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ウェザーニューズ(4825)の決算まとめ 7月13日通期決算発表

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ウェザーニューズ(4825)の通期決算発表が7月13日に行われました。

次回決算が10月5日に近づいてきておりますが、決算発表を前に前回の決算を振り返ってみました。

今後の投資の参考にぜひご覧ください。

 

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ウェザーニューズ(4825)の決算まとめ 7月13日通期決算発表

【ウェザーニューズの概要】

  • 時価総額:568億円
  • 設立:1986年
  • 上場:2000年12月
  • 売上高:179.53億円(20・5)/ 192億円(21・5予)
  • 営業利益:22.8億円(20・5) / 23億円(21・5予)

【特色】民間気象情報で世界最大手。航海・鉄道・航空向けの交通気象に強い。個人向けも積極展開

【連結事業】企業向けBtoB市場57、個人向けBtoS市場43【海外】23 <20・5>

【横ばい】伸び盛りの個人向け有料気象情報提供は関東でのテレビCM投入など、前半に宣伝費集中。海運向け航海支援サービスも海上輸送の戻りは後半に。多額の一時費用ないが営業益足踏み。持分法損益改善。

【新機軸】欧州子会社で培った、顧客の商品売上高を天候など3指標から分析、評価するサービスを日本で開始。システム面での先行投資実る22年5月期から収穫期に。

 

では早速前回の決算内容を見てみましょう。

 

2020年7月13日の通期決算内容

発表された通期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
20.5(実績) 17,952百万円 2,280百万円 2,188百万円 12.7% 149.0円
20.5(四季報予想) 18,000百万円 2,000百万円 1,900百万円 11.1% 132.5円
21.5(今期) 今回発表 19,200百万円 2,300百万円 2,300百万円 12.0% 155.07円
21.5(来期 四季報予想) 19,000百万円 2,200百万円 2,200百万円 11.6% 155.4円

売上は少し予想を下回ったものの営業利益は14%増。

今期の予想も四季報予想を上回るものとなりました。

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

ウェザーニューズの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.3~5(第4四半期) 4,733百万円(102.4%) 773百万円(172.5%) 16.3%(168.0%)
19.12~2(第3四半期) 4,508百万円(104.8%) 748百万円(104.6%) 16.6%(100%)
19.9~11(第2四半期) 4,610百万円(110.0%) 567百万円(89.3%) 12.3%(80.9%)
19.6~8(第1四半期) 4,102百万円(104.1%) 192百万円(77.7%) 4.7%(74.6%)
19.3~5(前期 第4四半期) 4,620百万円 448百万円 9.7%
18.12~2(前期 第3四半期) 4,303百万円 715百万円 16.6%
18.9~11(前期 第2四半期) 4,190百万円 635百万円 15.2%
18.6~8(前期 第1四半期) 3,939百万円 247百万円 6.3%

売上はそこまでの伸びを見せていないものの、営業利益は大きく伸びています。

第3四半期・第4四半期と利益率が16%を超えています。

① 経営環境
当連結会計年度の世界経済は、米中貿易摩擦を背景に減速基調が続いたことに加え、下期後半から新型コロナウ
イルスの世界的な感染拡大の影響により急速に悪化しました。当社においても、これらの影響により旅客・貨物輸
送を主要事業とする顧客の経営状況が悪化し、航海気象・航空気象の売上へのマイナス影響が発生しています。今
後は回復傾向を見込むものの未だ予断を許さない状況が継続すると認識しております。
気象環境については、気候変動によるオーストラリアの山火事など世界的な極端気象や激甚災害が増加してお
り、気象リスクが顕在化してきています。日本においても2019年の台風15号・19号の大雨や強風の影響による堤防
の決壊や大規模な停電など自然災害による甚大な被害が相次ぎ、気象リスクに対する一層の対応策のニーズを実感
しております。こうした気象と企業を取り巻く環境の変化に対して、当社では気象サービスを通じて世界中の企
業・人々の生活に対する気象リスクを軽減することをミッションとして、気象会社としての本分に努めてまいりま
す。
また、SDGsの17目標の一つである「気候変動に具体的な対策を」に示されるように、気象・気候に対して社会の
関心が高まるとともに、企業経営においてもESGへの取り組みが促進されています。ESGに係る企業価値向上への当
社の取り組みとしては、当社が扱う事業ドメインの性質を活用し、気象サービスの提供を通じて顧客の環境貢献の
サポートを行うと共に、減災の観点で企業・個人の生活の支援に取り組み、その実績を定量的・定性的にディスク
ローズしてまいります。
② 当期の概況
気象サービスの市場規模は全世界で6,000億円以上と想定されます。気象リスクへの関心の高まりとネット技術
の発展によって、気象サービス市場は今後も成長を続けると当社は考えています。
当期は「革新性」をテーマに掲げ本格的なグローバル展開を目指す第4成長期の8年目として、7つのPlanning
(事業分野)で構成されるPlanning制を新たに導入しました。Planning制を通じて各事業の経営責任を明確にするこ
とで各事業に特化したサービス企画・運営・開発・営業を行い事業を推進するとともに、BtoB事業での国内:海外
のTG売上比率50:50を目指して次の項目に取り組んできました。
<BtoB(法人)>
・Sea Planning:航海気象
船隊計画全体の最適化を推薦する船種毎のサービスや二酸化炭素排出量の規制導入に対応したサービスのア
ジア及びヨーロッパの市場を中心とした積極的な海外営業、ならびに沿岸部での座礁・衝突などによるダメ
ージリスク対応策サービスである「NAR (Navigation Assessment & Routeing)」の試験運用
・Sky Planning:航空気象
アジアのエアラインを中心としたサービス展開の拡大及びヨーロッパ、アメリカにおけるマーケティングの
推進
・Land Planning:陸上気象
日本国内向けを中心とした極端気象に伴うサービス開発及びその強化、及び高速道路・高速鉄道市場向けサ
ービスのアジア展開
・Environment Planning:環境気象
需要予測サービスの提供を中心とした、ヨーロッパ、日本、アジアのエネルギー・流通小売市場への展開
<BtoS(個人)>
・Mobile・Internet Planning:モバイル・インターネット気象
グロースハック体制による配信コンテンツの拡充や広告投資によるトラフィックの最大化に向けた取り組
み、及び気象連動型広告を含む自社独自の個人向けインターネット広告事業の展開
・Broadcast Planning:放送気象
日本国内における既存の市場の維持、及び放送気象市場の構造的変化に対応する新たな収益モデルの検討
当期の連結売上高は17,953百万円と、前期比5.3%の増収となりました。BtoB事業の売上高では、米中貿易摩擦
と新型コロナウイルスの影響で航海気象の売上が減少したものの、陸上気象における日本の道路市場のサービス拡
大、航空気象における日本・アジアでのサービス拡大に伴う売上増加により、BtoB事業全体では前期比3.0%増収
の10,264百万円となりました。BtoS事業の売上高は、モバイル・インターネット気象において台風など大規模災害
の発生による気象への注目度が高まり、またニュース記事配信数の充実やTVCMによってトラフィックが増大しまし
た。それに伴いDAU(Daily Active Users)が増加し、継続利用率が向上したことによってスマートフォン向けサ
ービス売上と広告売上が増加し、BtoS事業全体では前期比8.4%増収の7,688百万円となりました。
利益については、広告投資の増加及び前年度までの人財の積極採用等に基づく人件費の増加はあるものの、積極
投資期間中に採用した人財および基幹システムの整備によるソフトウェア開発効率の向上やSRS売上の増加に伴
い、営業利益は前期比11.5%増益の2,280百万円、経常利益は当社の持分法適用関連会社であるmaruFreight, Inc.
への投資に係る損失を計上したものの前期比13.3%増益の2,188百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期
比18.8%増益の1,629百万円となりました。

 

 

 

ウェザーニューズのセグメントごとの売上利益

ウェザーニューズのセグメントごとの売上・利益も見ておきましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
航海気象 4,766百万円(3.5%減)
航空気象 1,029百万円(8.6%増)
陸上気象 3,539百万円(11.0%増)
環境気象 874百万円(0.3%減)
その他 BtoB 54百万円(474.3%増)
モバイル・インターネット気象 5,098百万円(21.0%増)
放送気象 2,589百万円(10%減)

BtoBの航海気象は減っているものの、航空気象や陸上気象は増加しており、BtoSのモバイル・インターネット気象も大きく増加しています。

 

 

ウェザーニューズの株価推移

ウェザーニューズ(4825)の2020年9月29日時点での日足チャートは以下の通り。

7月13日の前回決算時にも大きく上がりましたが、8月に入ってから大きく伸びました。

 

 

【9月29日時点の指標】

  • PER:39.12
  • PSR:3.75
  • PEGレシオ:2.19(PER39.12÷利益成長率17.85)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

指標を見るとPER・PEGレシオともに少し割高といったところでしょうか。

気象情報のニーズにより、株価水準以上に株価が評価されるところではありますが、高値追いするには少し指標が高いので押し目を上手く拾うスタンスが良いかもしれません。

 

 

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