三井ハイテック(6966)は6月11日に決算発表が行われました。
好決算でPTSでも株価が上昇しており、週明けの株価上昇が期待できる銘柄の一つです。
三井ハイテックの今回の決算内容や今後の値動きについてみていきましょう。
【好決算の注目銘柄】 6966 三井ハイテック 1Q超絶決算で通期も上方修正
【三井ハイテックの概要】
- 時価総額:1,695億円
- 設立:1957年
- 上場:1984年9月
- 売上高:1,100億円(21.1)/ 1,234億円(22.1予)
- 営業利益:47億円(21.1) / 80億円(22.1予)
金型の超精密加工に高い評価。ICリードフレーム、自動車・家電向けモーターコア製造大手。
まずは今回発表されたの決算内容を見てみましょう。
2021年6月11日の第1四半期決算内容
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
21.2~4(実績) 今回発表 | 31,045百万円 | 2,614百万円 | 2,738百万円 | 8.4% | 56.51円 |
21.2~7(四季報予想) | 53,000百万円 | 1,700百万円 | 1,800百万円 | 3.2% | 32.8円 |
22.1 今回発表 | 123,400百万円 | 8,000百万円 | 8,100百万円 | 6.5% | 153.2円 |
22.1(四季報予想) | 108,000百万円 | 3,550百万円 | 3,650百万円 | 3.3% | 69.8円 |
6月11日の決算発表は四季報予想を大きく上回る数字となっています。
第1四半期の決算発表にもかかわらず通期の上方修正も行われました。
第1四半期の進捗率は、
- 対第2四半期:売上高 58.6% 営業利益 153.8%
- 対通期: 売上高 28.7% 営業利益 73.6%
となっています。
また通期の上方修正では売上高が14.3%増、営業利益が125.4%増となっています。
上方修正の理由は、
売上高は、電子部品事業では情報通信機器向けや車載向け半導体用リードフレーム、電機部品事業
では電動車向け駆動・発電用モーターコアの受注がそれぞれ好調に推移し、前回予想値を上回る見通
しであります。また、売上高の増加に伴い、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利
益が前回予想値を上回る見通しであります。
なお、2021 年3月 15 日に公表いたしました配当予想に変更はありません。
となっています。
予想を大きく上回る数字で、今後の株価上昇が見込めるでしょう。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
三井ハイテックの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
21.2~4(第1四半期) | 31,045百万円(43.1%増) | 2,614百万円(1678%増) | 8.4% |
20.11~1(前期 第4四半期) | 27,850百万円 | 1,906百万円 | 6.8% |
20.8~10(前期 第3四半期) | 25,460百万円 | 1,158百万円 | 4.5% |
20.5~7(前期 第2四半期) | 22,352百万円 | 579百万円 | 2.6% |
20.2~4(前期 第1四半期) | 21,689百万円 | 147百万円 | 0.7% |
19.11~1(前々期 第4四半期) | 22,505百万円 | 123百万円 | 0.5% |
19.8~10(前々期 第3四半期) | 22,180百万円 | -44百万円 | -0.2% |
19.5~7(前々期 第2四半期) | 21,697百万円 | 287百万円 | 1.3% |
直近四半期の数字を見ると、前年同期比で大きく増加しており、QoQで見ても大きく増加しています。
過去の四半期ごとの決算を見ても今回の伸びが非常に大きいことがわかります。
当社グループの主たる供給先の状況として、自動車業界においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によ
り一時は低迷した自動車の生産・販売台数は回復基調にあり、特に電動車関連は需要が好調に推移しました。半導
体業界においては、世界的な半導体の供給難が表面化するなど、市場環境に大きな変化がありましたが、情報通信
機器向け半導体、5G向け半導体及び車載向け半導体いずれも需要は好調に推移しました。
このような事業環境のもと、当社グループは、省資源・省エネルギーに貢献する製品・部品の受注拡大を図ると
ともに、全グループを挙げて生産性向上と原価低減に取り組みました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は310億4千5百万円(前年同期比43.1%増)となりました。利
益面では、電子部品事業と電機部品事業が増収となったことなどにより、営業利益は26億1千4百万円(前年同期
は営業利益1億4千7百万円)、経常利益は27億3千8百万円(前年同期は経常利益1億8千万円)、親会社株主
に帰属する四半期純利益は20億6千5百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益7千6百万円)とな
りました。
三井ハイテックのセグメント別の売上利益
三井ハイテックのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
金型事業 | 2,331百万円(8.5%増) | 242百万円(9.0%増) | 10.4% |
電子部品事業 | 12,700百万円(34.2%増) | 1,076百万円(526.8%増) | 8.5% |
電機部品事業 | 17,305百万円(56.7%増) | 2,294百万円(461.5%増) | 13.3% |
工作機械事業 | 207百万円(8.7%減) | -92百万円(前年同期は-48百万円) | ー |
工作機械は微減となっているものの、他は増収増益となっており、特に電子部品・電気部品事業で大きく増加しています。
(金型)
金型事業については、車載用モーターコア金型の需要が堅調に推移しました。その結果、売上高は23億3千1
百万円(前年同期比8.5%増)となりました。営業利益は増収の結果、2億4千2百万円(前年同期比9.0%増)
となりました。(電子部品)
電子部品事業については、各種半導体の好調な需要に対応しました。その結果、売上高は127億円(前年同期
比34.2%増)となりました。営業利益は増収に加え原価低減に取り組んだ結果、10億7千6百万円(前年同期比
526.8%増)となりました。(電機部品)
電機部品事業については、拡大する電動車向け駆動・発電用モーターコアの需要に対応しました。その結果、
売上高は173億5百万円(前年同期比56.7%増)となりました。営業利益は増収に加え原価低減に取り組んだ結
果、22億9千4百万円(前年同期比461.5%増)となりました。(工作機械)
工作機械事業については、新型コロナウイルス感染症による市場の低迷が継続し、販売台数は伸び悩みまし
た。その結果、売上高は2億7百万円(前年同期比8.7%減)、営業損失は9千2百万円(前年同期は営業損失
4千8百万円)となりました。
業績の概況としては、「電動車関連は需要が好調に推移」・「情報通信機器向け、5G向け並びに車載向け半導体の需要は好調に推移」・「全グループを挙げて生産性向上と原価低減に注力」といったことが挙げられます。
また、三井ハイテックは中期的な目標として、
- 売上高 1500億円 売上高営業利益率 5%
が掲げられています。
三井ハイテックの株価推移
三井ハイテック(6966)の2021年6月11日時点でのチャートは以下の通り。
【日足チャート】
【週足チャート】
週足でみると2020年8月あたりから大きく上昇してきましたが、2021年に入ってからは停滞が続いています。
前回の決算(3/15)も良い内容で、一時上昇したもののその後は停滞しています。
今回はかなり良い決算ということもあり、一気に上抜けとなるでしょうか。
【6月11日時点の指標】
- PER:40.44
- PSR:1.64
- PEGレシオ:0.43(PER40.44÷利益成長率94.8)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
現在のPERが40倍ほどですが、利益成長率が高く、PEGレシオでみると1倍を大きく下回っています。
PSRも1倍台なので、水準としてはまだまだ割安だと言えるのではないでしょうか。
決算当日のPTSでもストップ高水準の値を付けており、今後の株価上昇が期待できる銘柄だと言えるでしょう。
決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
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