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【好決算】サンアスタリスク(4053)の決算まとめ 11月11日第3四半期決算発表で株価は上昇するのか?

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サンアスタリスク Sun Asterisk(4053)の第3四半期決算発表が本日11月11日に行われました。

直近IPOで注目を集めるサンアスタリスクですが、今回の決算はどうだったのでしょうか。

今回の決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。

 

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【好決算】サンアスタリスク(4053)の決算まとめ 11月11日第3四半期決算発表で株価は上昇するのか?

【サンアスタリスクの概要】

      • 時価総額:1,050億円
      • 設立:2013年
      • 上場:2020年7月
      • 売上高:45.29億円(19.12)/ 53億円(20・12予)
      • 営業利益:4.74億円(19・12) / 8億円(20・12予)

【特色】企業の新規事業開発をデジタル技術、ビジネス設計の両面で継続支援。IT人材の育成・紹介も

【連結事業】デジタル・クリエイティブスタジオ100 <19・12>

【高成長】人材紹介は求人減。ただ柱の事業開発支援は大手企業を中心に顧客社数約10増(前期末72社)。1社当たり事業数が増え単価も上昇。人件費増をこなし営業増益。会社計画はコロナの経済影響を過大視。21年12月期も顧客社数、単価とも伸び続く。

【成長戦略】日本マイクロソフトとの提携や大手向けセミナーをテコに大手上場企業を積極開拓。調達資金は人材採用に充当。

 

では早速今回の決算を見てみましょう。

 

2020年11月11日の第3四半期決算内容

今回発表された第3四半期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
20.1~9(実績) 3,969百万円 694百万円 721百万円 17.5% 18.84円
20.12(四季報予想) 5,300百万円 800百万円 820百万円 15.1% 19.5円
21.12(来期 四季報予想) 6,200百万円 950百万円 970百万円 15.3% 23.1円

四季報予想での進捗率は売上高が74.9%、営業利益が86.8%となっております。

営業利益は四季報予想と比べて上振れて推移しています。

 

また今回の決算発表とともに通期の業績予想の修正も行われました。

 

業績予想の修正

売上高が3.7%、営業利益が19.5%増となっています。

【修正の理由】

当社グループは、あらゆる産業のデジタライゼーションを促進するため、新たな事業
やプロダクトを共創するサービスを「デジタル・クリエイティブスタジオ事業」と命名し、
単一セグメントである当事業を「クリエイティブ&エンジニアリング」と「タレントプラッ
トフォーム」の2つのサービスラインに区分し取り組んでいます。当期は、東証マザーズ
に上場した 2020 年 7 月 31 日に、業績予想として売上高 5,120 百万円、営業利益 710 百
万円と予想し公表いたしました。
当期の第3四半期累計実績は、主力の「クリエイティブ&エンジニアリング」の売上
高は顧客数、顧客単価ともに堅調に推移し、3,186 百万円(前年同期比 34.2%増)とな
り、新型コロナウイルスの影響を受けて売上高が 782 百万円(前年同期比 19.7%減)と
なった「タレントプラットフォーム」の不足分をカバーして、全体の売上高は、3,936
百万円(前年同期比 18.5%増)と成長を続けています

また、積極的な人員採用を進め受注増加に対応する一方、生産性の向上により販管費
比率は低下
し、営業利益は 694 百万円(前年同期比 111.1%増)となりました。また各
段階の利益は 7 月 31 日時点の業績予想に対する進捗率についても 100%前後と達成がほ
ぼ確実な状況となっております。
以上の状況より、第4四半期の業績見通しを加算し、本社移転及び両国スタジオ開設
等のコストも勘案して、2020 年 12 月期通期の業績予想の見直しを行いました。
2020 年 12 月期通期の売上高は 5,307 百万円(前年同期比 17.2%増)、営業利益は
849 百万円(前年同期比 79.2%増)、経常利益は 876 百万円(前年同期比 80.3%増)、当
期純利益は 765 百万円(前年同期比 86.5%増)を予想しております。

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

サンアスタリスクの四半期ごとの売上・利益・利益率もみてみましょう。

売上高 営業利益 利益率
20.7~9(第3四半期) 1,272百万円 146百万円 11.5%
20.4~6(第2四半期) 1,290百万円 249百万円 19.3%
20.1~3(第1四半期) 1,407百万円 299百万円 21.3%

2020年7月に上場したため、前年同期との比較はできませんが、QoQを見ると減収減益となっています。

 

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、一部回復の兆しが見られるものの、新型コロナウイルス感
染症の影響の長期化により、雇用情勢などは依然として不透明な状況が継続しています。
当社グループがサービスを提供するデジタル・クリエイティブスタジオ関連市場においては、新型コロナウイ
ルスへの対応を行う中で、リモートワークの浸透や各種サービスのオンライン化の流れが広く浸透してきており
ます。また、官公庁においても手続きのオンライン化の方針が矢継ぎ早に出されるなど、ビジネスシーン以外に
おいても様々なサービスにおいてデジタルトランスフォーメーションが進むことが予想されます。
こうした経営環境の中、当社グループは、顧客の課題に応じて必要なサービスを提供すべく、「デジタル・ク
リエイティブスタジオ事業」という単一セグメントの中で、顧客と一緒にデジタルプロダクトを創造していく
「クリエイティブ&エンジニアリング」と、デジタルプロダクトの創造に必要な人材を発掘・育成し、顧客に輩
出していく「タレントプラットフォーム」という2つのサービスラインを展開し、顧客数及び顧客単価の拡大を
重点課題として取り組んでいます。
「クリエイティブ&エンジニアリング」においては、既存顧客からの継続・安定した堅調な受注と、新規顧客
の増加が継続
していることにより、当第3四半期連結累計期間末におけるストック型顧客数は77社、顧客単価は
3,825千円、売上高は3,186,759千円となりました。「タレントプラットフォーム」においては、企業の採用意欲
が軟調に推移
したことにより、売上高は782,317千円となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間においては、売上高3,969,076千円、売上総利益は2,110,645千円、売上
総利益率は53.18%となりました。また、営業損益以下の段階損益においては、売上高の継続成長に伴い、営業利
益694,112千円、経常利益721,609千円、親会社株主に帰属する四半期純利益649,998千円となりました。

 

 

サンアスタリスクのセグメントごとの売上利益

サンアスタリスクのセグメントごとの売上・利益も見ておきましょう。

ただ、サンアスタリスクは単一セグメントのため記載はありません。

セグメント 売上高 営業利益 利益率

 

 

 

 

サンアスタリスクの株価推移

サンアスタリスク(4053)の2020年11月11日時点での日足チャートは以下の通り。

サンアスタリスクは直近IPOで、2020年7月末に上場。

上場後は大きく値を伸ばしましたが、9月中旬から調整中となっています。

 

【11月11日時点の指標】

  • PER:176.92
  • PSR:23.28
  • PEGレシオ:4.04(PER176.92÷利益成長率43.8)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

株価指標をみるとかなり割高な水準だと言えるでしょう。

今回の決算は上方修正もありましたし、四季報予想を上回るものでした。

基本的には好感される数字ではありますが、気になるのはifisのコンセンサス予想。

コンセンサス予想では経常利益が900百万円だったのですが、今回発表された数字は876百万円。

会社側のコメントを見ると少し控えめに出した数字のように感じますが、このコンセンサス予想を下回ったことでPTSは少し下がっています。

明日は安く始まる可能性が高いですが、成長性が高いので下がった場面では買いを入れても良いかもしれません。

 

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決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。

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