旺盛な引合いが続き売上高は前年同期比約2倍となり
ました。分解調査データ販売においては電動車用駆動モーター、インバーター比較データの販売が好調に推移しま
した。第3四半期に入り、大手部品メーカーへのTesla ModelY分解調査レポート販売が売上高の伸張に大きく寄与
しました。〇その他(プロモーション広告事業):売上高23百万円(前年同期比29.3%増加)、セグメント利益(営業利益)15百万円
(前年同期比30.9%増加)
その他(プロモーション広告事業)は実際の展示会の開催が中止となる中、プロモーション広告事業への注目が高
まりました。また、オンライン展示会で出典した52社の企業の中からも受注するなど売上に貢献しました。既存顧
客のリピート利用も増えたため、売上高は前年同期比大幅に増加しました。
マークラインズの株価推移
マークラインズ(3901)の2020年11月4日時点での日足チャートは以下の通り。
コロナショック以降、株価は上昇しているものの、上下激しく動いています。
前回決算時は大きく下落しましたが、ほぼ決算前の株価に戻ってきました。
【11月4日時点の指標】
- PER:46.76
- PSR:12.28
- PEGレシオ:2.7(PER46.76÷利益成長率17.2)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
株価は少し割高な水準だと言えます。
業績は前四半期に比べて回復したものの、今回の決算を見る限り通期の予想数字を超えられるのかは微妙なところ。
株価水準も割高となっていますので株価の大幅な上昇は難しいかもしれません。
決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。
私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。
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