サンテック santec(6777)の第1四半期決算発表が7月31日に行われました。
次回の決算発表が近づいていますが、順調に業績を伸ばすサンテック santecの前回決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。
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サンテック santecの決算まとめ 7月31日第1四半期決算発表
【サンテックの概要】
- 時価総額：227億円
- 設立：1979年
- 上場：2001年7月
- 売上高：63.82億円(20・3）/ 72億円(21・3予)
- 営業利益：9.36億円(20・3) / 13.5億円(21・3予)
では早速前回の決算内容を見てみましょう。
2020年7月31日の第1四半期決算内容
発表された決算短信は上記の通り。
| 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
| 20.4～6(実績) | 2,145百万円 | 551百万円 | 617百万円 | 25.7％ | 39.14円 |
| 20.4～9(四季報予想) | 3,350百万円 | 450百万円 | 480百万円 | 13.4％ | 29.8円 |
| 21.3(通期予想) | 7,000百万円 | 950百万円 | 1,020百万円 | 28.4％ | 68円 |
第2四半期の四季報予想に対する進捗率は、売上高が64.0％ 営業利益が122.4％となっており、
通期の進捗率は、売上高が30.6％ 営業利益が58％となっています。
第1四半期の好業績とともに上方修正も行われました。
業績予想及び通期業績予想の修正
第2四半期の業績予想は大幅に修正され、通期も利益が修正されています。
【修正の理由】
第２四半期連結累計期間の売上高につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響から一
部製品において出荷の延伸要請が発生している一方で、光部品及び波長可変光源（TSL）の販売数
量が当初想定よりも好調に推移していることにより前回（2020年5月12日）公表した予想値を上回
る見込みです。
利益面につきましては、利益率の高い製品の売上増加と、新型コロナウイルス感染拡大の影響
により営業活動が制限を受けていることで、旅費交通費、広告宣伝費等の販売費が抑制されるた
め、前回公表した予想値を上回る見込みです。
2021 年３月期通期連結業績予想につきましては、第２四半期連結累計期間の業績が当初想定を
上回る一方で、新型コロナウイルス感染拡大や米中貿易摩擦が長期化するリスク等を慎重に判断
した結果、上記のとおり修正いたします。
通期の修正は控えめということもあり、今後さらなる上方修正が期待できると言えるでしょう。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
サンテックの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
| 売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
| 20.4～6(第1四半期) | 2,145百万円(149.1％) | 551百万円(231.5％) | 25.7％(155.8％) |
| 20.1～3(前期 第4四半期) | 1,592百万円(101.9％) | 94百万円(94％) | 5.9％(92.2％) |
| 19.10～12(前期 第3四半期) | 1,828百万円(117.2％) | 393百万円(91.8％) | 21.5％(78.5％) |
| 19.7～9(前期 第2四半期) | 1,523百万円(119.8％) | 211百万円(104.5％) | 13.9％(87.4％） |
| 19.4～6(前期 第1四半期) | 1,439百万円 | 238百万円 | 16.5％ |
| 19.1～3(前々期 第4四半期) | 1,563百万円 | 100百万円 | 6.4％ |
| 18.10～12(前々期 第3四半期) | 1,560百万円 | 428百万円 | 27.4％ |
| 18.7～9(前々期 第2四半期) | 1,271百万円 | 202百万円 | 15.9％ |
前期は増収減益になってることが多かったですが、今第1四半期は売上・利益ともに大きく伸びています。
サンテックのセグメントごとの売上利益
サンテックのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
| セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
| 光部品関連事業 | 717百万円（3.6%増） | 108百万円（253.3%増） | 15.1％ |
| 光測定器関連事業 | 1,383百万円（86.1％増） | 447百万円（190.3％増） | 32.3％ |
各セグメントともに増加しています。
光部品関連事業
当事業では、光伝送機器メーカーに対して光通信用部品を提供しております。また、LCOS技術を利用した空間
光変調器（SLM）を研究開発機関等に提供しております。
当第１四半期の売上高は717百万円と、前第１四半期の692百万円と比べて3.7％増加いたしました。セグメン
ト利益は108百万円と、前第１四半期のセグメント利益103百万円から5.2％増加しております。
② 光測定器関連事業
当事業には（１）主に光通信用部品の製造または研究開発に使用する波長可変光源とその他測定器を提供す
る事業、（２）製造業向け及び医療向けにOCTシステムとOCT光源を提供する事業、（３）眼科で利用される眼内
寸法測定装置を医療機器メーカーと一部医療機関向けに提供する事業が含まれております。
当第１四半期の売上高は、前第１四半期と比べて大きく増加いたしました。主な要因は、光学特性検査装置
（Swept Test System）、波長可変光源（TSL）の売上が増加したこと、眼科医療機器（光学式眼内寸法測定装置
「ARGOS®」）が2019年度下期よりALCON社向けに販売開始されていることによるものです。
この結果、当第１四半期の売上高は1,383百万円と、前第１四半期の743百万円と比べて85.9％増加いたしまし
た。利益率の高い波長可変光源（TSL）の販売数量が想定以上に増加したため、セグメント利益は447百万円とな
り、前第１四半期のセグメント利益154百万円に比べて190.1％増加しております。
サンテックの株価推移
サンテック(6777)の2020年9月25日時点での日足チャートは以下の通り。
前回の好決算を受けて一時株価は大きく上昇しましたが、その後は横ばいで推移しています。
【9月25日時点の指標】
- PER：21.06
- PSR：3.51
- PEGレシオ：0.71（PER21.06÷利益成長率29.5)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
PERは割安とは言えない水準ですが、利益成長率を考えるとまだまだ割安。
PEGレシオが1倍を下回っており、きっかけがあれば大きく上昇することも考えられます。
上方修正の可能性もありますので仕込んでいても良いかもしれません。
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