OSGコーポレーション(6757)の第2四半期決算発表が9月8日に迫ってきました。
前回はサプライズ決算でストップ高となりましたが今回の業績はどうでしょうか。
OSGコーポレーションの今回の決算がどうなるのか、過去の決算発表をもとに調べてみました。
是非ご覧ください。
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OSGコーポレーション(6757)の決算予想 9月8日第2四半期決算発表予定
【OSGコーポレーションの概要】
- 時価総額:95.5億円
- 設立:1970年
- 上場:2001年8月
- 売上高:83.59憶円(20.1)/ 92億円(21・1予)
- 営業利益:7.42憶円(20・1) / 8.3憶円(21・1予)
【特色】浄水器、アルカリイオン整水器で製販、メンテの一貫体制。開拓営業に強み。中国でも現地生産
【連結事業】水関連機器29(3)、メンテナンス23(13)、HOD16(5)、フランチャイズ31(21)、他1(0) <20・1>
【続 伸】新型コロナの影響で柱の家庭用整水器が販売減だが、下期営業体制整い回復。衛生管理機器とメンテナンスが下支え。夏場の水宅配需要の増加見込む。FC事業も一段増。営業益続伸。50周年記念配。
まずは前回の決算発表を見てみましょう。
2020年6月10日の第1四半期決算内容
前回発表された第2四半期の決算短信は上記の通り。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
20.2~4(実績) | 2,497百万円 | 313百万円 | 318百万円 | 12.5% | 141円 |
20.2~7(半期 四季報予想) | 4,500百万円 | 400百万円 | 400百万円 | 8.9% | 31.2円 |
21.1(通期 四季報予想) | 9,200百万円 | 830百万円 | 830百万円 | 9.0% | 72.7円 |
対第2四半期の進捗率は売上高:55.5% 営業利益:78.3%、
対通期の進捗率は売上高:27.1% 営業利益:37.7%となっています。
売上・利益ともに計画を上回るペースですが、特に営業利益は高い進捗率となっています。
前回は上方修正はありませんでしたが、どこかのタイミングで上方修正が行われるかもしれません。
四半期ごとの売上利益も見てみましょう。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
OSGコーポレーションの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
20.2~4(第1四半期) | 2,497百万円(156.2%) | 313百万円(601.9%) | 12.5%(378.8%) |
19.11~1(前期 第4四半期) | 2,410百万円(153.6%) | 212百万円(963.6%) | 8.8%(628.6%) |
19.8~10(前期 第3四半期) | 2,122百万円(140.1%) | 164百万円(683.3%) | 7.7%(481.3%) |
19.5~7(前期 第2四半期) | 2,228百万円(117.4%) | 314百万円(153.2%) | 14.1%(130.6%) |
19.2~4(前期 第1四半期) | 1,599百万円 | 52百万円 | 3.3% |
18.11~1(前々期 第4四半期) | 1,569百万円 | 22百万円 | 1.4% |
18.8~10(前々期 第3四半期) | 1515百万円 | 24百万円 | 1.6% |
18.5~7(前々期 第2四半期) | 1897百万円 | 205百万円 | 10.8% |
19.5月以前と以後では売り上げや利益の数字が大きく変化しているのがわかります。
利益率も大きく改善しています。
また、過去2年の第2四半期は比較的売上・利益が大きくなっているので、第2四半期は比較的数字が増加しやすいのかもしれません。
OSGコーポレーションのセグメントごとの売上利益
OSGコーポレーションのセグメントごとの売上・利益をチェックしてみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
水関連機器事業 | 778,090千円(22.0%増) | 106,451千円(1,531.2%増) | 13.7% |
メンテナンス事業 | 444,812千円(5.8%増) | 65,617千円(57.9%増) | 14.8% |
HOD(水宅配)事業 | 284,153千円(1.2%増) | 13,557千円(126.2%増) | 4.8% |
フランチャイズ事業 | 980,579千円(300.9%増) | 174,917千円(244.1%増) | 17.8% |
【水関連機器事業】
『家庭用機器製品』:第1四半期は営業活動がほどんど停滞。第2四半期以降も依然先行き不透明な状態が見込まれる。
『業務用機器製品』:水自動販売機事業は、従来の大手ドラッグストア業界に対して、営業活動自粛の影響を受け、第2四半期も不透明な状態。
『ウォータークーラー事業』も都営地下鉄などの駅や主要空港、公共施設、自治体や学校などの活動自粛による影響を受けた。
『衛生管理機器事業』については、新型コロナウィルス感染症の影響で、従来から導入している病院関連施設・老健施設をはじめ、新に外食業界やホテル施設・スポーツジムなどからの問い合わせが増加。「接触感染」防止による機器洗浄や清掃などに製品が使われ、第1四半期の業績に大きく寄与した。
家庭用機器製品・業務用機器製品・ウォータークーラー事業が活動自粛の影響を受けるものの、衛生管理機器事業の需要増により大きく前年を上回った。
【メンテナンス事業】
メンテナンス事業は継続的な収益を得られる利カーリング型のビジネスモデルで、コロナ禍において、テレワークや外出自粛の増加による在宅率の向上があったことでメンテナンス効率が高まり、売上利益ともに増加。
【HOD(水宅配)事業】
HOD(水宅配)事業につきましては、外出自粛により家庭での使用頻度が増えたことにより売上・利益ともに増加。
【フランチャイズ事業】
前期に新たな投資を行い、宅配・食品関連の拡大を図っており、業務用アルカリイオン水を用いた「水にこだわる高級食パン」食パン専門店を展開。
第1次出店計画として2021年末までの3年で100店舗の目標を掲げ、予定どおり出店を進めており、売上・利益ともに大幅に増加しています。
新型コロナウィルスによる需要増や、食パン専門店などにより売上・利益が増加しており、第2四半期以降も期待ができるのではないでしょうか。
OSGコーポレーションの株価推移
OSGコーポレーション(6757)の2020年9月2日時点での日足チャートは以下の通り。
コロナショックで一時1,000円を割ることもありましたが前回の決算発表(6月10日)ではストップ高に。
ただ、その後は停滞しておりストップ高の価格を超えずに2,100円台で推移しています。
【9月2日時点の指標】
- PER:29.93
- PSR:1.30
- PEGレシオ:1.5(PER29.93÷利益成長率20)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
PERはそこまで割安ではありませんが、PSRは1倍台なので株価は高くない水準といえるのではないでしょうか。
OSGコーポレーションは、実績PERの高値平均が47.4で安値平均が22.9なので、現在のPERは平均的な位置か。
PEGレシオも1.5なら高くありませんので数値的にはまずまずの水準だと言えるでしょう。
OSGコーポレーションの決算予想まとめ
9月9日のOSGコーポレーション決算発表を前に、過去の決算発表を調べてみました。
第1四半期は業績が良く、進捗率も高いため、決算発表時かその前に上方修正を発表する可能性も十分にあると言えるでしょう。
高級食パン事業も業績に寄与し始めており、今後の拡大も見込まれることや、株価水準も決して高いとは言えませんので積極的に投資を考えても良いかもしれません。
ただ少し気になるのは、あまり人気にならないことか。
前回決算も、ストップ高の後はもう少し人気化すると思われましたが、ストップ高に付けた株価を超えることなく今に至っていますので、決算跨ぎをしたとしても出来高があるうちに手じまいするなどを考えておいたほうが良いかもしれません。
- 投資判断:◎ 強気
※投資はご自身の判断にて行っていただきますようお願いします。
決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。
私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。
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