セプテーニ・ホールディングス(4293)の決算発表が10月29日に行われました。
決算発表翌日にストップ高となり、今後の上昇も期待できる銘柄ですが決算内容はどうだったのでしょうか。
今回発表された決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。
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【好決算】セプテーニ・ホールディングス(4293)の決算まとめ 10月29日通期決算発表
【セプテーニ・ホールディングスの概要】
- 時価総額:388億円
- 設立:1990年
- 上場:2001年8月
- 売上高:167.96億円(19・9)/ 175億円(20・9予)
- 営業利益:1.83億円(19・9) / 18億円(20・9予)
【特色】ネット広告代理大手。電通グループと資本業務提携。傘下の漫画アプリなどメディア育成中
【連結事業】ネットマーケティング88(32)、メディアコンテンツ12(-45)【海外】9 <19・9>
【増 勢】緊急事態宣言解除後にネット広告出稿が想定超え回復、前号から営業益大幅増額。子会社減損減る。21年9月期はネット通販・アプリ系の出稿意欲旺盛でネット広告順調。漫画課金増でメディア赤字縮小。
【開 拓】『HKT48』『NGT48』運営会社へ出資、ライブ配信支援や広告起用が視野。若者向けスマート住宅の米ベンチャーと資本提携、デジタルノウハウ生かし領域拡大。
ではまずは今回の決算内容を見てみましょう。
2020年10月29日の通期決算内容
今回発表されたの通期の決算短信は上記の通り。
売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 利益率 | 1株益 | |
20.9(実績) 今回発表 | 17,938百万円 | 2,274百万円 | 2,325百万円 | 12.7% | 11.37円 |
20.9(四季報予想) | 17,500百万円 | 1,800百万円 | 1,700百万円 | 10.3% | 8.7円 |
21.9(通期予想) 今回発表 | 20,000百万円 | 2,850百万円 | 1,785百万円 | 14.3% | 14.12円 |
21.9(四季報予想) | 18,000百万円 | 2,200百万円 | 2,100百万円 | 12.2% | 10.8円 |
前期(20.9)は四季報予想に比べて売上が102.5%、営業利益が126.3%となりました。
また、今期(20.9)の予想数字も四季報予想を大きく上回るもので、四季報予想よりも売上11.1%、営業利益29.5%増となっています。
19年9月期から大きく業績を伸ばしており、高い成長率を誇る企業だと言えるでしょう。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
セプテーニ・ホールディングスの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
20.7~9(第4四半期) | 5,010百万円(120.8%) | 1,007百万円(235.8%) | 20.1%(195.1%) |
20.4~6(第3四半期) | 4,123百万円(96.3%) | 227百万円(ー) | 5.5%(ー) |
20.1~3(第2四半期) | 4,443百万円(103.5%) | 468百万円(83.1%) | 10.5%(80.2%) |
19.10~12(第1四半期) | 4,362百万円(107.0%) | 572百万円(140.2%) | 13.1%(131.0%) |
19.7~9(前期 第4四半期) | 4,148百万円 | 427百万円 | 10.3% |
19.4~6(前期 第3四半期) | 4,282百万円 | ー1,215百万円 | ー28.4% |
19.1~3(前期 第2四半期) | 4,291百万円 | 563百万円 | 13.1% |
18.10~12(前期 第1四半期) | 4,075百万円 | 408百万円 | 10.0% |
直近の四半期では売上・利益ともに大きく伸びており、特に営業利益は前年同期比の2倍以上と大きく業績を伸ばしています。
当期の経営環境において、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の世界的な感染拡大により経済活動が停
滞し、また、4月上旬に発令された緊急事態宣言下における外出自粛や、消費行動の抑制に起因する広告需要の減少
が見られました。その後、5月中旬には緊急事態宣言が解除され、経済活動が緩やかに再開していくとともに、3月
後半から減少を続けていた広告需要も5月を底に回復し、以降9月まで回復が持続しております。
また、国内における2019年のスマートフォン個人保有率は67.6%まで伸長し、とりわけ10~30代においては8~9
割に迫る高水準で普及しており、Z世代、ミレニアル世代を中心とした量的拡大が進行しております。それとともに
保有者一人一人の利用目的についても、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の利用率の高まりに伴って多
様化しており、質的にも顕著な変化がうかがわれます(出所:総務省「令和元年版通信利用動向調査」)。このよう
にスマートフォンがインターネット利用デバイスの主流となる中で、各種サービス・アプリケーション市場において
は、動画、音楽、電子書籍を始めとするコンテンツへの拡大が加速しているほか、ソーシャルメディアの活用方法も
コミュニケーションのみに留まらず、決済や購買などの領域にも広がり、その影響力をより一層強めていることか
ら、それぞれのメディア特性やデータ、AIを活用したマーケティング支援の需要は一段と高まっております。
このような環境のもと、主力のデジタルマーケティング事業では、COVID-19による消費全般のオンライン化に伴う
案件拡大や国内電通グループとの協業の推進により、増収増益となりました。メディアプラットフォーム事業では、
COVID-19による影響から、赤字幅が拡大いたしました。
また、新たな事業セグメントへの拡張に向け、保有する資本を活用し、スポーツ領域、シェアリングアセット領
域、エンタメ領域における各企業への資本参加、事業提携を開始いたしました。
これらの結果、収益は17,938百万円(前期比6.8%増)、Non-GAAP営業利益は2,452百万円(前期比18.8%増)、営
業利益は2,274百万円(前期は183百万円の営業利益)、税引前当期利益は2,325百万円(前期は81百万円の税引前当
期損失)、当期利益は1,444百万円(前期は542百万円の当期損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,437百
万円(前期は547百万円の親会社の所有者に帰属する当期損失)となりました。
なお、個別経営成績においては、子会社からの配当収入の減少等により、営業収益は2,766百万円(前期比8.6%
減)、営業利益は919百万円(前期比22.6%減)、経常利益は904百万円(前期比31.2%減)、当期純損失は60百万円
(前期は673百万円の当期純利益)となりました。
セプテーニ・ホールディングスのセグメントごとの売上利益
セプテーニ・ホールディングスのセグメントごとの売上・利益も見ておきましょう。
業務の種類 | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
デジタルマーケティング事業 | 15,807百万円(前期比4.8%増) | 5,248百万円(前期比9.9%増) | 33.2% |
メディアプラットフォーム事業 | 2,487百万円(前期比24.0%増) | -956百万円(前期は-901百万円) | ー |
両セグメントとも増収となっています。
①デジタルマーケティング事業
デジタルマーケティングを中心として、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)における総合的な支援を
行う事業セグメントによって構成されております。
当期においては、電通グループ協業の顧客数が堅調に増加し、また、ゲーム、マンガ、動画配信、EC等の広告主を
中心とした、オンライン消費の拡大に伴う需要の取り込みにより、案件が拡大いたしました。
これらの結果、収益は15,807百万円(前期比4.8%増)、Non-GAAP営業利益は5,248百万円(前期比9.9%増)とな
りました。②メディアプラットフォーム事業
マンガコンテンツ事業「GANMA!」、採用プラットフォーム事業「ViViViT」、社会貢献プラットフォーム事業
「gooddo」、医療プラットフォーム事業「Pharmarket」、育児プラットフォーム事業「ベビフル」等の事業セグメン
トから構成されております。
当期においては、マンガアプリ「GANMA!」の広告収益は、COVID-19感染拡大による影響を大きく受け、減少いたし
ました。一方で、累計ダウンロード数は2020年9月末時点で約1,461万件となり、サブスクリプション課金が堅調に
増加いたしました。また、「GANMA!」以外のその他の事業の成長により、収益が増加いたしましたが、COVID-19感染
拡大による影響により、赤字幅が拡大いたしました。
これらの結果、収益は2,487百万円(前期比24.0%増)、Non-GAAP営業損失は956百万円(前期は901百万円のNonGAAP営業損失)となりました。
セプテーニ・ホールディングスの株価推移
セプテーニ・ホールディングス(4293)の2020年11月6日時点での日足チャートは以下の通り。
今回の決算発表を受けて株価は急上昇。翌日はストップ高となり年初来高値圏で推移しています。
【11月6日時点の指標】
- PER:34.9
- PSR:2.76
- PEGレシオ:0.22(PER34.9÷利益成長率79.15)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
PERやPSRは割高水準ではあるものの、利益成長率が高く、PEGレシオは1倍を大きく下回っています。
今回の決算短信を見ると、大きく利益を伸ばしており、今期も増収増益で業績を伸ばす予想となっています。
現在、株価は年初来高値圏で推移していますが、400円を突破し、さらに上昇が見込める銘柄ではないでしょうか。
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決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
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