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トランザクション(7818)の決算まとめ 7月10日 第3四半期決算発表

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トランザクション(7818)の決算発表が10月14日に迫ってきました。

前回は好決算で8月には上方修正も行われた銘柄ですが、今回の決算はどうなるでしょうか。

前回の決算発表についてまとめましたので是非ご覧ください。

 

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トランザクション(7818)の決算まとめ 7月10日 第3四半期決算発表

【トランザクションの概要】

  • 時価総額:333億円
  • 設立:1990年
  • 上場:2010年0月
  • 売上高:164.5億円(19・8) / 184億円(20・8予)
  • 営業利益:20.46億円(19・8) / 27.5億円(20・8予)

【特色】デザイン雑貨、エコ雑貨等の企画販売。生産は外部に委託、プリント加工の一部は自社で担う

【連結事業】一般雑貨製品55、エコ雑貨製品37、ヘルスケア&ビューティ雑貨製品6、デザイン他2 <19・8>

【増益続く】21年8月期はカスタム雑貨はライブグッズの回復鈍い。ただオリジナル雑貨は自社独自ブランドのエコバッグがレジ袋有料化追い風に絶好調。感染対策製品拡充も効く。営業益続伸。連続増配か。

【シフト】エンタメの物販はイベントの中止や縮小を受け、ゲーム、アニメなどネットに親和性の高いものをECで販売。接触冷感マスクなど感染対策製品の強化継続。

 

2020年7月10日の第3四半期決算内容


前回発表された第3四半期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
19.9~5月(実績) 14,343百万円 2,224百万円 2,250百万円 15.5% 50.12円
19.9~2月(実績) 8,431百万円 1,134百万円 1,139百万円 13.5% 25.7円
20.8(通期予想) 17,600百万円 2,270百万円 2,280百万円 12.9% 52円

売上高の進捗率が81.5%、営業利益の進捗率が98%となっており、大きく上昇しています。

この決算発表後、8月31日に上方修正が行われました。

 

通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

営業利益が20%以上も上方修正されました。

トランザクションによる上方修正の理由は下記の通り。

【修正の理由について】

当社は、2020 年7月 10 日公表の「2020 年8月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」において、
2020 年8月期の業績予想を合理的に見積もることが困難であるため、2019 年 10 月 10 日の公表数値を修正せ
ず据え置いておりましたが、売上高及び営業利益につきましてそれぞれ修正いたしました。
当期につきましては、上半期において社会環境や消費動向の変化を踏まえた「エコプロダクツ」「ライフス
タイルプロダクツ」「ウェルネスプロダクツ」の3プロダクツに注力してまいりましたが、下半期は、新型コ
ロナウイルス感染拡大の影響を最小限に抑えるべく各種取り組みを進めました。結果、エンタテイメント業界
におけるイベント物販品やトラベル関連製品等の売上が低迷しマイナスの影響
となりました。一方で、コロナ
禍において調達と販売における当社グループの強みを最大限に発揮したことによりウイルス感染対策製品の売
上が伸長
したことに加え、本年7月からのレジ袋有料義務化によるエシカルブランド「MOTTERU」の売上が伸
いたしました。これらプラスの影響がマイナスの影響を上回ったことから、連結売上高は前年に比べ伸長し
前回予想を上回る見通しです。また、利益につきましても、売上高の伸長による売上総利益の増加、販売管理
費の計画的支出により、前年に比べ大きく伸長し営業利益は前回予想を上回る見通しです。
なお、営業利益の修正予想を踏まえ、経常利益以下に関わる各損益についての見込みを精査しております。
そのため、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、一旦未定とさせて頂き、今後精査が
終わり次第速やかに公表いたします。

マイナスの面もありましたが、新型コロナウィルスによるウイルス感染対策製品の売上や「MOTTERU」の売上が伸びたことにより業績が伸びました。

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

トランザクションの四半期ごとのの売上利益は以下の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.3~5(第3四半期) 5,912百万円(141.9%) 1,090百万円(183.5%) 18.4%(128.7%)
19.12~2(第2四半期) 3,936百万円(100.3%) 469百万円(106.6%) 11.9%(106.3%)
19.9~11(第1四半期) 4,495百万円(106.5%) 665百万円(110.5%) 14.8%(103.5%)
19.6~8(前期 第4四半期) 4,141百万円(109.6%) 410百万円(111.1%) 9.9%(101%)
19.3~5(前期 第3四半期) 4,166百万円 594百万円 14.3%
18.12~2(前期 第2四半期) 3,925百万円 440百万円 11.2%
18.9~11(前期 第1四半期) 4,219百万円 602百万円 14.3%
18.6~8(前々期 第4四半期) 3,780百万円 369百万円 9.8%

四半期の推移を見てみると、大きく伸びていることがわかります。

 

トランザクションのセグメントごとの売上利益

トランザクションのセグメントごとの売上利益も見ておきましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
カスタムメイド雑貨事業 売上縮小の影響を最大限に抑える
オリジナル雑貨事業 大きく伸長
新規事業 大きく伸長

カスタムメイド雑貨事業では、エンタテイメント業界において、緊急事態宣言や自粛要請を受けて各種イベント
の開催が延期・中止となったことにより、当第3四半期はイベント物販が大きく影響を受け売上縮小が避けられな
い状況となりました。しかしながら、イベントでの直接販売から得意先のECサイトによる販売へ切り替えること
を推進し、第3四半期累計での売上縮小の影響を最小限に抑えるとともに、イベント再開に向けた提案活動を強化
してまいりました。

オリジナル雑貨事業では、主力カテゴリーであるエコバッグやタンブラー・サーモボトルは、当第3四半期にお
いて、企業活動の制限等による影響からセールスプロモーション用の需要が低下したことにより、売上伸長率が鈍
化いたしました。一方、感染症拡大によるマスク等衛生用品の不足が続くなかで、当社グループではいち早く3月
よりマスクの生産及び供給体制を再構築し、合計2,500万枚を大きく超える供給を行いました。販売面において
は、事業者向けと一般消費者向けに自社ECサイトでの販売を始めとして、当社グループの販路を最大限に活用し
て緊急事態に対応した結果、売上が大きく伸長いたしました。さらに、ウイルス感染対策製品として、4月より
「除菌ウェットティシュ」「除菌アルコールスプレー」「フェイスシールド」「簡易防護服」「非接触式温度計」
等を相次ぎ市場投入いたしました。また、夏を迎えるにあたり、感染対策と熱中症対策を兼ねた「接触冷感ひんや
りマスク」の開発にも注力いたしました。

新規事業としては、エシカルブランド事業の「MOTTERU」において、2019年度グッドデザイン賞を受賞した「ポ
ケットスクエアバッグ」や様々なシチュエーションでコンパクトに持ち運べるエコバッグ「クルリト」シリーズが
多くのメディアに取り上げられるなど、7月からのレジ袋有料義務化への関心の高まりに伴い売上が大きく伸長い
たしました。トラベル関連製品事業では、外出自粛や渡航禁止などを受けて製品需要が大きく低下する結果となり
ました。EC事業では、引き続き各サイトにおいてSEO対策、広告の強化、製品の拡充、利便性の向上等強化を
図ったことに加え、主力サイトのリニューアルに向けて開発を進めました。また、次世代タバコ事業では、当期に
おいて6店舗の営業を終了したことにより、前年比では売上が減少しておりますが、事業全体としての収益性向上
に向けて各種取り組みを進めました。
一方、生産面では、新型コロナウイルス感染拡大の状況下において、中国及び東南アジア各国のロックダウンに
よる工場稼働や物流の状況に対応し、適地生産を徹底し安定的な製品調達を継続いたしました。また、ウイルス感
染対策製品を国内需要に応じて調達すべく、当社グループの調達力と対応力を最大限に活かした取り組みを進めま
した。

 

 

トランザクションの株価推移

トランザクション(7818)の2020年9月24日時点での日足チャートは以下の通り。

7月10日の決算発表翌日は大きく上昇して始まりましたが寄り天で下落。

その後も横ばいで推移しており、8月31日の上方修正でも株価上昇には至っておりません。

 

【9月24日時点の指標】

  • PER:18.32
  • PSR:2.01
  • PEGレシオ:0.76(PER18.32÷利益成長率23.95)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

PERは18倍ではあるものの、利益成長率が高く、PEGレシオは1倍以下となっています。

現在はなかなか株価が上昇していっていませんが、きっかけがあれば大きく上昇するかもしれません。

 

 

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