新光電気工業(6967)の第1四半期決算発表が7月28日に行われました。
次回の決算発表が近づいていますが、順調に業績を伸ばす新光電気工業の前回決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。
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新光電気工業の決算まとめ 7月28日第1四半期決算発表
【新光電気工業の概要】
- 時価総額：2,131億円
- 設立：1946年
- 上場：1984年12月
- 売上高：1483.32億円(20・3）/ 1711億円(21・3予)
- 営業利益：32.27億円(20・3) / 107億円(21・3予)
【特色】半導体パッケージ、リードフレーム大手。インテルに供給。富士通系だがグループ販売比率は小
【連結事業】プラスチックパッケージ55(1)、メタルパッケージ40(8)、他5(-5)【海外】81 <20・3>
【飛 躍】ＢＧＡ基板の新ライン稼働、メモリ市況改善が牽引。半導体製造装置向け静電チャック大幅回復。パッケージはＷｅｂ会議増等追い風のデータセンター向け伸長。原材料高、償却増補い営業増益幅拡大。
【増 産】16億円を投資したプラスチックＢＧＡ基板の先端メモリ向けラインが、第１四半期に稼働を開始。下期には高付加価値型パッケージの量産ラインも稼働予定。
では早速前回の決算内容を見てみましょう。
2020年7月28日の第1四半期決算内容
発表された決算短信は上記の通り。
| 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
| 20.4～6(実績) | 42,425百万円 | 3,738百万円 | 4,694百万円 | 8.8％ | 23.7円 |
| 20.4～9(四季報予想) | 73,000百万円 | 3,800百万円 | 4,000百万円 | 5.2％ | 18.5円 |
| 21.3(通期予想) | 158,000百万円 | 8,000百万円 | 10,000百万円 | 5.1％ | 48.1円 |
第2四半期の四季報予想に対する進捗率は、売上高が58.1％ 営業利益が98.4％となっており、
通期の進捗率は、売上高が26.9％ 営業利益が46.7％となっています。
現在のところ上方修正は行われていませんが、近いうちに上方修正が出てもおかしくないでしょう。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
新光電気工業の四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
| 売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
| 20.4～6(第1四半期) | 42,425百万円(124.4％) | 3,738百万円(ー) | 8.8％(ー) |
| 20.1～3(前期 第4四半期) | 40,826百万円(117.1％) | 3,174百万円(1333.6％) | 7.8％(1114.3％) |
| 19.10～12(前期 第3四半期) | 38,250百万円(111.8％) | 1,004百万円(120.4％) | 2.6％(108.3％) |
| 19.7～9(前期 第2四半期) | 35,241百万円(99.6％) | －583百万円(ー) | －1.7％(ー） |
| 19.4～6(前期 第1四半期) | 34,015百万円 | －368百万円 | －1.1％ |
| 19.1～3(前々期 第4四半期) | 34,874百万円 | 238百万円 | 0.7％ |
| 18.10～12(前々期 第3四半期) | 34,201百万円 | 834百万円 | 2.4％ |
| 18.7～9(前々期 第2四半期) | 35,366百万円 | 1,163百万円 | 3.3％ |
売上・利益とも順調に伸びていることがわかります。
新光電気工業のセグメントごとの売上利益
新光電気工業のセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
| セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
| ICリードフレーム | 7,105百万円（4.2%増） | ||
| ICパッケージ | 28,570百万円(33.9％増) | ||
| 気密部品 | 6,688百万円(22.1％増) | ||
| その他 | 60百万円(84.3％減) |
ICパッケージ・気密部品が特に大きく増加してしています。
新光電気工業の株価推移
新光電気工業(6967)の2020年9月25日時点での日足チャートは以下の通り。
コロナショック以降右肩上がりで株価は推移していますが、7月28日の前回決算以降は好決算にもかかわらずボックス圏で推移しています。
【9月25日時点の指標】
- PER：33.22
- PSR：1.57
- PEGレシオ：0.5（PER33.22÷利益成長率66.4)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
PERは少し割高水準ですが、利益成長率を考えるとまだまだ割安。
ＰＥＧレシオは1倍を大きく下回る0.5倍となっています。
また、今後上方修正の可能性が高いこともありますので決算を前に仕込んでおくのも良いのではないかと思います。
決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。
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