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【注目テーマ株2020】水素関連の上昇が期待できる銘柄は? 好業績・割安・チャート◎銘柄をチェック

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このところ、株式投資において水素関連銘柄の注目が高まっています。

菅義偉首相が10月26日の所信表明演説で宣言した「温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする」を受けて、脱炭素として二酸化炭素を排出しない水素への関心が高まってきております。

今回は、いま注目されている水素関連銘柄の中で、好業績や割安なもの、またチャート的に良い銘柄など、購入に値する銘柄があるのかについてみていきましょう。

【注目テーマ株2020】水素関連の上昇が期待できる銘柄は? 好業績・割安・チャート◎銘柄をチェック

水素関連銘柄一覧

まずは水素関連テーマ銘柄一覧を見てみましょう。

コード 銘柄名 業績 PER(割安性) チャート
3407 旭化成 ✖ 減収減益 △ 横ばい
3441 山王 △ 増収・黒字化 〇 14.4 △ 横ばい
4088 エア・ウォーター △ 増収減益 〇 12.8 ✖ 下降トレンド
4091 日本酸素ホールディングス ✖ 減収減益 △ 15.9 △ 横ばい
4406 新日本理化 ✖ 減収減益 ✖ 下降トレンド
5020 ENEOS △ 減収・黒字化 △ 28.9 ✖ 下降トレンド
5659 日本精線 △ 減収増益 〇 13.7 △ 横ばい
5907 JFEコンテイナー ✖ 減収減益 ◎ 7.3 △ 横ばい
6299 神鋼環境ソリューション ◎ 増収増益 〇 13.0 △〇 下降から上昇か
6331 三菱化工機 〇 増収減益 ◎ 8.6 △〇 下降から上昇か
6366 千代田化工建設 ✖ 減収減益 ◎ 8.5 ✖ 下降トレンド
6378 木村化工機 ✖ 減収減益 〇 11.9 △ 横ばい
6391 加地テック ✖ 減収減益 △ 21.8 △ 横ばい
6502 東芝 ✖ 減収減益 ✖ 下降トレンド
6772 コスモス ✖ 減収減益 ✖ 下降トレンド
6901 澤藤電機 ✖ 減収減益 ✖ 792 △ 横ばい
7012 川崎重工業 ✖ 減収減益 ✖ 下降トレンド
7240 NOK ✖ 減収減益 ✖ 下降トレンド
7715 長野計器 〇 増収増益 △ 26.4 △ 横ばい
8088 岩谷産業 ✖ 減収減益 〇 14.4 〇 急上昇
9506 東北電力 ✖ 減収減益 〇 14.1 ✖ 下降トレンド

おすすめの水素関連銘柄

水素関連銘柄をチェックしたところ、減収減益の銘柄が多く、チャートも良くないものが多くありました。

中でもおススメの水素関連銘柄をいくつかご紹介します。

 

6299 神鋼環境ソリューション

神鋼環境ソリューションは神戸製鋼所の子会社で、水処理・ゴミ焼却に強い会社。

水素関連として水電解式水素発生装置を扱っています。

市場 東証2部 時価総額 305億円
設立 1954年6月 上場 1994年8月
株価 2,033円 PER 13.10

好業績で、21年3月期は増収増益予想となっています。

チャートはそこまでよいとは言えませんが、低PERの好業績銘柄で水素関連銘柄ということで今後株価が大きく上昇していく可能性が考えられます。

 

 

6331 三菱化工機

三菱化工機は石油・化学装置中心のエンジ会社。

小型オンサイト水素製造装置「HyGeia(ハイジェイア)」を扱っています。

ハイジアは、13A都市ガス(天然ガス)やLPGを原料に水蒸気改質法で高純度(99.999vol.%以上)の水素ガスを製造する設備。様々な工業分野で使用されている水素ガスをオンサイト(現地)で製造することで、より低価格な水素ガスを容易に入手することを実現。また、近年は燃料電池自動車(FCV)の普及拡大に向け建設が推進されている商用水素ステーション向けにも数多く採用されています。

市場 東証1部 時価総額 137億円
設立 1949年9月 上場 1950年3月
株価 2,013円 PER 8.6

21.3月期の業績は増収減益となっていますが、そこまで大きな減益ではなく、今後増益になる可能性も充分にあります。

PERが10倍以下と割安であること、また短期のチャートでは上昇トレンドとなっていることから買いやすい銘柄ではないでしょうか。

 

3441 山王

山王は電子機器用コネクターのメッキ加工会社。

水素関連の中核的な銘柄で、パラジウム合金でできた水素透過膜に関する特許を取得しています。

安価で手軽に高純度の水素を作ることが可能と期待されています。

市場 ジャスダック 時価総額 50.2億円
設立 1969年4月 上場 2007年10月
株価 1,168円 PER 14.4

チャートは緩やかな上昇トレンドを形成しています。

業績も、20.7月期は赤字でしたが21.7月期は黒字化。PER15倍以下のテーマ銘柄なので今後の上昇が十分期待できます。

 

 

5659 日本精線

日本精線は大同特殊鋼系でステンレス線2次加工で首位の会社で、水素分離膜モジュールを扱っています。

水素分離膜モジュールは、パラジウム合金が水素分子のみを透過する機能に着目し、当社が保有する独自の金属フィルター加工技術との融合により作製されるもので、水素ガスのリークを完全に無くすことで超高純度の水素精製が可能。

市場 東証1部 時価総額 211億円
設立 1951年6月 上場 1962年3月
株価 3,385円 PER 13.7

業績は小幅減収・小幅増益となっています。

チャート的にはBOX圏となっていますが、PERは15倍以下で、テーマ性から注目が高まれば上昇の余地がある銘柄です。

7715 長野計器

長野計器は機械式圧力計で世界シェア首位で、高圧水素用圧力計測機器を扱っています。

市場 東証1部 時価総額 168億円
設立 1948年12月 上場 1998年12月
株価 802円 PER 26.4

業績は小幅増収増益となっています。

チャート的に下降トレンドであること、またPERも20倍を超えていることからそこまでおススメではありませんが、移動平均線を超えて上奏するようなら投資を検討しても良いのではないでしょうか。

 

8088 岩谷産業

岩谷産業は産業・家庭用ガス専門商社で、液化窒素では日本唯一のメーカーとして100%のシェア。

日本で初めて商用水素ステーションを開設するなど、水素の利用開発を積極的に進めている会社です。現在、「水素バリューチェーン推進協議会」の準備委員会を立ち上げ、12月初旬の団体設立を目指して活動。

市場 東証1部 時価総額 1930億円
設立 1945年2月 上場 1962年8月
株価 4,840円 PER 14.4

業績は減収減益ではありますが、テーマ性で言うと最も関連性が高く、水素関連の思惑で10月中旬に大きく株価が上昇しました。

大きく上昇しましたがPERはまだ15倍以下で、今後のさらなる上昇も見込める水素関連銘柄です。

 

水素関連銘柄まとめ

菅首相の所信表明演説から水素関連銘柄が話題となっていることから、水素関連銘柄一覧と、関連銘柄の業績や割安性、チャートについてご紹介させていただきました。

思惑だけで大きく上昇する銘柄もありますが、業績や割安性なども踏まえて購入することで高値掴みのリスクは減少します。

菅首相関連の話題の銘柄となり、今後の上昇も見込まれますので是非参考にしてみてください。

 


 

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