日本一ソフトウェア(3851)の第2四半期決算発表が11月13日に行われました。
このところ業績は横ばいで株価も低迷していた日本一ソフトウェアですが、今回の決算で株価は大きく上昇しました。
今回の決算についてまとめてみましたので是非ご覧ください。
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【好決算】日本一ソフトウェア(3851)の決算まとめ 11月13日第2四半期決算発表で株価は上昇するのか?
【日本一ソフトウェアの概要】
- 時価総額:50.9億円
- 設立:1995.7年
- 上場:2007年6月
- 売上高:33.31億円(20・3)/ 34億円(21・3予)
- 営業利益:4.6億円(20・3) / 4億円(21・3予)
日本一ソフトウェアはゲームソフトメーカー。ソニーのPS4、PSV用が柱。RPG「ディスガイア」シリーズなど。
18年3月期以降伸び悩んでいます。
では早速今回の決算内容を見てみましょう。
2020年11月13日の第2四半期決算内容
発表された決算短信は上記の通り。
売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 利益率 | 1株益 | |
20.4~9(実績) 今回発表 | 2,094百万円 | 450百万円 | 438百万円 | 21.5% | 49.70円 |
20.4~9(四季報予想) | 1,700百万円 | 190百万円 | 210百万円 | 11.2% | 21.8円 |
21.3(通期四季報予想) | 3,400百万円 | 400百万円 | 420百万円 | 11.8% | 49.5円 |
第2四半期の四季報予想に対する達成率は、売上高が123.2% 営業利益が236.8%となっており、
通期の進捗率は、売上高が61.6% 営業利益が112.5%となっています。
日本一ソフトウェアは現在のところ通期の業績予想を行っておりませんが、四季報予想よりは大きく上回ることが想定できます。
直近四半期の売上利益
直近四半期の伸び率は今後の業績が伸びていくかを見るうえで重要な指標です。
日本一ソフトウェアの四半期ごとの売上・利益・利益率の推移は下記の通り。
売上高 | 営業利益 | 利益率 | |
20.7~9(第2四半期) | 1,030百万円(160.4%) | 290百万円(ー) | 28.2% |
20.4~6(第1四半期) | 1,064百万円 | 160百万円 | 15.0% |
20.1~3(前期 第4四半期) | 1,029百万円 | 222百万円 | 21.6% |
19.10~12(前期 第3四半期) | 895百万円 | 182百万円 | 20.3% |
19.7~9(前期 第2四半期) | 642百万円 | -101百万円 | -15.7% |
19.4~6(前期 第1四半期) | 765百万円 | 157百万円 | 20.5% |
19.1~3(前々期 第4四半期) | 922百万円 | -196百万円 | -21.3% |
18.10~12(前々期 第3四半期) | 980百万円 | 206百万円 | 21.0% |
今期は第1四半期・第2四半期ともに増収・増益となっています。
21.3期上期は3つのパッケージタイトルの発売やネットを通じたコンテンツの販売が寄与したようです。
日本一ソフトウェアのセグメントごとの売上利益
日本一ソフトウェアのセグメントごとの売上利益も見てみましょう。
ただ、日本一ソフトウェアはセグメントの重要性が乏しいため、決算短信への記載はありませんでした。
セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 |
日本一ソフトウェアの株価推移
日本一ソフトウェア(3851)の2020年11月20日時点でのチャートは以下の通り。
【日足チャート】
【週足チャート】
週足チャートを見ると2018年4月以降は緩やかな下降をしておりましたが、今回の決算で一気に移動平均線を上抜けました。
通期の業績が増収増益になることが見込まれる好決算で、今後上昇トレンドを形成していくかもしれません。
【11月20日時点の指標】
- PER:23.67
- PSR:1.54
- PEGレシオ:5.38(PER23.67÷利益成長率4.4)
※PSR(株価売上高倍率) ※PEGレシオ(PERを、一株当たりの利益成長率で割った指標)
現在の業績から見ると現在の株価水準は少し割高かもしれません。
ただ、今回の決算を踏まえて通期の業績を予想するとそこまで割高とはいえないのではないでしょうか。
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決算発表での決算短信には今後の株価上昇のヒントが詰まっています。
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