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レッグス(4286)の決算まとめ 10月28日第3四半期決算発表

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レッグス(4286)の第3四半期決算発表が10月28日に行われました。

決算発表後に大きく株価を伸ばした企業のひとつですが、今回の決算はどうだったのでしょうか。

今回の決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

 

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レッグス(4286)の決算まとめ 10月28日第3四半期決算発表

【レッグスの概要】

      • 時価総額:103億円
      • 設立:1988年
      • 上場:2001年7月
      • 売上高:165.22億円(19.12)/ 150億円(20・12予)
      • 営業利益:11.32億円(19・12) /5億円(20・12予)

【特色】飲料、食品、流通関連が主顧客。キャラクターコンテンツ活用した販促プロモーションに強み

【連結事業】マーケティングサービス等100 <19・12>

【半 減】上期コラボカフェ全店2カ月休止、再開後席数減が打撃。飲料向けプレミアムグッズ・販促縮小。『鬼滅の刃』など人気コンテンツ起用の流通向けプロモーション物販気を吐くも補えず。株売却特益。21年12月期は営業増員体制で既存客向け受注挽回。

【デジタル進出】需要急増のデジタル販促強化狙い、新持分CDGとの協業急ピッチ。ディズニー限定品オンラインストア開業。

 

では早速今回の決算を見てみましょう。

2020年10月28日の第3四半期決算内容

今回発表された第3四半期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
20.1~9(実績) 11,724百万円 667百万円 751百万円 5.7% 75.24円
20.12(四季報予想) 15,000百万円 500百万円 500百万円 3.3% 57.8円
21.12(来期 四季報予想) 17,500百万円 1,100百万円 1,100百万円 6.3% 62.6円

四季報予想での進捗率は売上高が78.2%、営業利益が133.4%となっております。

四季報予想と比べて上振れており、特に営業利益は100%を超えています。

 

今回の決算発表を前に、10月22日に上方修正が行われておりました。

売上高が3.3%、営業利益が40%増となっています。

【修正の理由】

2020年12月期通期の連結業績予想につきまして、緊急事態宣言が解除され経済活動が戻りつつある中で、流通顧客向
け物販および流通顧客向けプレミアムが好調に推移していることにより、売上・利益ともに当初の予想を上回る見通し
とな
りました。
なお、新型コロナウイルスが当社グループに与える影響は依然不透明な状況であり、今後、業績予想を修正する必要が
ある場合には、速やかに開示いたします。

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

レッグスの四半期ごとの売上・利益・利益率もみてみましょう。

売上高 営業利益 利益率
20.7~9(第3四半期) 4,446百万円(111.8%) 384百万円(173.8%) 8.6%(153.6%)
20.4~6(第2四半期) 3,392百万円(75.9%) 204百万円(49.3%) 6.0%(64.5%)
20.1~3(第1四半期) 3,886百万円(107.0%) 79百万円(30.3%) 2.0%(27.8%)
19.10~12(前期 第4四半期) 4,446百万円(109.3%) 236百万円(68.0%) 5.3%(62.4%)
19.7~9(前期 第3四半期) 3,977百万円 221百万円 5.6%
19.4~6(前期 第2四半期) 4,468百万円 414百万円 9.3%
19.1~3(前期 第1四半期) 3,631百万円 261百万円 7.2%
18.10~12(前々期 第4四半期) 4,066百万円 347百万円 8.5%

第2四半期では前年同期比に比べて減収減益となっていましたが、直近四半期では増収増益となっています。

第3四半期累計では減収減益ではあるものの、直近四半期のみでみると特に利益面で大きく増加しています。

 

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、景況感を示す業況判断指数(DI)が概ね低い水準を示す
など、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、依然として厳しい状況で推移しております。また、
わが国を取り巻く環境も、足元では国内外ともに経済活動が再開されつつあるものの、感染再拡大が生じている
国もあるほか、米中貿易摩擦の長期化など地政学的な問題も生じていることから、世界経済の先行きについても
しばらく不透明な状況が続くと予想されております。
このような状況下、当社グループでは、受託を中心としたB2Bビジネスであるプレミアム(注1)キャンペ
ーンやVMD(注2)などの各種セールスプロモーションと、自社でリスクをとって高付加価値サービスを提供
するB2B2C/D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)ビジネスである、コンテンツを活用したコンシ
ューマー向けプロモーション物販・カフェ物販ともに、当第3四半期連結累計期間におきましては、全国的な店
舗営業の自粛や各種キャンペーンの中止等、新型コロナウイルス感染拡大による影響を大きく受けることとなり
ました
。当社グループとしましては、引き続き事業・組織・財務の各方面において対応策を講じるとともに、外
部環境の変化に対応した新たな商材・サービスの開発やデジタルシフト強化への取り組みを実施しております。
また足元では、各種セールスプロモーションの再提案および新規提案に注力するとともに、ソーシャルディスタ
ンスを確保した配席でカフェ物販を再開するなど、業績の回復に努めております。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、まず売上高において、流通顧客向け物販およ
び流通顧客向けプレミアムが好調であったものの、おもに新型コロナウイルス感染拡大による飲料メーカー顧客
向けプレミアムおよびカフェ物販の不調をカバーできず、全体としては前年同期比で減収
となりました。また、
営業利益および経常利益に関しても、前述の減収により売上総利益が減少し、前年同期比で減益となりましたが、
親会社株主に帰属する四半期純利益に関しては、投資有価証券売却益を含む特別利益452百万円を計上した結果、
前年同期比で増益となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は11,724百万円(前年同期比2.9%減)、営業利益は
667百万円(前年同期比25.5%減)、経常利益は751百万円(前年同期比18.5%減)、親会社株主に帰属する四半
期純利益は789百万円(前年同期比21.5%増)となりました。

 

 

レッグスのセグメントごとの売上利益

レッグスのセグメントごとの売上・利益も見ておきましょう。

ただ、レッグスは単一セグメントのため記載はありません。

セグメント 売上高 営業利益 利益率

 

 

 

 

レッグスの株価推移

レッグス(4286)の2020年11月9日時点での日足チャートは以下の通り。

業績の悪化もあり、このところ株価は低迷しておりましたが今回の好決算で株価は大きく上昇しました。

 

【11月9日時点の指標】

  • PER:19.46
  • PSR:1.03
  • PEGレシオ:-(PER19.46÷利益成長率ー)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

株価指標をみると、現在は割安とは言えない水準か。

ただ、直近四半期の業績の推移が続くようなら株価は適正価格となっていくのでそこまで割高ではないでしょう。

チャート的には今回の決算で上昇トレンドに転換し、コロナショック前の1,600円あたりを目指して上昇していくのではないでしょうか。

 

 

 

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