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ティーライフ 通期業績の上方修正をチェック!成長力があり割安な銘柄

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本日(8月27日)、ティーライフ(3172)が通期業績予想の上方修正を行いました。

今回はティーライフの業績についてみてい見ましょう。

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ティーライフ 通期業績の上方修正をチェック!成長力があり割安な銘柄

【ティーライフの概要】

  • 時価総額:48.2億円
  • 設立:1983年
  • 上場:2012年3月
  • 売上高:92.86憶円(19・7)/ 98億円(20・7予)
  • 営業利益:3.4憶円(19・7) / 4.2憶円(20・7予)

【特色】PB健康茶、化粧品などをカタログ、ネットで販売。M&Aに積極的。配当性向30%以上目安

【連結事業】小売67(0)、卸売31(6)、プロパティ2(73) <19・7>

【底入れ】新型コロナの外出自粛で柱の通販が健康茶、機能性食品を軸に新規会員増。卸も美容系サプリのテレビ通販向け好調。広告費減で営業益底入れ。21年7月期は採算よい物流受託業務が拡大し、営業益伸長。

 

2020年8月27日の通期上方修正内容

今回発表された上方修正の内容は上記の通り。

当初の発表を上回る数字となっており、四季報予想も上回っているので好感を得られる内容だと言えるでしょう。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
20.7(上方修正) 10,577百万円 496百万円 525百万円 4.7% 98.61円
20.7(四季報予想) 9,800百万円 420百万円 430百万円 4.3% 72.9円
21.7(四季報予想) 10,300百万円 480百万円 490百万円 4.7% 82.4円

売上高が10%以上、利益が30%以上も増加しており、超絶の上方修正といえるでしょう。

【修正の理由】

売上高につきましては、コロナ禍における外出自粛の影響で在宅率が上昇したことにより、ECモールで
の巣ごもり需要に対応した商品やテレビショッピングでのサプリメントの販売が大きく伸長したことに加え
て、新規取得した掛川センターの有効活用及び収益化を進めた結果、前回発表予想を上回る見込み
でありま
す。
一方、利益面につきましては、新規顧客開拓を目的とした広告宣伝費の運用見直しやグループ内での出荷
機能の集約による物流コストの圧縮
により、販売費及び一般管理費が計画を下回ったことから、営業利益、
経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表予想を大きく上回る見込みであることから、上記
のとおり 2020 年7月期の通期連結業績予想の修正をいたします。

コロナによる恩恵もあり、売り上げだが可大きく増加、また広告宣伝費の運用見直しなどのコスト圧縮も効率手に行い、大きな増加につながったようです。

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

今回の上方修正の数字をもとにティーライフの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.5~7(第4四半期) 3,126百万円(126.3%) 157百万円(109.8%) 5.0%(86%)
20.2~4(第3四半期) 2,372百万円 82百万円 3.5%
19.11~1(第2四半期) 2,754百万円 176百万円 6.4%
19.8~10(第1四半期) 2,325百万円 81百万円 3.5%
19.5~7(前期 第4四半期) 2,475百万円 143百万円 5.8%

今四半期の売上高がかなり増えており、26%増となっています。

セグメントごとの売り上げなどは9月4日の決算発表で確認しないとわかりませんが、参考までに第3四半期時に記載されていたセグメントごとの売り上げを見ておきましょう。

(小売事業)
小売事業では、カタログ・インターネットを中心に展開する健康美容関連商品の通信販売においては、機能
性表示食品「メタボメ青汁スッキリーナ」「カロバリア」「きおく元気」の発売により品揃え強化を図るとと
もに、新規顧客開拓については、「hugm(ハグム)」等の費用対効果の高い商材にシフトするなど、広告
費運用の見直しを図るなど、収益性の改善に取り組んでまいりました。ECモールにおいては、グループ間の
販売ノウハウの共有による運営体制の見直しや、ギフト関連商材の品揃え拡充によりイベント需要等セール開
催に合わせた売上底上げを図ってまいりました。
この結果、売上高は4,544百万円(前年同四半期比1.8%減)、セグメント損失は6百万円(前年同期は77百万
円の損失)となりました。

(卸売事業)
卸売事業では、実店舗小売店向けの衣類及び雑貨の販売においては、消費税増税や暖冬での落ち込みに加
え、営業自粛の影響や、展示会等による販路開拓が進まなかったことも重なり、非常に厳しい状況が続いたも
のの、テレビショッピング中心の販売においては、巣籠り需要により安定的に人気のある美容系サプリ
「J’s kami高麗」のほか、「熟成発酵黒にんにくゼリー」「J.avec toiシリーズ」が好調
に推移いたしました。また、費用面では、グループ内の機能集約及び業務効率見直しによる利益確保に取り組
んでまいりました。
この結果、売上高は2,661百万円(前年同四半期比31.0%増)、セグメント利益は221百万円(同49.6%増)
となりました。

(プロパティ事業)
プロパティ事業では、袋井センターに加え、2019年9月に取得した掛川センターによる不動産賃貸及び他社物
流業務受託先の開拓により、売上拡大に努めてまいりました。
この結果、売上高は245百万円(前年同四半期比63.5%増)、物流業務受託における人件費が増加したことに
より、セグメント利益は119百万円(同2.6%減)となりました。

 

 

ティーライフの株価推移

ティーライフ(3172)の2020年8月27日時点での日足チャートは以下の通り。

第3四半期の決算発表(6月3日)までは思惑もあったのか大きく上昇していましたが、決算発表後は大きく売り込まれました。

ただ、8月に入ったあたりから再び上昇し、1,200円後半で推移しています。

 

【8月27日時点の指標】

  • PER:15.95
  • PSR:0.59
  • PEGレシオ:0.35(PER15.95÷利益成長率45.9)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

PERは15台ですが、PSRとPEGレシオは1以下とかなり割安だと言えるでしょう。

出来高も少なく、現在はあまり人気がない銘柄だと言えるかもしれませんが今回の決算をきっかけに出来高が増えるようなら、まだまだ割安なので一気に上昇していくのではないでしょうか。

本日20時30分現在のPTSは+140円ぐらいで推移しており、普通に考えれば明日は上昇するでしょう。

 

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