決算予想

イルグルム(3690)の決算予想 11月6日通期決算発表予定

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イルグルム(3690)の通期決算発表が11月6日に迫ってきました。

コロナ禍でも業績を伸ばしている企業のひとつで次回決算にも注目です。

今回はイルグルムの決算について、過去の決算発表をもとに調べてみましたので是非ご覧ください。

 

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イルグルム(3690)の決算予想 11月6日通期決算発表予定

【イルグルムの概要】

  • 時価総額:106億円
  • 設立:2003年
  • 上場:2014年9月
  • 売上高:22.04億円(19.9)/ 0.84億円(20・9予)
  • 営業利益:27億円(19・9) / 2億円(20・9予)

【特色】ネット広告の効果測定サービスをクラウドで提供。ECサイト構築関連も。海外展開を模索

【連結事業】マーケティングプラットフォーム89(2)、商流プラットフォーム11(15) <19・9>

【続 伸】ネット広告効果測定が価格改定浸透を追い風に伸長。前期の商号変更など一時費用ない。復配。21年9月期はEC関連向けなどに広告効果測定のアカウント数が着実増。単価も高水準維持。営業益続伸。

【関係構築】広告代理店向けに運用型広告に特化したクラウド型案件管理システム7月開始、関係深め効果測定の受注増狙う。株主資本配当率2%目安に安定配当の意向。

 

ではまずは前回の決算内容を見てみましょう。

 

2020年8月5日の第3四半期決算内容

前回発表された第3四半期の決算短信は上記の通り。

売上高 営業利益 経常利益 利益率 1株益
19.10~6(実績) 1,920百万円 161百万円 155百万円 8.4% 15.26円
20.9(四季報予想) 2,700百万円 200百万円 190百万円 7.4% 20.6円
21.9(来期 四季報予想) 3,000百万円 300百万円 300百万円 10.0% 31.7円

第3四半期時点での進捗率は、売上高:71.1% 営業利益:80.5%となっています。

売上高は少し少なく、営業利益は少し多いですが進捗率はほぼほぼ四季報予想通りで推移しています。

 

イルグルムは11月の決算を前に10月22日に業績の修正が行われました。

 

業績予想及び配当予想の修正

売上高は下方修正、営業利益は上方修正されています。

【修正の理由】

売上については、商流プラットフォーム事業において、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う外出自粛に
より、いわゆる「巣ごもり消費」が拡大しEC業界全般が活況となったことから、決済代行手数料収入を中心
とした売上は前期を上回る水準で推移
しました。しかしながら、主力事業であるマーケティングプラットフォ
ーム事業において、新型コロナウイルス感染症の拡大で顧客企業における広告出稿が抑制されたことにより、
当社ツールの解約や利用休止が想定を上回り、月次売上が横ばいで推移したことから、グループ全体の売上は
前回の予想を下回る見通し
となりました。
また、利益面については、粗利率の高い商流プラットフォーム事業の売上が想定を上回り好調であったこと、
マーケティングプラットフォーム事業においてデータ処理プログラムの刷新を行いサーバー管理費が大幅に削
されたこと、さらに事業活動全般のオンラインシフトにより販売管理費の削減があったことを背景に、前回
の予想を上回る見通しとなりました。

 

 

 

直近四半期の売上利益

直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。

イルグルムの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。

売上高 営業利益 利益率
20.4~6(第3四半期) 685百万円(123.2%) 90百万円(750%) 13.1%(595.5%)
20.1~3(第2四半期) 650百万円(115.7%) 47百万円(100%) 7.2%(85.7%)
19.10~12(第1四半期) 585百万円(112.7%) 24百万円(-) 4.1%(-)
19.7~9(前期 第4四半期) 567百万円(118.9%) 51百万円(-) 9.0%(-)
19.4~6(前期 第3四半期) 556百万円 12百万円 2.2%
19.1~3(前期 第2四半期) 562百万円 47百万円 8.4%
18.10~12(前期 第1四半期) 519百万円 -26百万円 -5.0%
18.7~9(前々期 第4四半期) 477百万円 -16百万円 -3.4%

第3四半期は前期に比べて大きく伸びています。

特に利益は大きく改善しています。

当社グループが事業を展開している国内のインターネット広告市場につきましては、アドテクノロジーの進化を
背景にした運用型広告がインターネット広告市場全体を牽引、2019年のインターネット広告費は前年比119.7%の
2.1兆円(株式会社電通「2019年日本の広告費」)と6年連続で二桁成長し、総広告費に占める媒体構成比も前年
から3.4ポイント増の30.3%となり、広告市場のインターネットシフトのトレンドが続いております。
一方、当社グループのもう一つの対面市場であるEC市場につきましても、2019年国内BtoC-EC(消費者向け電子
商取引)市場規模は前年比107.7%の19.4兆円に拡大しております。また、全ての商取引に対する電子商取引の割
合であるEC化率も、BtoC-ECで6.8%(前年比0.5ポイント増)、BtoB-ECで31.7%(前年比1.5ポイント増)と増加
傾向にあり(いずれも経済産業省「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取
引に関する市場調査)報告書」)、国内のEC市場規模拡大は継続しております。
このような良好な事業環境の下、当社グループは、データとテクノロジーによって世界中の企業によるマーケテ
ィング活動を支援し、売り手と買い手の幸せをつくる企業を目指して事業展開を行っており、当第3四半期連結累
計期間における売上高は1,920,579千円(前年同期比17.3%増)、営業利益は161,374千円(前年同期比382.8%
増)、経常利益は155,323千円(前年同期比443.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は96,198千円(前年
同期は47,124千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)
となりました。

 

 

イルグルムのセグメント別の売上利益

イルグルムのセグメント別の売上・利益も見ておきましょう。

セグメント 売上高 営業利益 利益率
マーケティングプラットフォーム事業 1,717,000千円(18.2%増) 118,572千円(882.3%増 6.9%
商流プラットフォーム事業 203,579千円(10.2%増) 42,802千円(100.4%増 21%

各事業とも売上高は10%以上増加しており、利益は2倍以上となっています。

 

① マーケティングプラットフォーム事業

当事業は、デジタルマーケティング領域において、マーケティング効果測定プラットフォーム「AD EBiS」や
分析レポート自動作成サービス「アドレポ」等を提供する事業であります。「AD EBiS」は広告効果測定システ
ムを基盤としたマーケティング統合環境を提供するサブスクリプション型のサービスであり、広告効果測定市場
において5年連続シェアNo.1(株式会社アイ・ティ・アール「ITR MarketView:メール/Webマーケティング市
場2020」広告効果測定市場:ベンダー別売上金額シェア(2015~2019年度予測))を獲得しております。
当第3四半期連結累計期間においては、昨今のプライバシー保護のニーズにも配慮しながら精度の高い広告効
果測定が可能な新しい計測方法「CNAMEトラッキング」のサービス提供を開始
いたしました。また、株式会社セ
ールスフォース・ドットコムが提供するSalesforce上にマーケティングデータを取り込むアプリケーション「AD
EBiSコネクタ」のアップデートを行いました。これら新機能は、マーケティング効果測定プラットフォームとし
て、ユーザーのプライバシーに配慮したデータの取得、複雑に相関する広告データやサイト来訪者データの集
約、誰もがわかるレポーティング等を実現するものであり、企業のマーケティング活動改善に寄与するものであ
ります。
また、2020年1月1日付で株式会社オプトより広告効果測定ツール「ADPLAN」事業を譲り受け、当社事業とし
てサービスを開始しております。今後は「ADPLAN」のサービスを順次「AD EBiS」に移行していくことで、「AD
EBiS」の広告効果測定市場のリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものとし、引き続きデジタルマー
ケティングの進化を加速させていきます。
この結果、売上高は1,717,000千円(前年同期比18.2%増)、セグメント利益は118,572千円(前年同期比
882.3%増)となりました。

 

② 商流プラットフォーム事業

当事業は、EC構築のためのオープンプラットフォーム「EC-CUBE」を提供する事業であります。「EC-CUBE」は
フリーミアムモデルのオープンソース・パッケージとして提供しており、EC事業者のインフラ整備や売上向上に
貢献する一方、「EC-CUBE」と連携する各種サービス(決済代行等)の提供事業者からマージン収入を得るとい
うエコシステムを構築しております。
当第3四半期連結累計期間においては、一部提携事業者との契約更新の遅れにより第2四半期において計上が
遅れていた売上高を一括計上したことや、コロナ禍においてEC売上が好調に推移したことによるマージン収入増
があり、売上は好調に推移
いたしました。
この結果、売上高は203,579千円(前年同期比10.2%増)、セグメント利益は42,802千円(前年同期比100.4%
増)となりました。

 

 

イルグルムの株価推移

イルグルム(3690)の2020年10月30日時点での日足チャートは以下の通り。

コロナショック以降、株価は上昇トレンドで推移していましたが、前回の業績修正(9月22日)以降大きく下落しました。

このところの地合いもありますが、業績修正が期待を下回ったこともあり株価が下落したかもしれません。

 

【10月30日時点の指標】

  • PER:59.29
  • PSR:4.97
  • PEGレシオ:0.63(PER59.29÷利益成長率94.05)

※PSR(株価売上高倍率)  ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)

 

PER・PSRは割高水準ではありますが、業績の成長率が高く、PEGレシオでみると1倍以下となっています。

業績が今のまま伸びていくなら株価は割高ではなく割安な水準といえるかもしれません。

 

イルグルムの決算予想まとめ

11月6日のLイルグルム決算発表を前に、過去の決算発表を調べてみました。

今回の決算発表は、10月22日に業績修正があったこともあり、今期の数字は見えていますが、気になるのは来期の予想数字がどれほどになるか。

現在の株価は前回の業績修正を受けて大きく下げている状態です。

ただ、少し長い目で見ると業績が伸びていることもあり、株価は回復していくのではないでしょうか。

11月6日に決算発表があり、そこまでは調整が続くかもしれませんが、決算発表後、来期数字が悪いものでなければ株価は上昇に向かうのではないでしょうか。

 

 

決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。

ファンダメンタルで投資する際には決算短信の読み方を詳しく知っているかどうかは非常に重要となってきます。

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