微細表面加工の液体研磨剤大手のMipox(5381)は2月10日に第3四半期の決算発表が行われました。
今回の決算発表に合わせて通期の上方修正も行われており、当日のPTSでは58円高(+6.33%)と好感されている銘柄です。
今回はMipoxの決算発表の内容についてみていきましょう。
⇒LINEポイント使用可能!!スマホでカンタンに本格投資できるLINE証券はコチラ
※1株単位で数百円から株が買える・LINEポイントを使って投資ができる・業界最低水準の取引コスト(※)・平日21時まで取引できる・申込から最短翌営業日で口座開設できる
【好決算の注目銘柄】5381 Mipox 売り上げ好調で通期も15%上方修正
【Mipoxの概要】
- 時価総額:126億円
- 設立:1941年
- 上場:2001年2月
- 売上高:73.61億円(21.3)/ 93億円(22.3予)
- 営業利益:3.59億円(21.3) / 13億円(22.3予)
微細表面加工の液体研磨剤大手で、光ファイバー向け研磨フィルムも扱っています。2019年・2020年は赤字ではありましたが2021年に黒字化し、2022年3月期には一気に大幅増収増益を予定している勢いのある企業です。
まずは今回発表された決算発表の内容を見てみましょう。
2022年2月10日の通期決算発表の内容
2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
21.4-12(実績) 今回発表 | 7,862百万円 | 1,355百万円 | 1,362百万円 | 17.2% | 91.86円 |
22.3 (会社予想) 今回発表 | 10,000百万円 | 1,500百万円 | 1,500百万円 | 15.0% | 104.92円 |
22.3 (四季報予想) | 9,300百万円 | 1,300百万円 | 1,200百万円 | 14.0% | 75.8円 |
第3四半期の決算発表では通期の進捗率が、売上高:84.5%、営業利益:104.2%で通期の上方修正も行われております。
通期の業績は売上高が7.5%増、営業利益が15.4%増となっています。
【通期業績予想の修正の理由】
足元の受注環境などを精査した結果、売上高につきましては、新型コロナウィルス感染症の影響によって依然先行き不透明な状況が続くものの、製品事業及び受託事業ともに想定を上回る売り上げを確保できました。特に受託事業では受託コーティング・スリットサービスについては、生産が本格稼働したことが主要因で前回予想を大幅に上回る結果となりました。営業利益および経常利益につきましては、受託事業の売り上げ増加に伴い増益となり、予想を上回る結果となりました。その結果、親会社に帰属する当期純利益につきましても、前回予想を上回る結果となりました。
詳細についてみていきましょう。
直近四半期の売上利益
直近の業績の伸びがどうだったのか、直近四半期を元に四半期ごとの業績も見ておきましょう。
Mipoxの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
21.10-12(第3四半期) | 2,808百万円(159.6%) | 515百万円(402.3%) | 18.3% |
21.7-9(第2四半期) | 2,466百万円 | 361百万円 | 14.6% |
21.4-6(第1四半期) | 2,588百万円 | 479百万円 | 18.5% |
21.1-3(前期 第4四半期) | 2,124百万円 | 104百万円 | 4.9% |
20.10-12(前期 第3四半期) | 1,759百万円 | 128百万円 | 7.3% |
20.7-9(前期 第2四半期) | 1,818百万円 | 127百万円 | 7.0% |
20.4-6(前期 第1四半期) | 1,660百万円 | 0百万円 | ー |
20.1-3(前々期 第4四半期) | 1,672百万円 | -64百万円 | -3.8% |
四半期ごとの数字を見ると、QoQ・YoYともに大きく伸びていることがわかります。
前年同期比で売り上げが約60%増、営業利益に関しては3倍以上の伸びとなっており、前四半期と比べても大きく伸びていることがわかります。
当社グループは、経営基本方針である「エンジニアリングアプローチによる製品事業の付加価値向上」「受託事業からのエンジニアリングサービス事業への転換」「早い変化と多様性に対応できる経営基盤の整備」ものと、当社グループの強みであり基盤である「塗る・切る・磨く」の技術で、お客様の成功のための付加価値を目指す様々な取り組みを進めてまいりました。
Mipoxのセグメント別の売上利益
Mipoxのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
製品事業 | 5,701百万円(22.1%増) | 790百万円(200.2%増) | 13.85% |
受託事業 | 2,160百万円(281.3%増) | 564百万円(前年同期は-7百万円) | 26.1% |
製品事業はハードディスクや光ファイバー及び、半導体といったハイテク分野の市場の売上が引き続き増加し、相対的に利益率の高い製品の売り上げ構成が高まったことにより増収増益に。
また、受託事業も引き続き好調な受託コーティング・スリットサービスについては次世代ディスプレイ用部材の生産が本格稼働したことが主要因で売り上げが増加となっています。半導体関連の受託研磨サービスについても需要増で売上が引き続き好調であり、増収増益となっています。
ここまでを見てもかなり好調な業績となっていることがわかります。
続いて、現在のMipoxの株価についても見ていきましょう。
Mipoxの株価推移
Mipox(5381)の2022年2月10日時点でのチャートは以下の通り。
【日足チャート】
【週足チャート】
チャートを見ると2021年10月まではきれいな上昇トレンドを形成していたものの、直近では停滞しており、52収銭あたりまで下落し、少し反発を見せています。
週足チャートでの一目均衡表は雲の上にあり、中長期ではよい押し目ではないかと思います。
ただ、日足チャートでは株価は雲の下にあるため、今回の好決算を元に一気に雲を抜けていくのかが気になるところです。
【2月10日時点の指標】
- PER:13.14
- PSR:1.38
- PEGレシオ:0.1(PER13.14÷利益成長率144.3)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
15倍以下の割高ではないPERで、利益成長率も高く、PEGレシオが1倍を大きく下回っています。
まだまだ上昇余地のある銘柄ではないでしょうか。
ただ、懸念点としては信用倍率が高い点と機関投資家の空売りが多いこと。
信用倍率が6.81倍となっており、モルガンスタンレー、JPモルガンの空売りもこのところ増えてきております。
株価水準や割安ではあるものの、チャートの形はあまりよくないこともあり、上昇するのにはかなりのパワーが必要かもしれません。
中長期では買いでよいかもしれませんが、すぐにINすると機関のさらなる空売りなどに巻き込まれてなかなか上昇していかないということもありますので、急いで買うよりは機関の空売りの買戻しが確認できるなど、流れが変わってからINしたほうが良いかもしれません。
⇒LINEポイント使用可能!!スマホでカンタンに本格投資できるLINE証券はコチラ
※1株単位で数百円から株が買える・LINEポイントを使って投資ができる・業界最低水準の取引コスト(※)・平日21時まで取引できる・申込から最短翌営業日で口座開設できる
決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。
私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。
まだ決算短信の読み方や株式投資の基礎がわからないという方は、株式投資が基礎からしっかり学べるファイナンシャルアカデミーの投資スクールがおすすめです。
⇒決算短信の読み方や株式投資の基礎がしっかり学べるファイナンシャルアカデミーの詳細はこちら
対象銘柄を最大7%OFFで買う方法
株を買うとき、できることなら割引価格で購入したいもの。
そんな時におすすめなのがLINE証券のタイムセールです。
毎月指定された銘柄にはなりますが、最大7%OFFの割引価格で株を買うことができます。
⇒最大7%OFFのタイムセールで購入できるLINE証券はこちら
参加者全員が3%や5%、7%の割引価格で必ず買うことができます。
対象の銘柄は毎月最低5銘柄があり、銘柄ごとのタイムセール上限数に達するまでは買うことができます。
取引手数料も無料なので、無駄なコストもなく割安価格で対象銘柄を買えるのでオトク!!
利益を上げやすいサービスとなっています。
長期で銘柄を保有する人はもちろん、タイムセールで購入して翌日すぐに売ることもできます。
タイムセールはその日の取引終了後、17時から始まりますが、翌日すぐに売ることもできます。
ほかの証券会社には無いサービスで、LINE証券にも口座開設しておき、タイムセールだけ投資するというのも良いでしょう。
⇒最大7%OFFのタイムセールで購入できるLINE証券はこちら
また、LINE証券では現在キャンペーンも行われています。
Twitterで#LINE証券 #Wチャンスに挑戦を添えてツイートするだけで10人に1人がLINEポイント1,000ポイントが付与されます。
また、このお得な取引だけでなく、今なら口座開設で1,000円プレゼントと最高3株分の購入代金がもらえるチャンスもあります。
この機会に口座開設をし、お得なタイムセールでの取引も始めてみてはいかがでしょうか。
⇒最大7%OFFのタイムセールで購入できるLINE証券はこちら
デイトレにおすすめの証券会社
デイトレードをするなら手数料が安いことは大事です。
松井証券の一日信用取引を使えばなんと手数料が無料!!
約定代金にかかわらず、手数料が0円なのでかなりオトク。
同値で撤退したとしても手数料分がマイナスにならないため、ストップロスを入れながらこまめにトレードすることができるので松井証券がおすすめです。
また、一日信用以外にも現物・信用に限らず50万円までの手数料が無料なのでかなりオトクです。
⇒デイトレするなら、50万円まで手数料無料・一日信用取引の手数料無料の松井証券がおすすめ