ピックルスコーポレーション(2925)の第2四半期決算発表が本日9月29日に行われました。
ピックルスコーポレーションの決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。
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ピックルスコーポレーション(2925)の決算まとめ 9月29日第2四半期決算発表
【ピックルスコーポレーションの概要】
- 時価総額:169億円
- 設立:1977年
- 上場:2001年12月
- 売上高:414.17億円(20.2)/ 442億円(21・2予)
- 営業利益:18.71億円(20・2) / 21.2億円(21・2予)
【特色】漬物業界1位。セブン&アイ向け3割弱。キムチ、浅漬けなど『ご飯がススム』ブランド展開
【連結事業】浅漬他製品64、漬物他商品36 <20・2>
【独自増額】巣ごもり需要でキムチが前半伸びる。浅漬け、総菜も着実増。後半はやや落ち着き、天候不順でハクサイやキュウリ等原材料価格が高騰するも、生産工程の見直しなど効率化でカバー。物流費高止まりこなし営業増益幅拡大。連続増配余地。
【乳酸菌】独自乳酸菌ブランドの製品をECほか、高級スーパーにも拡大。主力のキムチは個食対応の小分けパックを強化。
今回発表された第2四半期の決算内容を見てみましょう。
2020年9月29日の第2四半期決算内容
今回発表された第2四半期の決算短信は上記の通り。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
20.3~8(実績) | 24,398百万円 | 1,788百万円 | 1,854百万円 | 7.3% | 202.11円 |
20.3~8(半期 四季報予想) | 23,700百万円 | 1,570百万円 | 1,630百万円 | 6.6% | 162.6円 |
21.2(通期 四季報予想) | 44,200百万円 | 2,120百万円 | 2,200百万円 | 4.8% | 214.1円 |
対第2四半期の四季報予想と比較すると、売上高:102.9% 営業利益:113.9%と上振れています。
対通期の進捗率は売上高:55.2% 営業利益:84.3%となっています。
ピックルスコーポレーションは先日9月25日に上方修正を行っておりました。
通期業績予想の修正
第2四半期の修正予想は今回の発表と同じとなっております。
通期の数字は売上高は4.7%の増加ですが、営業利益は20.7%と大きく上方修正されております。
修正後の進捗率は売上高:54.2% 営業利益:77.7%となっています。
営業利益は修正後も既に70%を超えています。
【修正の理由】
当第2四半期連結累計期間につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛が続いたことにより家庭で
の食事の機会が増えたこと、健康志向の高まりにより乳酸菌を含む食品としてキムチの需要が増えたこと、キムチがテレビ
番組で取り上げられたことなどにより、売上高が増加し、当初の予想を上回る見込みとなりました。 利益面では、春先の低温、7月の長雨や日照不足及び8月の猛暑などにより原料野菜の仕入価格は高騰いたしましたが、 増収効果、商品規格の見直しや生産アイテムの集約による生産の効率化を図ることができました。また、当初計画より、広
告宣伝費が減少したことや新型コロナウイルス感染症対策の一環として従業員の出張等を減少させたことにより、営業利
益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は当初の予想を上回る見込みとなりました。 第2四半期累計期間個別業績予想につきましては、連結と同様の理由であります。
2.通期業績予想
通期連結業績予想につきましては、当第2四半期連結累計期間までの実績を考慮し、売上高、営業利益、経常利益、親会
社株主に帰属する当期純利益を修正いたしました。 通期個別業績予想につきましては、連結と同様の理由であります。
※上記の予想は、現時点で入手された情報に基づき判断した予想であります。従いまして、実際の業績は様々な要因によ
り、これらの業績予想とは異なることがあります。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
あさひの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
20.6~8(第2四半期) | 12,377百万円(113.2%) | 875百万円(135.4%) | 7.1%(120.3%) |
20.3~5(第1四半期) | 12,021百万円(113.4%) | 913百万円(122.6%) | 7.6%(108.6%) |
19.12~2(前期 第4四半期) | 10,007百万円(103.3%) | 298百万円(119.7%) | 3.0%(115.4%) |
19.9~11(前期 第3四半期) | 9,873百万円(97.8%) | 182百万円(73.7%) | 1.8%(75%) |
19.6~8(前期 第2四半期) | 10,938百万円 | 646百万円 | 5.9% |
19.3~5(前期 第1四半期) | 10,599百万円 | 745百万円 | 7.0% |
18.12~2(前々期 第4四半期) | 9,686百万円 | 249百万円 | 2.6% |
18.9~11(前々期 第3四半期) | 10,096百万円 | 247百万円 | 2.4% |
今期は第1四半期・第2四半期ともに前年を大きく上回っています。
ただ、第1四半期に比べ第2四半期の方が営業利益は減少しています。
当社グループは、北海道から九州まで展開している全国ネットワークを活用し、新規得
意先の開拓や既存取引先の拡販に取り組みました。
販売面では、㈱フードレーベルにおいて、「牛角シリーズ商品を買って・食べて・飲んで元気♪プレゼントキャ
ンペーン」と題し、「牛角韓国直送キムチ」や「牛角やみつきになる!丸ごと塩オクラ」などの商品を対象とした
キャンペーンを実施しております。また、他社と共同開発を行い、缶詰や鍋つゆなどのコラボレーション商品を販
売するなど、さまざまな販売促進活動を実施しております。
製品開発面では、期間限定商品として「ご飯がススム ピリ辛オクラ」や、「個食」などのニーズに応えた小分
けパックの「ご飯がススム キムチ 食べきり2パック」などの新商品の開発を行っております。その他、既存商
品のリニューアルなどを実施しました。
新規事業については、外食事業及び小売事業を行う「OH!!!発酵・健康・食の魔法!!!」(所在地:埼玉県飯能
市)の事業開始を10月16日に予定しており、準備を進めております。
新型コロナウイルス感染症への対策として、出勤前及び出勤時の検温、業務中のマスクの着用、手指消毒や定期
的な換気、時差出勤、在宅勤務などを継続して実施しております。
売上高は、外出自粛が続いていることにより家庭での食事の機会が増えたこと、健康志向の高まりにより乳酸菌
を含む食品としてキムチの需要が増えたこと、キムチがテレビ番組で取り上げられたことなどにより、「ご飯がス
スム キムチ」などのキムチ製品をはじめとした製品売上高が大幅に増加したことにより、増収となりました。
利益については、春先の低温、7月の長雨や日照不足及び8月の猛暑などにより野菜の生育不良などが生じ、白
菜や胡瓜などの原料野菜の仕入価格が前年より高値で推移するなど、原料価格の変動の影響を受けました。しかし
ながら、増収効果、商品規格の見直しや生産アイテムの集約による生産の効率化などにより、増益となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は24,398百万円(前年同四半期比13.3%増)、営業利益
は1,788百万円(同28.6%増)、経常利益は1,854百万円(同25.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は
1,293百万円(同28.3%増)となりました。
ピックルスコーポレーションのセグメントごとの売上利益
ピックルスコーポレーションの事業セグメントごとの売上利益を見てみましょう。
ただピックルスコーポレーションは単一セグメントのためセグメントごとの記載はありません。
セグメント | 売上高(第1四半期) | 売上高(第2四半期累計) | |
ピックルスコーポレーションの株価推移
ピックルスコーポレーション(2925)の2020年9月29日時点での日足チャートは以下の通り。
コロナショック時には1,800円を下回る場面もありましたが、前回決算(6月30日)を受けて株価は大きく上昇しました。
また9月25日に上方修正を発表しており、この2日で大きく上げています。
【9月29日時点の指標】
- PER:14.17
- PSR:0.45
- PEGレシオ:3.88(PER14.17÷利益成長率3.65)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
PERやPSRは割安水準ではありますが、PEGレシオでみると割安とは言えないか。
今回の決算はかなり良いものではありますが、9月25日に出た内容からのサプライズはありませんでした。
明日はそのまま素直に上がるのか、一旦下落するのかはわかりませんが、中期でみると安くなるところがあれば仕込むのが良いのではないかと思います。
決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。
私自身、ファイナンシャルアカデミーで株式投資の基礎を学びました。
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