エスプール(2471)の第2四半期決算発表が本日10月2日におこなわれました。
増収増益を続けているエスプールの決算がどうだったのかまとめてみましたので是非ご覧ください。
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エスプール(2471)の決算まとめ 10月2日第3四半期決算発表
【エスプールの概要】
- 時価総額:566億円
- 設立:1999年
- 上場:2006年2月
- 売上高:175.22億円(19.11)/ 206億円(20.11予)
- 営業利益:16.04億円(19.11) / 20億円(20.11予)
【特色】コールセンター等への派遣と障害者雇用支援の農園事業が柱。物流のアウトソーシングも行う
【連結事業】ビジネスソリューション29(30)、人材ソリューション71(10) <19・11>
【拡大続く】派遣は行政関連案件で活況の大手コールセンター向けが拡大。物流支援も巣ごもり需要追い風にフル稼働化。農園販売堅調増。営業益続伸。普通3・3円配。21年11月期も派遣と農園、両輪の好調持続。
【関西進出】21年11月期は自治体と連携し障害者向け農園を関西初開設へ。屋内型は東京23区で増やす。需要回復鈍い販売支援の代替に抗ウイルス塗布サービスを開始。
では早速今回の決算発表を見てみましょう。
2020年10月2日の第2四半期決算内容
発表された第2四半期の決算短信は上記の通り。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益率 | 1株益 | |
19.12~8(実績) | 15,268百万円 | 1,559百万円 | 1,557百万円 | 10.2% | 13.14円 |
20.11(通期 四季報予想) | 20,600百万円 | 2,000百万円 | 2,000百万円 | 9.7%% | 16.5円 |
21.11(来期 四季報予想) | 23,400百万円 | 2,400百万円 | 2,400百万円 | 10.3% | 19.6円 |
対通期の進捗率は、売上高:74.1% 営業利益:78.0%となっております。
進捗はまずまずといったところでしょうか。
四半期ごとの売上・利益も見てみましょう。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
エスプールの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
20.6~8(第3四半期) | 5,509百万円(125.1%) | 568百万円(129.1%) | 10.3%(103%) |
20.3~5(第2四半期) | 5,084百万円(115.3%) | 605百万円(109.6%) | 11.9%(95.2%) |
19.12~2(第1四半期) | 4,675百万円(120.2%) | 386百万円(182.9%) | 8.3%(153.7%) |
19.9~11(前期 第4四半期) | 4,823百万円(117.7%) | 401百万円(141.2%) | 8.3%(120.3%) |
19.6~8(前期 第3四半期) | 4,403百万円(114.8%) | 440百万円(186.4%) | 10.0%(161.3%) |
19.3~5(前期 第2四半期) | 4,408百万円 | 552百万円 | 12.5% |
18.12~2(前期 第1四半期) | 3,888百万円 | 211百万円 | 5.4% |
18.9~11(前々期 第4四半期) | 4,096百万円 | 284百万円 | 6.9% |
18.6~8(前々期 第3四半期) | 3,836百万円 | 236百万円 | 6.2% |
売上・営業利益ともに前年同期を大きく上回っています。
QoQでは営業利益が下回っているのは気になるところですが、昨年も2Qより3Qの利益が下回っていることもありますので、時期的なものかもしれません。
当社グループは、領域の異なる事業を複数展開するポートフォリオ経営を推進
してきたことにより、新型コロナウイルスの影響を上手く分散させることができました。主力の
人材派遣サービスでは、新型コロナウイルスの影響は限定的にとどまり好調を持続したほか、セ
ールスサポートサービスなど影響を受けた事業についても、第2四半期を底にして回復が進んで
おります。また、ロジスティクスアウトソーシングサービスにおいては、巣ごもり消費の拡大が
続いており、計画を上回る水準で推移することができました。一方、障がい者雇用支援サービス
に関しては、新型コロナウイルスの感染が再拡大した影響により、営業活動や障がい者の教育訓
練の遅れが続いており、農園の設備販売が計画を下回ることとなりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は15,268百万円(前年同四半期比20.2%
増)、営業利益は1,559百万円(前年同四半期比29.5%増)、経常利益は1,557百万円(前年同四
半期比28.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,038百万円(前年同四半期比33.8%
増)となりました。
エスプールのセグメントごとの売上利益
エスプールのセグメントごとの売上・利益をチェックしてみましょう。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
ビジネスソリューション事業 | 4,054百万円(12.8%増) | 1,025百万円(1.7%減) | 25.3% |
人材ソリューション事業 | 11,261百万円(23.3%増) | 1,334百万円(42.9%増) | 11.8% |
各事業ともに大きく業績を伸ばしています。
特に人材ソリューション事業は20%以上の伸びを見せております。
①ビジネスソリューション事業
ビジネスソリューション事業では、シニアや障がい者など潜在労働力の活用を支援するサービ
スや、企業の業務の一部を受託するアウトソーシングサービスを提供しています。前者において
は、株式会社エスプールプラスが、障がい者雇用を希望する企業に同社が運営する農園を貸し出
し、主に知的障がい者を企業が直接雇用し、収穫した野菜を従業員の健康促進に役立てる福利厚
生プログラムの提供を行っています。また、株式会社エスプールでは、様々な経験やノウハウを
有するシニアを企業の経営課題や業務課題の解決に役立てるプロフェッショナル人材サービスを
提供しています。
後者のアウトソーシングサービスでは、株式会社エスプールロジスティクスが、通販商品の発
送を代行する物流サービスを提供しています。また、株式会社エスプールリンクでは、アルバイ
トやパートの求人応募の受付を代行する採用支援サービスを提供しており、株式会社エスプール
セールスサポートでは、対面型の会員獲得業務や販売促進業務を行っています。
[当第3四半期連結累計期間の経営成績]
障がい者雇用支援サービスにおいては、営業活動や障がい者の教育訓練の遅れの影響により設
備販売は計画を下回ったものの、ストック収入となる運営管理費の積み上げにより売上が着実に
伸びました。採用支援サービスについては、飲食業の求人の回復は遅れているものの、スーパー
マーケットやデリバリーサービスの応募受付が伸びており、大幅な増収となりました。損益面で
は、ロジスティクスアウトソーシングサービスや採用支援サービスが利益を伸ばす一方で、セー
ルスサポートサービス、プロフェッショナル人材バンクサービスについては、足元の業績は徐々
に回復しているものの、第2四半期の落ち込みが大きく、利益は前期を下回ることとなりまし
た。また、障がい者雇用支援サービスに関しても、設備販売が伸び悩んだことで第3四半期は若
干の減益となりました。その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,054百万円(前年同四
半期比12.8%増)、営業利益は1,025百万円(前年同四半期比1.7%減)となりました。
②人材ソリューション事業
人材ソリューション事業は、人材派遣、人材紹介サービスを主力とする株式会社エスプールヒ
ューマンソリューションズが提供するサービスで、コールセンターや事務センター等のオフィス
サポート業務と、スマートフォンや家電製品等の店頭販売支援業務に関する人材サービスを展開
しております。
[当第3四半期連結累計期間の経営成績]
主力のコールセンター業務においては、スポット案件を上手く取り込んだことにより、グルー
プ型派遣が主要顧客を中心に大幅に増加しました。一方、販売支援業務については、人材需要の
回復は鈍く業務の縮小が続きましたが、コールセンター業務拡大の効果が大きく、人材ソリュー
ション事業全体では増収を達成しました。また、地域別では、集中的に支店展開をしている札
幌、東京、博多、沖縄エリアが高い伸びを示しました。損益面では、売上増による利益増に加
え、効率的な支店運営によって販売費及び一般管理費の増加をある程度抑制することができたこ
とで、大幅な増益となりました。その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は11,261百万円
(前年同四半期比23.3%増)、営業利益は1,334百万円(前年同四半期比42.9%増)となりまし
た。
※第2四半期のセグメント売上・利益
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
ビジネスソリューション事業 | 2,644百万円(9.0%増) | 740百万円(10.0%増) | 28.0% |
人材ソリューション事業 | 7,142百万円(21.3%増) | 786百万円(33.0%増) | 11.0% |
エスプールの株価推移
エスプール(2471)の2020年10月2日時点での日足チャートは以下の通り。
コロナショックで一時400円台を付けていましたが、現在は2倍以上の800円を超える株価。
前回決算では翌日に大きく上げたもののほぼ横ばいで推移しており、次の決算期待からかここ数日上昇してきていました。
【9月29日時点の指標】
- PER:49.39
- PSR:3.77
- PEGレシオ:2.21(PER49.39÷利益成長率22.35)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
エスプールは増収増益で期待の高い中、まずまずの決算でした。
通常なら悪くはない数字ですが、期待ほどの決算とはいえず、明日はいったん下落して始まるかもしれません。
ただ、基本的には通期増収増益を続けており、どこかで反転して目指すのではないでしょうか。
少し様子見が必要かもしれませんが数日後に反転するようなら仕込んでも良いのではないでしょうか。
決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。
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